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会場:幕張メッセ
入場料:1,200円(前売1,000円) では、そこまで待ってプレイする価値があるのかというと、もちろんこのゲームのたぐいまれな爽快感を体感できると言うこともあるが、ゲームをプレイ後に体験版をプレゼントしてくれる。体験版は実は東京ゲームショウバージョンと言われているもので、制限時間内にどれだけ敵を倒すことができるかというスコアアタックが可能なバージョンとなっている。元気はこの体験版を使い、今後ゲーム大会を実施する予定でいるので、ぜひともこの体験版をゲットして欲しい。 さて、「戦神-いくさがみ-」は史実を舞台にしながらもその裏側を描く架空の物語。プレーヤーは犬神となり、現行機では最高と思われる、登場数なんと65,535体と言う驚異的な敵を前にして、斬って斬って斬り進めていくという、壮絶なアクションゲーム。とにかくフィールド上に敵のいないところはないぐらいで、フィールド中がずっと満員電車の寿司詰め状態と考えてもらってもいいだろう。もちろんそれだけ敵がいれば、ちょこっと剣を振るっただけで10匹や20匹は敵を倒すことができるわけで、それが比類ない爽快感に繋がっていると言える。 しかしゲームはそれだけでは終わらない。このゲームは連打で単純に倒していくだけでも面白いが、そうするとスコアは上がらないし、徐々に厳しくなっていく。ではどうすればいいか? 連続攻撃でコンボをつなげていくと、必殺技を使ったときに攻撃範囲が広がり、より多くの敵にダメージを与えることになる。威力が上がれば必殺技を使うとクレーターができあがるかと思われるほどのド派手さで周囲の敵を吹っ飛ばすことができる。ここまでできると一気に1,000体くらいは吹っ飛ばせるので、その楽しさは格別だ。 ではどうすればコンボをつなげることができるのか? それは技をキャンセルするところにヒントがある。つまり攻撃ボタンを連打し続けるとモーションが確定してしまい、攻撃が中断、4連打にまで対応しない。ここでキャンセルをうまく使うことでコンボをつなげ、どんどんと進めてコンボをため込んでいき、必殺技につなげていくわけだ。ここが戦略性に繋がっていくわけで、ゲームを長く楽しめる要素とも言える。 元気としてはかなり力の入っている作品で、それはこの東京ゲームショウへの力のいれ具合でもわかる。来場者の行列の出来具合を見ていると、同社としては手応えを掴んだのではないだろうか。ちなみに配られる体験版はかなりの数が用意されているとのことで、プレイしたけどもらえないと言うことはまず無いので、安心して、存分に行列を作っていただきたい。
さて、イベントステージでは17日にしか行なわれないステージとして多くのファンが詰めかけたのが「戦神-いくさがみ-」のエンディング曲「Calling」のお披露目ステージだ。歌うのは米倉千尋さん。ステージにはこの曲の作曲を担当した都音の若井望氏が来場。米倉さんは作詞も担当しており、「人生で最速のレコーディングで、作詞は1日で終えた」とかなりたいとなスケジュールだったにもかかわらず、壮大な中にも癒しを感じさせる曲に仕上がったようだ。 米倉さんはゲームについて「不満があっても現実社会で殴ったりすることは不可能。街でそんなことをしないためにも、このゲームで鬱憤を晴らして欲しい」とアピール。爽快感を強調した。米倉さん自身はまだまだ初心者で「2,000体くらいしか倒せないが、がんばって3,000体くらいは倒せるようになりたい」と続けた。都音の若井氏は「操作が見たこと無いくらい簡単。迫力と爽快感にあふれている」と絶賛。ちなみに成績は6,000体くらいだという。
16日に完成したばかりだという初お披露目となるオープニングのアニメーションをバックに米倉さんは熱唱。大きな拍手に包まれた。最後に米倉さんは「エンディングテーマと言うことで、がんばってクリアし手渡しの曲を聴いてください」とファンに語りかけていた。 ステージではこのほかに山崎真美ちゃんのトークショウも行なわれた。山崎真美ちゃんは何度かステージに上がっているが、そのイベント間の休憩時間にゲームをプレイ。スタッフにコツを教えてもらうことで、最初は3,000体しか倒せなかったのが、めきめきと上達し、5,000体くらい倒せるまでになったという。 こちらのイベントでは参加者の中から3名を山崎真美ちゃんが選出。ゲームをプレイしてもらいハイスコア順に豪華なプレゼントが贈られるというもの。このイベントは18日も行なわれる。 前述の通り山崎真美ちゃんは5,000体にまでスコアが到達するに至ったのだが、初めてプレイするという来場者があっさりと5,000体をクリア。これには山崎真美ちゃんもビックリして思わずお国言葉でしゃべってしまうほど。このハイレベルな戦いに勝利したのは、もう少しで1万体に手が届くというスコアをたたき出したファンで、アッと言う間にコツを掴みどんどんとスコアを上げていった。 ファンにはサイン入りグッズなどが送られ、写真撮影会が行なわれて終了した。
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□コンピュータエンターテインメント協会のホームページ (2005年9月17日) [Reported by 船津稔]
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