TGS2005ブースレポート
バンダイブースレポート コミック、アニメタイトル試遊台の多さは圧巻!
9月16日~18日 開催(16日はビジネスデイ)
会場:幕張メッセ
入場料:1,200円(前売1,000円)
小学生以下無料
経営統合により、ナムコと初めて合同のスペースで出展したバンダイ。ブースのメインエントランス右側に数々の試遊台を設置。ブース全体を見たところ、コミックやアニメのタイトルをゲーム化したものが多いというバンダイならではのラインナップのためか、親子連れを多く見かけた。
注目は試遊台の多さにある。プレイできるタイトルが18もあり、試遊台の台数は50台以上とかなりの数。それでも、人気タイトルになると10分待ちといったこともあるほどの盛況ぶりだった。その中で、注目作と思われるものをピックアップして行くことにする。
■ PS2「ガンダムSEED 連合VS.Z.A.F.T.」
「機動戦士ガンダム 連邦 vs. ジオン」(以降、連ジ)の流れを組む本作。アーケードゲームからの移植となるが、PS2版では「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の主役機であるインパルスガンダムと、パイロットのシン・アスカが登場することが判明。もちろん、「機動戦士ガンダムSEED」で登場した主要モビルスーツは網羅されている。発売日は11月17日で、価格は7,140円。
試遊台で遊べるのは3ステージまでで、3ステージをすべてプレイしたときのプレイ時間は10分程度。ゲームの雰囲気や操作性などを把握するには十分といえる。また、選択できるモビルスーツは13体以上、パイロットい関しては主要キャラクターがほとんど登場するので、ボリューム的に申し分ない。ちなみに試遊台は12台と多めに設置されているにもかかわらず、常に誰かがプレイしている状態で人気の高さが伺える。
著者が遊んだ感じでは「連ジ」とほとんど変わりなく、操作も左スティックで移動、ボタンでロックオンを切り替えて射撃系か格闘系で攻撃すると、すっきりとしていてわかりやすかった。モニターの下に操作方法も記してあるので、基本操作で戸惑うことはほとんどないだろう。もちろん、「覚醒」システムやモビルスーツによっては変形するなどの「連ジ」以降の作品で採用されたシステムも加わって、戦略性は高まっている。また、早すぎず遅すぎずの、絶妙なスピード感も好感が持てた。
■ PS2「ドラゴンボールZ Sparking」
試遊台が12台もあり、「ガンダムSEED 連合 vs Z.A.F.T.」と同様に注目されているタイトルのひとつ。こちらは、CPU対戦と対人戦のどちらかが遊べ、対人戦は2分割画面で行なわれる。CPU戦を遊んでみたが、操作は非常に簡単。打撃であれば○ボタンを連打するだけで連続攻撃となり、モーションも派手で見応えがある。飛び道具は△ボタンで撃てて、連打すればで威力は弱いが連射もできた。近距離なら○ボタン、遠距離だったら△ボタンを押しているだけでも「派手な戦い」を演出できるのは気持ちよかった。
ただし、LRボタンで高度を変えないと敵の攻撃を食らいやすく、空中移動を的確に行なわないとCPUに一方的に攻撃を受けることもあった。自分が攻撃を当てるなら、同程度の高度で攻撃を繰り出していくことになり、相手との高低差をいかに調節するかの駆け引きが面白かった。他にも、気力ゲージを使用することで自分の能力を高めたり、“かめはめ波”のような強力な必殺技を叩き込むなど、特定の状況下で繰り出せる技を組み込んでいくのも楽しみのひとつ。一見すると、大技連発の大味なゲームに見えるが、やり込むほど戦略性が増してさらに面白くなると感じた。
試遊台の多さもあってか、数十分待ちなどといったこともなくてすんなりと遊べていた。発売日は10月6日。価格は7,140円だ。
■ PS2「エウレカセブン TR1:NEW WAVE」
現在、TVアニメが放映されている「交響詩篇エウレカセブン」をゲーム化。ゲームの世界観とストーリーがリンクして、アニメで登場する主人公機「ニルヴァーシュ」も登場するとのこと。発売日は10月27日で、価格は7,140円。
ゲームはアクションRPG。様々にミッションをクリアするごとに、主人公(機体も)の能力がアップしていく。残念ながら、今回の試遊台では、1ミッションしかプレイできないため、レベルアップがどのようなものかは確認できなかった。
試遊台は6台で、「リフボード」に乗り、大気の波を利用して空中を飛ぶ「リフモード」や「ミッションモード」など、4つのモードが遊べる。どのモードもチュートリアルとなっており、ゲームの進行に合わせて操作説明が表示されるので、とまどうことはない。ゲーム全体を把握したければ全てのモードをプレイするのが一番だが、各モードとも1ステージ分しかプレイできないため、行列ができている場合だとゲームモードの1つをクリアしただけで、交代する可能性もある。その場合は、ゲームのメインになるミッションモードをプレイして、流れを把握しておこう。
■ 試遊台が用意されているその他のタイトル
多数のタイトルが出展されていた中、ブース中央に集中的に配置されていたのがPSPタイトル。1タイトルにつき2台の試遊台を用意していた。また、ヘッドフォンが接続されているので、ゲームの音楽や効果音が周囲の音にかき消されることなく、しっかりと聞くことができる。
PSPの試遊台の中で注目したいのは、水口哲也氏率いるキューエンタテインメントの新作「Every Extend Extra」。ルールは簡単で、自分を自爆させて画面を流れるオブジェクトを破壊するだけ。爆発の範囲内に別のオブジェクトがあれば、誘爆を引き起こし、連鎖で爆発させられるのだ。連鎖で爆破させることでスコアを稼ぐことができ、アイテムもより多く出現する仕組み。いかに多くのオブジェクトを連鎖で爆発させ、アイテム多く取るかがハイスコアの鍵を握っている。
単純なゲームと思ってプレイしてみたが、これが実はなかなか難しい。自爆させると一定時間、自機が画面から消滅して行動不能となる。少しすると再び自機が画面に姿を現すが、その間にアイテムが画面外に消えてしまったり、他のオブジェクトがどんどん出てきて、アイテムを回収する余裕もない。うまく連鎖で破壊すると、自機が復活するくらいにアイテムが出現して、回収がしやすくなる。画面内のオブジェクトを1回で破壊できれば、かなり余裕をもって行動できた。コツをつかむと、画面内いっぱいに広がる爆発と大量のアイテム、そしてスコアを一気に稼げる快感を堪能できた。
「仮面ライダー響鬼」がタタコンに対応。響鬼の移動はコントローラーで行ない、攻撃はタタコンと言う操作方法が可能になっている。また、ボス戦ではトドメを刺すときに画面外からマーク流れてきて、画面中央の円に入ったらタタコンを叩いてダメージを与える演出も。試遊台で父さんがコントローラーで響鬼を操作して、子供が攻撃をするというシーンをよく目撃した。親子と一緒にゲームを楽しむことを考えると、理にかなったアプローチと言えるだろう。
PS2「.hack//フラグメント」 |
PS2「うえきの法則 倒すぜロベルト十団!!」 |
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11月23日発売予定の本作では「.hack」シリーズで初めて、マルチマッチングによるマルチプレイが可能になった。ネットワークに接続することで、最高3人のプレーヤーと冒険が楽しめる。もちろん1人用のオフラインモードも搭載。PCを利用することで、ゲームサーバーを設置でき、他のプレーヤーが参加できるという、一風変わった仕組みになっている。試遊台は3台設置されている。発売価格は7,140円 |
12月発売予定(価格は未定)。試遊台が2台設置されいた、アクションゲーム。ゴミを木に変える能力をもつ主人公、植木耕助を操作して、様々な能力を持つライバル達と戦う。漫画、アニメで登場したキャラクタ達との能力を使ったバトルが魅力の作品 |
PS2「サムライチャンプルー」 |
PS2「仮面ライダー響鬼」 |
PS2「ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤルZ」 |
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今冬発売予定。価格未定 |
12月発売予定。価格未定 |
11月17日発売。価格5,040円 |
GC「SDガンダム ガチャポンウォーズ」 |
PS2、GC「金色のガッシュベル!!ゴー!ゴー!魔物ファイト!!」 |
PS2、GC「ONE PIECE パイレーツカーニバル」 |
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試遊台が6台とこちらも多めに用意されていて、プレイできるのは3ステージ。特定のエリアの中で、登場する敵をビームライフルやビームサーベルで攻撃し、倒していくアクションゲームだ。ジャンプからダッシュで相手との距離を調節しながら戦う、スピード感のあるソフト。試遊台をプレイすると体験版をもらえるので、興味のある人は真っ先にチェックしておこう。価格は未定で、冬発売予定 |
最大4人同時で対戦可能なアクションゲームの最新作。ステージに仕掛けられたギミックを利用して戦い、呪文を使ったド派手な対戦が魅力。友情スロットによって、様々な効果を発揮したりできるといった仕掛けも満載。12月発売予定で、価格は未定 |
11月23日発売で、価格は未定。「ONE PIACE」のメンバーがチビキャラになって、バトルロイヤルや大砲射的などなど、40種類にも及ぶミニゲームで競い合うパーティーゲーム。試遊台はPS2とGC共に2台ずつ設置されており、5種類のミニゲームを遊ぶことができる |
NDS「ドラゴンボールZ 舞空烈戦」 |
NDS「焼きたて!!ジャパン ゲーム1号 頂上決戦!!パンタジック・グランプリ」 |
NDS「冒険王ビィト ヴァンデル VS.バスターズ」 |
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NDSでは初となる「ドラゴンボール」シリーズのアクションゲーム。ボタンを連打するだけで威力や段数が増していくラッシュバトル、チームバトル制を導入してパートナーと一緒に必殺技を繰り出す「チーム必殺技」を採用するなど、戦い方のバリエーションが豊富になった。試遊台は4台。2005年末に発売予定。価格は未定とのこと |
好評放送中のアニメをボードゲーム化。スロットを回して、マスを進みながらパンの食材を手に入れたり、奪ったり、果ては押しつけたりして、パンを作り上げる。作ったパンを売り出して資金を稼いでいくだ。アニメでのリアクションも満載!! 価格未定で冬発売予定。試遊台は2台 |
自分だけのオリジナル戦士団を結成して、ヴァンデルと戦うタクティカルアクションRPG。画面上部でフィールドを移動したり敵との戦闘を行ない、下の画面では戦士団とヴァンデルの勢力図やマップ、ステータスなどが表示される。11月7日発売。価格未定 |
PSP「ギャラリーフェイク」 |
PSP「Every Extend Extra」 |
PSP「ガンダムバトルタクティクス」 |
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9月29日発売。価格5,040円 |
2006年1月発売予定。価格未定 |
9月22日発売。価格5,040円 |
PSP「英雄伝説 ガガープトリロジー 海の檻歌」
| PSP「機動警察パトレイバー かむばっく ミニパト」
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11月23日発売。価格5,040円 |
11月2日発売。価格5,040円 |
なお、数多くの試遊台に目を奪われがちだが、映像出展のみで以下のプローモーションムービーが流されていた。
・PS2「.hack//G.U」
・PS2「ガンパレード・オーケストラ 白の章 ~青森ペンギン伝説~
・PS2「宇宙刑事魂」
・NDS「ケロケロ7」
・PSP「新世紀エバンゲリオン2 for PSP(仮)
・PS2「シュガシュガルーン 恋もおしゃれもピックアップ」
・PC「ユニバーサルセンチュリードットネット・ガンダムオンライン ドーン・オブ・オーストラリア」
「ガンダムSEED 連合VSZ.A.F.T」
(C)創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送
「SDガンダム ガチャポンウォーズ」
(C)創通エージェンシー・サンライズ (C)創通エージェンシー・サンライズ・毎日放送
「ガンダムバトルタクティクス」
(C)創通エージェンシー・サンライズ
「ドラゴンボールZ Sparking」
「ドラゴンボールZ 舞空烈戦」
(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション (C)BANDAI 2005
「エウレカセブン TR1:NEW WAVE」
(C)2005 BONES/Project EUREKA・MBS (C)BANDAI 2005
「.hack//フラグメント」
(C)Project .hack
(C)BANDAI 2005
「ONE PIECE パイレーツカーニバル」
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (C)BANDAI 2005
「冒険王ビィト ヴァンデル VS.バスターズ」
(C)三条陸・稲田浩司/集英社・テレビ東京・dentsu・東映アニメーション・ビィト製作委員会 (C)BANDAI 2005
「金色のガッシュベル!!ゴー!ゴー!魔物ファイト!!」
(C)雷句誠/小学館・フジテレビ・東映アニメーション (C)BANDAI 2005
「うえきの法則 倒すぜロベルト十団!!」
(C)福地翼/小学館・テレビ東京・「うえきの法則」製作委員会 (C)BANDAI 2005
「焼きたて!!ジャパン ゲーム1号 頂上決戦!!パンタジック・グランプリ」
(C)橋口たかし/小学館・パンタジア・テレビ東京 (C)BANDAI 2005
「ギャラリーフェイク」
(C)細野不二彦/小学館・テレビ東京・GALLERY FAKE Project.
(C)BANDAI 2005
「サムライチャンプルー」
(C)manglobe/下井草チャンプルーズ (C)BANDAI 2005
「Every Extend Extra」
(C)Q ENTERTAINMENT (C)BANDAI 2005
「英雄伝説 ガガープトリロジー 海の檻歌」
(C)Nihon Falcom Corporation. (C)BANDAI 2005
「仮面ライダー響鬼」
(C)2005 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C)BANDAI 2005
「機動警察パトレイバー かむばっく ミニパト」
(C)HEADGEAR/BANDAI VISUAL/TFC/Production I.G (C)BANDAI 2005
「ケロロ軍曹 メロメロバトルロイヤルZ」
(C)吉崎観音/角川書店・サンライズ・テレビ東京・NAS (C)BANDAI 2005
□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
(2005年9月18日)
[Reported by 渡辺洋二]
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