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【風間 飛鳥(かざま あすか)】



●【ダメージに関する変更点】

・ジャブのダメージが6→8に増加

・フロントキック(3RK)のダメージが12→16に増加

・芳野(立ち途中にRP)のダメージが15→18に増加

・下槍腿(LK)のダメージが12→10に減少

 この中で影響が大きいのはフロントキック。牽制で多用する技だけに、ダメージアップ はうれしい変更だ。芳野も発生が早く、ヒット時は有利が大きいなどメリットはある技 だったが、総合的に見てほかの技が選択される場面が多かった。ダメージアップしたの で、もう一度技選択を見直してもいいかも知れない。

アスカは下段攻撃ガード後の反撃が貧弱。ダメージアップした芳野を入れておくのも一つ の手だ。

 ダメージは上がったものの、フロントキックガード時の距離が以前より近くなっている ことには注意。不利な場面で距離が近くなるということは相手が有利を活かしやすくなる ということなので、旧バージョンより状況は悪くなっている。無理な暴れや強引な連係は 控えるようにしよう。逆に下槍腿ヒット時の距離も近くなっており、こちらはわずかに有 利という状況を活かしやすくなっている。これは連係技である翠連下蹴り(LPLK)に関 しても同様だ。


●【硬直に関する変更点】

・阿羅々木(3LPRP)1発止めの硬直が軽減

・時雨燕(1LK)ヒット時、やられ側の硬直が増加

・鬼首落とし(6LK)1回転目ガード時の不利が減少

・真空刈脚(1RK)1発止めガード時の不利が増加

 一番影響が大きいのは、阿羅々木1発目の硬直が軽減された点。ガードされてもほぼ五 分の状態になり、空中コンボにも組み込みやすくなった。立ち合いではガードさせてから 立ちRKを出せば、しゃがみステータスを持たないジャブ以外の技に打ち負けることは 無い。派生技があることも考慮すれば、かなり強気に立ち回ることが可能だ。鬼首落とし をガードされた後も、派生技が無いこと以外はほぼ同じ状況になる。リーチが長く、横に も強い技なのでどんどん振り回していこう。

 真空刈脚1発止めはやや弱体化された技。少しだけ硬直が大きくなり、ガードされると しゃがみに移行しても反撃を受けるようになってしまった。ただ、反撃はシットジャブと 一部のキャラの立ち途中LKなどだけで、リスクの小ささは相変わらず。立ち途中LKの ダメージが高い一部のキャラにだけ気を付ければ、旧バージョンと変わらない使い方をし ていって構わないぞ。

刈脚をガードされると、いくつかの技で手痛い反撃を受けてしまうようになった。一部の キャラには注意が必要だ。


●【その他の性能が変わっている技】

・紫雲二段蹴り(2LK+RK)1発目ヒット時、2発目をしゃがまれなくなった

 今回アスカに施された変更点の中で、最も影響の大きいものはこれではないだろうか。 1発目が届きさえすれば反撃を受ける可能性が激減したため、以前よりもはるかに気楽に 出していけるようになった。また、相手は1発目ヒット時にニュートラルガードをしてい ると2発目をガードできないので、レバーをしっかり4に入れておく必要がある。これも 相手にとっては動きづらい一要素だ。

1発目がヒットすれば2発目をしゃがんでかわされることが無い。相手が反撃するために は、1発目をさばくかしゃがみガードする必要がある。

 翠連紫雲(LPLPRK)などの連係技で紫雲二段蹴りを出した場合も、同様の性質を 持っている。リーチの無さが補えるので、連係での使用も効果的だ。ガードされた場合の 不利が多少増えているが、どちらにしても反撃は受けないので気にする必要は無いだろ う。

・鬼殺し~流雲墜(6RPガード or 空振り時LK+RK)の削除

 隠し技であった鬼殺し~流雲墜が削除された。これにより「鬼殺しをガードされた際に 流雲墜へ移行し、反撃を空中でくらってダメージを軽減する」というテクニックが不可能 になった。ただ、この技自体発覚したタイミングが遅く、実戦に取り入れているプレイ ヤーが少なかったので、あまり影響は無いのではないだろうか。


●【変更点を含めた基本戦術】

 やや弱体化してしまった部分は、遠距離の確定反撃。システム面の変更により、禊ぎ払 い(6LP+RP)からの鬼殺しが後転受け身で回避されるため確定ではなくなってしまっ た。それでもダメージが取れるだけで大分マシ。そこまで深刻な弱体化ではない。

 また、受け身確定が無くなっているので、横転受け身を取ることに対してリスクを負わ せられるキャラが少なくなった。その中でアスカは鬼首落としがあるため、今まで通り横 転受け身にリスクを負わせることが可能。相対的にはここが一番強化された点だろう。

最大溜めの鬼首落としを使って横転受け身を攻められる。返し技を持つキャラに対して は、返し技返しもしっかり入力しておこう。

 ほかの部分では紫雲二段蹴りの変更が大きい。ゲーム中最速のジャンプステータス発生 速度を持ち、攻撃判定の発生も非常に早い。カウンターヒットさせればリターンも大き く、さまざまな場面で活躍する技だ。この技のリスクが大きく減ったのは非常に頼もし い。紫雲二段蹴りをうまく戦術に取り入れることが、『5.1』のアスカを使いこなす上で の最優先事項だろう。


●【基本コンボ】

1. 圧勁(LP+RP)→白鷺遊舞2発止め(LP+RK)→槍連鬼首(LPRPLK)  ダメージ:52

2. 紫雲二段蹴り(2LK+RK)→燕槌~霞掌拳~翠連衝腿(4RPLPLK)→禊ぎ払い( 6LP+RP)  ダメージ:65

3. 鬼殺し(6RP)→阿羅々木1発止め(3LP)→燕槌~霞掌拳~翠連衝腿( 4RPLPLK)→禊ぎ払い(6LP+RP)  ダメージ:65

 1は今回も変わらず主力となるコンボ。鬼首落としをキャンセルして起き攻めに切り替 えるのも、水面澄まし(【LKRK】)が受け身確定しなくなったことと、寝っぱなしに当 てた場合のダメージが小さくなったこと以外はほとんど変わらない。元々確定のタイミン グで出すのは難しかったので、使用感はあまり変わらないだろう。

 2は紫雲二段蹴りからのコンボだが、これもよく使う流れなので特別難しいことは無い だろう。

 3は阿羅々木1発止めの硬直が短くなって決まるようになったコンボ。体格の小さいキャ ラに対しては多少不安定なので、無理せず阿羅々木を省こう。


●【壁コンボ】

・壁やられ・中→霞掌拳~翠連紫雲(6LPRK)  ダメージ:29

 ダウン状態に技を当てた場合のダメージ補正が変わったため、翠連澄まし( 6LP2RK)と翠連紫雲のダメージが逆転した。ちなみに霞掌拳~翠連澄ましで追い打 ちした場合のダメージは27。追い打ち後も翠連紫雲の方が早く動けるので、『5.1』では 翠連紫雲での追い打ちを推奨したい。


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(2005年9月20日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]



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