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立命館大学、国際シンポジウム「インタラクティブ・エンタテインメントの歴史と展望」を12月2日に開催
任天堂宮本氏、コナミ小島氏、ナムコ岩谷氏などが出席

12月2日開催予定

会場:立命館大学衣笠キャンパス

 立命館大学は、インタラクティブエンターテインメントをテーマにした国際シンポジウムDigital Interactive Entertainment Conference 2005「インタラクティブ・エンタテインメントの歴史と展望」を、立命館大学衣笠キャンパスを会場に12月2日に開催する。主催は立命館大学衣笠総合研究機構で、協力にIGDA日本関西支部とゲームアーカイブ・プロジェクトが名を連ねている。参加費は無料で、参加は事前登録制としている。

 今回企画された国際シンポジウムは、ゲームを主体としたインタラクティブエンターテインメントをメインテーマに、いわゆるゲームデザイン論のみならず、インターフェイス的な観点も含め、その歴史、将来の展望を、国内外の識者がディスカッションするというもの。

 国際シンポジウムと銘打つだけあって講演者も実に豪華で、テーマを語るにふさわしい人材が集められている。シンポジウムのテーマと講演者は以下の通り。

■基調講演「インタラクティブ・エンタテインメントのデザイン展望」
 武邑光裕氏(立命館大学チェアプロフェッサー、元東京大学助教授)

■第1部「ゲームデザイン・テクノロジーの源流」
 ノラン・ブッシュネル氏(ATARI創業者、元会長)
 大墻敦氏(NHK衛星放送局制作部チーフ・プロデューサー)
 岩谷徹氏(株式会社ナムコ インキュベーションセンター コンダクター)
 上村雅之氏(任天堂アドバイザー、立命館大学教授)

■第2部「ゲームデザイン・テクノロジーの今と未来」
 宮本茂氏(任天堂株式会社専務取締役情報開発本部長)
 小島秀夫氏(コナミ株式会社執行役員小島プロダクション代表)
 ロビン・ウォーカー氏(Valve Software、Design Lead)
 浜村弘一氏(株式会社エンターブレイン代表取締役社長)

 第1部「ゲームデザイン・テクノロジーの源流」は、文字通り、ゲーム産業の黎明期からゲームデザインの原点を引き出すというもので、スベシャルゲストはノラン・ブッシュネル氏。知る人ぞ知る「PONG」の開発者で、“北米ビデオゲーム産業の父”として知られる。大墻敦氏は、日米ゲーム産業の創成期を克明に記した「NHKスペシャル新・電子立国」の担当者。岩谷徹氏はご存じ「パックマン」のクリエイターとして、Game Developers Conferenceの常連講演者として有名である。上村雅之氏は、任天堂のアドバイザーとしてファミリーコンピュータ、スーパファミコンの開発に携わっている。どのような逸話が披露されるのかが楽しみなところである。

 第2部は「ゲームデザイン・テクノロジーの今と未来」と題し、第一線で活躍するクリエイターを招き、ゲームデザインが今後どのように変化していくのかを占う。スペシャルゲストは、「Half-life 2」のクリエイターとして知られるロビン・ウォーカー氏。これに対する日本人講演者は、日本を代表するゲームクリエイターである宮本氏と小島氏、そしてこの中に浜村氏も加わる。

 ゲームデザインの何がどのように論じられるのか大変興味深いところだが、仮にインターフェイスにまで言及されるとすれば、東京ゲームショウの基調講演で発表された任天堂の新ゲームコントローラーがひとつの焦点になるのは間違いなさそうだ。両シンポジウムはそれぞれ2時間かけて行なわれる。主題のみならず、さまざまな余談も開陳されそうで、非常に楽しみだ。

□立命館大学のホームページ
http://www.ritsumei.ac.jp/
□「Digital Interactive Entertainment Conference 2005」のページ(近日オープン予定)
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/DIEC2005/

(2005年10月12日)

[Reported by 中村聖司]



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