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【システム解説】



●【受け身に関する変更点】

・横転受け身中のガード不能時間が削除された

・マッハパンチやられに後転受け身が追加された

・うつ伏せ落下時のレバー受け身を取った場合、モーションの最後まで空中判定だったの が、見た目通り地上判定になった

 『5.1』になって最も大きな変化は、この受け身に関する変更だろう。その中でも特に 大きいのが横転受け身に関する変更。旧バージョンの横転受け身は「受け身開始(無敵時 間)→無敵切れ(1フレーム)→ガード可能(行動不可)→受け身終了(行動可能)」といった流 れになっており、無敵時間の終わり際に1フレームだけ無防備な時間があった。しかし、 『5.1』ではこの無敵時間が切れるフレームでもガードが可能になり、ここに打撃技を合 わせるいわゆる「受け身確定」というテクニックが消滅した。

今までは横転受け身確定だった連係も、『5.1』ではしっかりガード可能だ。

 受け身確定は程度の差こそあれ、ほぼすべてのキャラで可能だったテクニック。この変 更を受けて影響が無いキャラは強力なガード不能技を持つヨシミツやアスカぐらいで、ほ ぼすべてのキャラで立ち回りの変化を余儀無くされている。相対的に見て受け身確定が戦 術の核となっていたキャラは弱体化し、逆に受け身確定に対する依存度があまり高くな かったキャラは強化されたといえるだろう。

 マッハパンチやられに関しても同様に、キャラによっては大きな影響を受ける変更と なっている。ブライアンのマッハパンチ(66_RP)を始め、フェンの撲面掌(4LP)カ ウンターヒット、アスカの禊ぎ払い(6LP+RP)、ジュリアの箭疾歩(6【LKLP】) など今まで追い打ち確定だったものでも、後転受け身されると相手が早く動けるようにな ると同時に距離が離れるため、追い打ちどころか起き攻めですらもままならない状況だ。 また、「コマンドが4を入れるだけ」というガードコマンドと被ることも手伝って、意識 していなくても後転受け身を取られることもしばしば。これらの技が主力だったキャラに とっては、痛い変更点だといえるだろう。

撲面掌をカウンターでくらっても、レバーを後ろへ入れっぱなしにしていればほぼノーリ スク。だいぶマイルドな技になった。

 うつ伏せ時のレバー受け身に関する変更は、少々マニアック。うつ伏せ状態でクイック 受け身あるいは後転受け身をした場合に打撃をくらうと、旧バージョンでは空中判定に なっていたが『5.1』では見た目通り地上判定になった。これが分かる代表的な場面は、 ブライアンのストマックブロー(1RP)やロー・ストマックコンビネーション( 2LKRP)を空中の相手に当てて裏返らせた後、横転受け身にスネークエッジ(3LK )、後転受け身にロー・ストマックコンビネーションを狙っていくというシーン。旧バー ジョンでは遅めにロー・ストマックコンビネーションを当てても再度浮かせ直してコンボ にいけたのだが、『5.1』ではこのタイミングだと地上ヒットするようになっている。当 然、ここに浮かせ技をヒットさせた場合は地上ノーマルヒットとなり、空中コンボに持っ ていける。どちらにしても、安易な後転受け身は禁物だ。

うつ伏せ後転受け身の後半に打撃を当てても、地上ヒットするようになった。ただし前半 は今までと同様に空中判定。


●【ダメージに関する変更点】

・ダウン中のダメージ補正が100%→70%に変更

・壁やられ・中の壁ダメージが削除された

 横転受け身の無防備時間削除に並んで影響の大きい変更点が、この「ダウン中のダメー ジ補正が70%になった」というもの。旧バージョンでは起き上がり途中に打撃をくらうと ダメージ補正が70%になることを利用し、追い打ち確定の場面でもわざと起き上がり途中 でくらってダメージを軽減するというテクニックが有効だったが、『5.1』からはどちら でも同じ70%になったため、このテクニックは必要無くなった。むしろ受け身を取った場 合に早く動けるのは寝っぱなしでくらう方なので、追い打ちされることを覚悟するのなら ヘタに動かない方がいい。

 壁際でも、横転受け身の無敵が始まる直前にダウン判定で無防備な時間があることを利 用し、補正のかからないこの部分に連係技の2発目以降を合わせる壁コンボが有効だった が、これにも70%の補正ががかかるようになったため、そこまで有効ではなくなった。ま た、旧バージョンでは壁やられ・中になる度に1ずつ壁ダメージが入っていたが、それも 削除されている。受け身確定が無くなったことも含め、一部のキャラではコンボの見直し が必要だ。

最大ダメージの壁コンボが変わったキャラも多い。一度使っている壁コンボを見直してみ よう。


●【その他の変更点】

・小ジャンプからLP+RP、またはLK+RKの固有技がスムーズに出せるようになっ た

 鉄拳の小ジャンプは着地直後しゃがみ状態になっており、レバー入力をせずにボタンを 押すと立ち途中攻撃が出せる。ところが旧バージョンではここで立ち途中にLP+RPの 固有技を出そうとしても、立ち途中にLPや立ち途中にRPが優先され、出すことができ なかった。これが『5.1』ではスムーズに出せるように変更されている。LK+RKの入 力を持つ固有技も同様だ。

・うつ伏せダウン時、レバー1で起き上がりしゃがみガードできるようになった

 仰向けの場合はレバー8で起き上がり立ちガード、1で起き上がりしゃがみガードがで きるが、うつ伏せの場合はレバー1だと後転してしまい、起き上がりに重ねられた下段攻 撃を非常にガードしにくかった。『5.1』ではこれが改善され、うつ伏せ時でもレバー1 で起き上がりしゃがみガードができるようになっている。地味ながらうれしい変更点だ。

うつ伏せ状態に下段攻撃を重ねられるとガードしにくかったが、この変更により簡単に ガードできるように。コマンドミスが少なくなったのはうれしい。

・うつ伏せダウン投げを抜けた後、立ち状態だったのが空中判定になった

 キングやマードックのうつ伏せダウン投げを抜けると、抜けた側が大きく不利になって しまう。このとき壁際に追い詰められていると、距離が近いためトラースキック(4LK) やエルボースティング(66_RP)での追い打ちが確定する。旧バージョンまではこの追 い打ちで壁やられ・強を誘発できたのだが、『5.1』ではこの変更により空中判定になっ ているため、壁やられ・強にはならず、ダメージが減った。

・一部のキャラの投げを抜けた後、ダウン攻撃が出る状態だったのが出ない状態になった

 旧バージョンではカズヤの左投げを抜けた後などに、ポールの岩石割り(相手ダウン中 に2RP)など一部の「2+ボタン入力」のダウン攻撃を出せていたが、これが出せない ように修正された。もともとレアな現象だったので、実戦では特別気にしなくてもいい。


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(2005年9月20日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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