ガンホー、ゲームアーツの株を追加取得
過半数を取得し、連結子会社化へ
10月17日発表
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、10月17日、業務提携関係にある株式会社ゲームアーツの株を追加取得し、同社を子会社化する方針を明らかにした。取引数および取得金額については改めて発表するとしている。
ガンホーは子会社化の理由について、「ガンホーと、高いコンテンツ開発能力を誇るゲームアーツの経営資源との融合により、グループとしてシナジーを発揮することが当社の企業価値向上に資すると判断したため」と述べている。
今回の追加取得では、取得株式数は明示していないが、過半数となる51%の取得を目標に掲げている。現在のガンホーの取得割合は11.93%で、仮に筆頭株主である宮路洋一氏の株式35.20%を全部取得したとしても過半数には至らない。
過半数取得のためには、ゲームアーツとそれぞれ提携関係のあるスクウェア・エニックスやコネクトテクノロジーといった大株主と株式売買契約を締結する必要があり、契約が成立すれば、ゲームアーツの今後の戦略に大きな変化が生まれることは間違いなさそうだ。
ガンホーとゲームアーツは、現在開発中のオンラインRPG「グランディアオンライン」の開発および運営面で業務提携関係にある。現在は、同作の開発担当であるガンホー技術担当取締役堀誠一氏が、ゲームアーツの取締役を兼務しているが、子会社化すれば、人事面においても大きな変化がありそうだ。
今回の子会社化の方針は、ゲームアーツ代表取締役社長宮路洋一氏の賛同を元に進められており、10月27日にも既存株主との株式譲渡契約書が締結され、ガンホーの連結子会社となる見込み。
□ガンホー・オンライン・エンターテイメントのホームページ
http://www.gungho.jp
□ゲームアーツのホームページ
http://www.gamearts.co.jp/
□ニュースリリース
http://ir.gungho.jp/html/pdf/prs20051017.pdf
□関連情報
【5月19日】ゲームアーツ、ガンホーと業務提携
2社共同でオンラインゲームを企画・開発
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040519/ga.htm
(2005年10月17日)
[Reported by 中村聖司]
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