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先週行なわれた発表会で、商人、盗賊、ハンターという3つの職業を選べるというゲームシステムが紹介された本作だが、今回はさらに踏み込んだ内容を紹介していく。日本語版のスクリーンショットも多数公開されているので、あわせてご覧いただきたい。
■ 「三項対立」によるシルクロードの旅 先に紹介したとおり、本作には商人、盗賊、ハンターの3つの職業がある。これらの職業は「三項対立」と呼ばれ、明確に役割が分けられている。まずはそれぞれの職業を紹介しよう。 商人は、シルクロードで貿易品を運搬して利益を得ようとする職業である。無事に品物を運びきれば巨額の富が得られるものの、これを奪おうとする盗賊に狙われる立場となる。商人自身が殺されれば、運んでいた品物は全て奪われる。また馬やラクダなどの運搬手段のほうを狙われることもあるため、我が身をかばいつつ、そちらにも気を配らなければならない。 用心棒となるハンターを雇えば安全性は増すが、報酬を支払う分、稼ぎが減る。高レベルの商人であれば、ひとりで盗賊を撃退することも不可能ではないが、不利な戦いになることは明白。さらにゲーム中では、プレーヤーの盗賊だけでなく、NPCの盗賊やモンスターも存在するため、より困難な旅となる。では多くの商人で大キャラバンを作ればいいのかというと、その場合は多数のNPC盗賊が襲ってくるようになる……といった具合にバランスが取られている。ハンターを雇ってリスクを下げるか、雇わずに最大のリターンを狙うかが、商人にとって最大の駆け引きとなるだろう。 盗賊は、もっぱら商人を襲って金品を奪い取るのが仕事。言うまでもなく犯罪行為であるため、商人を守るハンターからは命を狙われる。また強奪を繰り返していると手配犯とされ、さらにハンターから執拗に追われることになる。 商人やハンターの反撃を退けても、すぐさま金品が手に入るわけではなく、疲弊した盗賊を狙って、さらにNPCの盗賊が襲い掛かってくる。この追っ手を退けて金品を持ち帰れれば、ようやく利益が得られることになる。商人のように品物を仕入れるリスクなしで一攫千金を狙えるが、瞬時の状況判断が明暗を分ける、最もプレーヤースキルを必要とする職業といえそうだ。 ハンターは、貿易をする商人を守る職業。襲ってくるものがプレーヤーの盗賊であろうが、NPCのモンスターであろうが、とにかく用心棒として商人を守ればいい。戦いに身を置くという点では盗賊と同じだが、こちらは正当防衛を旨とした職業なので、後ろめたいことは何もない。そういった意味では、最もシンプルな職業といえるかもしれない。 商人の護衛に留まらず、さらに正義感を発揮させれば、手配されている盗賊を検挙するといったプレイも可能。既存のMMORPGに照らし合わせれば、盗賊がPK、ハンターがPKKと考えられるだろう。これを職業として明確にしているのが実にユニークだ。
これらの職業は固定されたものではなく、その職業に対応した装備を身に付けることで、自由に職業を変えられる。たとえば、ハンターとして護衛していた商人が何らかのトラブルで死んでしまった際に、ハンターがその場で盗賊になり、アイテムを奪うといったことも可能だという。もちろんその状況でどうするかはプレーヤー次第だが、人間らしさがありありと見える、実にリアルな貿易の旅となりそうだ。
ここからはスクリーンショットを見ながら、実際の貿易の様子を紹介していく。
本作のクローズドβテスターの募集は先週から開始され、弊誌でも800名の枠をいただいて応募を受け付けている。ゲームオンによると、既に予定人数の10,000人を超える応募があるという。 同社はこれにあわせて、募集枠の拡大を決定した。弊誌でもさらに200名の枠が追加され、合計で1,000名のクローズドβテスターを募集する。下記のリンク先から新規会員登録をすれば応募完了となるので、是非ともご応募いただきたい。なお1,000人以上の応募があった場合は抽選となるのでご了承いただきたい。
クローズドβテストの開始時間は、従来の発表から2時間遅くなり、10月6日16時とされた。これに先駆け、10月3日16時より、クライアントのダウンロードが可能になる。また今回、クローズドβテストのプレーヤーデータが、オープン後にも引き継がれる予定であることが発表されている。
クローズドβテスターに応募する
※ クローズドβテスターへの応募データおよび抽選結果は、全てゲームオンで管理されます。弊社では応募内容や当選確認についてはお答えできませんのでご了承ください。
□ゲームオンのホームページ (2005年9月30日) [Reported by 石田賀津男]
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