価格：5,040円

　株式会社マーベラスインタラクティブは、ゲームボーイアドバンス用アクションRPG「フロンティア ストーリーズ」を10月27日に発売する。この作品のオリジナルドラマの収録が、都内スタジオにて行なわれた。

　GBA用「フロンティア ストーリーズ」は、株式会社ネバーランドカンパニーが制作を担当している、クォータービュー方式のアクションRPG。“みんなを守るRPG”と銘打たれた作品で、単純に敵を倒していくだけでなく、仲間の開拓民を守りながら戦う。またマップにはいろいろな仕掛けがあり、開拓民を適切に誘導していくという、パズルゲーム的な要素もあわせ持っている。

　なお海外では2003年に「CIMA: The Enemy」というタイトルで発売されており、既に高い評価を受けている。日本版では内容を日本語化するだけでなく、チュートリアルモードを充実させるなど、バランス調整が図られている。

左から、望月さん、宮田さん、関さん

左から、千葉さん、倖月さん、下屋さん

　このCDでは、ゲームのスタート時点より前の話が展開されるという。聞きどころを声優陣に伺ってみたところ、「主人公のアークと、アイヴィの掛け合い。気の強い女性たちとのやりとり」(宮田さん)や、「夢の中でおかしなキノコを食べるシーン」(千葉さん)など、笑えるシーンを挙げてくれた。シリアスなゲームとは裏腹に、かなりコメディ色の強い内容になっているようだ。

　もうひとつの見所は、関さんが演じるジェスターが活躍するところ。ゲームでは新米のアークに対し、開拓民を守る凄腕のゲートガーディアンとして色々なことを教えてくれるが、その後すぐに敵に襲われて倒れてしまう。魅力的なキャラクタだけに残念だが、「CDでは人を救えなかった過去やトラウマも語られます」(関さん)と、より魅力を引き出すような内容になっているようだ。

　最後に、初回特典となるこのCDをいつ聞くべきかを伺った。やはりゲームの前の話なので、遊ぶ前に一度聞くといいそうだが、ゲームをクリアしてから改めて聞くと、ストーリーをより深く楽しめるという。さらには宮田さんから「ゲームをやりながら聞いてもらってもいいですよ」という冗談も飛び出したが、やはりゲームと合わせて何度も聞くのが正解だろう。よりゲームを楽しみたいというひとは、是非ともこのCDを入手していただきたい。

【スクリーンショット】
宮田幸季さんが演じるアーク。「ゲームの中では格好よく戦っていると思いますが、CDでは少年らしい、明るいところがクローズアップされています」(宮田さん)	望月久代さんが演じるアイヴィ。「16歳ということで、ちょっと恋心もあるのかな、と意識しながら演じました」(望月さん)	関俊彦さんが演じるジェスター。「ゲームでは序盤でいなくなってしまいますが、その後の展開も楽しんでもらえれば幸いです」(関さん)
千葉千恵巳さんが演じるエミー。「CDでは、ゲームにエミーがでてくるきっかけとなる話がでてきます」(千葉さん)	下屋則子さんが演じるフィリス。「戦うシーンなどはありませんが、アークを想うかわいらしい女の子です」(下屋さん)	倖月美和さんが演じるディアナ。「婚約者のリックに腹を立てている女の子ですが、ゲームではどんな展開になるのか楽しみです」(倖月さん)

(C)2005 Natsume Inc (C)2005 Neverland co.,ltd. (C)2005 Marvelous Interactive Inc.

□マーベラスインタラクティブのホームページ
http://www.mmv-i.net/
□ネバーランドカンパニーのホームページ
http://www.n-land.co.jp/
□「フロンティア ストーリーズ」のページ
http://www.mmv-i.net/game/gba/fs/

(2005年8月19日)

[Reported by 石田賀津男]