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海外で100万本以上売り上げた人気作が日本上陸!!
セガ、PS2「KILLZONE」

10月27日 発売

価格:7,140円

 株式会社セガは、プレイステーション 2用ソフト「KILLZONE(キルゾーン)」を10月27日に発売する。価格は7,140円。「KILLZONE」はソニー・コンピュータエンタテイメントヨーロッパ(SCEE)が海外で2004年の秋に発売し、100万本以上のセールスを記録した作品。本作はその日本版となる。

 一人称視点でゲームが進行するFPS(ファースト・パーソン・シューター)。近未来の惑星を舞台に、様々なステージをクリアしながらストーリーを楽しむ作品となっている。基本的に1人で遊ぶ作品だが、2分割画面での協力や対戦プレイも可能だ。なお、オンライン対戦などには対応していない。

ストーリー概要
 人類が他の惑星に進出した近未来。舞台となる惑星ベクタはISA(インターナショナル・ストラテジック・アライアンス)に植民地化され、統治されていた。しかし、惑星ヘルガストの侵略部隊が、惑星ベクタに強襲を仕掛けてきた。ベクタの衛星基地は機能を停止してしまい、ヘルガストの侵略部隊の侵攻を許してしまう。主人公は停止した衛星基地を作動させて、搭載されている兵器を再始動させる任務を命じられる。兵器の再始動に必要な諜報部員を救い出し、惑星基地を目指すことになった。

■ ステージによって操作キャラクタが変えられる「キャンペーン」

 ゲームのメインとなるのは「キャンペーン」と呼ばれるストーリーモード。全11ステージが用意されており、1つのステージをクリアする度にストーリーが進行していく。ステージをクリアするには、3Dフィールドを進んでいき、設定されているチェックポイントを通過しながら、目的地を目指す。チェックポイントはキャラクタが死亡した場合の復帰地点となるので、敵にやられてしまっても途中から再開できる。クリア間近で倒れてしまい、また最初から……といったように、プレイ時間のロスが少なくてすむのはありがたい。

 3Dフィールドには、敵が登場するだけではなく、鉄条網や防空壕といったものもあり、地形や仕掛けを利用した戦術も必要になってくる。また、AIの操作する仲間が登場し、プレーヤーを支援してくれる。場合によっては、プレーヤーが味方に指示を出すこともあるようだ。AIとの連携をいかに取るかも本作の魅力のひとつだろう。

 なお、ステージごとにプレーヤーの操作するキャラクタを変えられる。キャラクタによっては、重火器が使えたり赤外線スコープが使えたりと、特殊能力を使うことができるのだ。ただし、ステージによっては、ISAかヘルガスト側のどちらかのみの場合もある。

テンペラー ルーガー ハッカ
【所属】Rapid Reaction Force:高速機動部隊(RRF)
【階級】大尉
プレーヤーが最初に操作することになるキャラクタ。戦場における機動力とリーダーシップに優れ、さまざまな武器を使いこなす
【所属】Shadow Marshals:特殊ステルス機関
【階級】なし
隠密行動・射撃・近接戦闘に優れた、特殊工作員。気配を察知されずに接近し、ナイフ等で物音を立てずに敵を倒すのを得意とする。また、ワイヤーや狭い通路などへのアクションが可能だ
【所属】Covert Field Operatives:秘密諜報部隊
【階級】大佐
ヘルガストのセンサー・トラップなどを無効化するセキュリティバイオチップを体内に埋め込まれている。標準的な戦闘能力を持ち、地雷原をセンサーに察知されず進める
リコ
所属】ISA Regular:ISA正規部隊
階級】軍曹
重火器を操ることのできるキャラクタ。圧倒的な火力で敵を制圧するのに優れ、タンク等の装甲兵器への攻撃にも心強い。ただし、はしごや障害物などへのアクションができない。

 操作に関しては、キャラクタの移動は左スティック、視点(照準)の移動は右スティック。メイン武器はR1、サブ武器はR2で使用。L1でしゃがみ、L2で手榴弾の投擲等々、ほとんどのボタンを使用することになる。その中で面白いのは、段差や壁を登ったり、銃座に座るなど、アクション系の行動を実行する×ボタン。もし敵が目の前にいるときに、×ボタンを押すと、目の前の敵を殴り倒すことができる。ステージによっては武器を使わず、大きな音を立てずに敵を倒す場面に役立つアクションだろう。

 また、L3を押しながら左スティックを入力すると、走ることができる。物陰から物陰へと移動する際、大通りを横切るときなど、状況によって利用することになるだろう。使うタイミングもステージ攻略や対戦のポイントになると思われるので、戦略性をもって行動する面白さがある。ただし、キャラクタにはスタミナがあり、スタミナゲージが無くなると走ることができなくなる(走るのやめるとスタミナゲージは徐々に回復)。

 ちなみに、左右のスティックとLRボタンの設定を入れ替える「左利きモード」をはじめ、すべての操作ボタンのカスタマイズも可能だ。

 ゲームで登場する武器に関しては、ナイフからグレネードランチャーまで様々な種類がある。武器によっては、連射することで銃身の熱が上昇し、一定温度を超えると使用不能になるものも(温度が下がれば再使用可能)。武器の特性を理解して、戦闘に挑むのも本作の魅力だ。

サブ武器の手榴弾。建物の入口に投げ込み、建物内の入口付近にいる敵を一掃するのに便利だ 銃弾を使い切った時のリロードは、ボタンで行なうか、自動で行なうかを選択できる 敵からの攻撃があると、攻撃を受けた方向が赤く光る。画面上部なら前、下なら背後から攻撃を受けていることを意味する

倒壊した建物など、様々な状況で戦闘を繰り広げることに 装甲車らしきものに乗っている敵。車両の破壊には武器の選択が重要になりそうだ 着弾点で爆発する強力な武器。威力は大きいものの、連射はできず、リロードの時間も長そうだ

スナイパーライフルも登場。方向キーの上下でズームイン、ズームアウトが可能 段差、階段など、アクションを必要とする場合、画面下中央にアイコンが出現。×を押せばアイコンに対応したアクションを行なう

■ 豊富なルールがある「バトルフィールド」

 「バトルフィールド」は、プレーヤーがステージやルールを設定して、協力プレイや対戦を楽しむモード。用意されているルールは、敵を倒すものから重要物資の争奪など6タイプある。AI操作のキャラクタも設定でき、お互い別のチームに分かれ、AIの味方をつけて対戦する。2人でチームを組み、協力してAIのチームを相手にするといったこともできる。

●デスマッチ
自分以外はすべて敵で、敵を倒した数で勝敗を競う。「規定数の敵を倒す」、「1人を残して復帰回数をオーバーしてリタイア」、「自分がリタイア」、または「プレイタイムが0になる」で勝敗が決まる。

●チームデスマッチ
ISAとヘルガストに分かれ、敵チームの撃破数を競う。「規定数の敵を倒す」、「敵チームが復帰回数をオーバーしてリタイア」、「自分がリタイア」、または「プレイタイムが0になる」で勝敗が決定。

●ドミネーション
ISAとヘルガストに分かれ、フィールド内に設置された5つのポジションを占領。占領時や占領中に増加するポイントを競う陣取り合戦。「規定のポイント数を満たす」、または「プレイタイムが0になる」まで戦う。

●サプライドロップ
ISAとヘルガストに分かれ、フィールド内に落とされた5つのコンテナを自分の陣地に持ち帰るのが目的。コンテナを自分の陣地に持ち帰った時にポイントが加算される。さらに陣地にコンテナがあると徐々にポイントが加算されていく。規定のポイントを満たした方の勝利となる。

●アサルト
ISAが守備側になって、自分の陣地に設置されている2つの重要物資を守る。ヘルガスト側は重要物資の破壊する攻撃側となる。重要物資が2つとも破壊されるとヘルガスト側の勝利。制限時間内に物資を守りきればISA側の勝利となる。

●ディフェンド&デストロイ
ISAとヘルガストの両者に重要物資が配置され、敵チームの重要物資を破壊すると勝利となる。重要物資は2つ配置される。

 戦場のもつ独自の雰囲気を表現したグラフィックは、近未来でありながらどこか現代の戦場を思わせる風景がリアルさを実感させてくれる。また、サウンドはDolby PROLOGICⅡに対応。プラハ交響楽団のフルオーケストラによるオリジナル曲もある。デモシーンでは戦争映画を観る感覚で楽しむことができるのではないだろうか。

Killzone(R)(C) 2004-2005 Sony Computer Entertainment Europe. Published by SEGA. Developed by Guerrilla.
Killzone is a registered trademark of Sony Computer Entertainment Europe. All rights reserved.

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□製品情報
http://sega.jp/ps2/killzone/home.html
□「KILLZONE」公式サイト(英語)
http://www.killzoneps2.com/

(2005年10月17日)

[Reported by 渡辺洋二]



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