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【Paul Phoenix(ポール・フェニックス)】
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前回の攻略では基本的な立ち回りについて攻略したので、今回はさらにその応用ともいうべき内容に触れて行きたい。ポールの弱点は二択時のリスクが高すぎることと、横移動に弱いこと。今回は前者の弱点を補うべく、ダメージ効率を高めるテクニックとして、リスクを背負いながらも大きなダメージが狙える壁際での攻めと、反撃を小さく抑える中段攻撃について紹介したい。どちらも使いこなせば勝率が上がることは間違いないので、ぜひともうまく戦術に取り入れて欲しい。
●【壁まで追い詰めたあとの攻め】
万聖龍砲拳(66RPヒットorガード時LP)と対になる選択肢である疾風崩激(66RPLP)は、普段の立ち合いではダメージがそれほど大きくなく、ガードされると密着で投げクラスの硬直が出来てしまうためあまり出したくない技だ。ただ、壁際まで相手を追い詰めていれば話は別。ノーマルヒットさせるだけで壁やられ・強を誘発できるため、普段の立ち合いとはリターンが違う。
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リスクは変わらないが、壁際ではリターンが大きくなる疾風崩激。万聖龍砲拳をしゃがむ相手に狙って行きたい。 |
何度か万聖龍砲拳を出して意識させた後、リスクを覚悟で出してみよう。万聖龍砲拳をしゃがんで反撃しようとした相手にヒットさせることができる。同様に鉄山靠(2LP+RP)や富嶽(6LP+RK)もこの場面ではリスクを覚悟で出していっていい。ガードされれば大きなダメージを取られてしまう可能性があるが、リターンが普段よりも断然大きいのでダメージ効率が高い。特に富嶽は先端をガードさせるように出せば、普段よりも大きく距離が離れるため反撃されにくい。もちろん万聖龍砲拳や崩拳(236RP)もノーマルヒットで壁やられ・強を誘発できるので、主力として狙って行きたい。
これらの打撃技で壁やられ・強を誘発させたあとは、三宝龍・下段(66LKRK2RK)で追い討ちをして行こう。
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壁ヒットさせたあとは三宝龍・下段で追い討ちするとダメージが高い。ディレイをかけず、最速で出し切ろう。
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追い討ちだけでも3割程度のダメージが取れ、誘発技のダメージも合わせれば半分近いダメージを与えることも可能だ。空中コンボで壁まで運んだあともジャブ(LP)やワンツーパンチ(LPRP)など硬直の短い打撃技でコンボを締め壁ヒットさせれば、三宝龍・下段で追い討ちすることができる。うまく距離を調節して狙って行きたい。
ジャンプステータスを目当てに双飛天脚(9LKRK)や三宝龍2発止め(66LKRK)を壁付近で出した場合には、高さが足りないため三宝龍・下段で追い討ちすることはできない。そういった場合には十連コンボ4発止め(LPRPLKLP)で追い討ちすることをオススメしたい。
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壁ヒットさせたあとに十連コンボを4発目まで出せば、瓦割り部分までが受け身の前にヒットする。大きなダメージではないが、ジャブ始動なので決めやすい。 |
ダメージはそれほど大きくないが、壁ヒットでコンボ補正が途切れているので合計ダメージは小さくない。空中コンボで壁まで運んだあとも、三宝龍・下段が難しければこの追い討ちをしてもいいだろう。
これらの中段攻撃と対になるのが下段攻撃である竜王霹靂掌(2RKヒットorガードさせた時RPヒットorガードさせた時LP+RP)だが、相手を壁際に追い詰めた場面では壁ヒットしてしまうため受け身を取られ、3発目がヒットしない。距離が近いため1発目は必ずクリーンヒットするというメリットはあるので、出すならば2発目までで止めておき、ヒット後は相手の起き上がりを再度攻めていこう。
●【二択のリスクを抑える中段攻撃】
ポールで打撃の二択というと、崩拳と竜王霹靂掌での二択がまず思い浮かぶ。ただ崩拳はガードされるとキャラによっては手痛い反撃を受けてしまう他、しゃがみガードにヒットさせてもそこまで大きなダメージは取れない。反撃を受けない中段攻撃としては鼓打ち(4RP)が使いやすいが、リーチが短くノーマルヒットではダメージが小さい。そこで、相手のしゃがみガードに対しては三宝龍2発止めを使っていくことをオススメしたい。
三宝龍2発止めは今作からヒットさせるとレバー前入れジャブ(6LP)で拾えるようになった。ここからジャブ×2~万聖龍砲拳で追い討ちすれば、全部で相手体力の約4割を奪うことができる。ポールでしゃがみガードに取れるダメージとしては最大級のものだろう。
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三宝龍2発止めヒット後は今作からレバー前入れジャブで簡単に拾える。当たったのが確認できたら2発目で止めてコンボを決めよう。 |
さらに三宝龍2発止めはガードされても双飛天脚と同程度の反撃しか受けない。もしも相手がポールならば鉄山靠での反撃を受けてしまうわけだが、この時ガードされたのを確認してから三宝龍(66LKRKRK)を出し切れば鉄山靠を潰すことができる。三宝龍は発生の早いジャブでしか割り込めないので、これを警戒し相手がワンツーパンチに反撃を変えてきた場合には、三宝龍・下段に変えればしゃがみステータスを活かしてワンツーパンチを潜りつつヒットさせることができる。
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三宝龍・下段はしゃがみステータスなので、上段攻撃を食らわずにすむ。ただしガードされた場合は膨大な隙があることも覚悟しておくこと。 |
この2つだけしか使っていかない場合には、相手は三宝龍2発目をガード後しゃがみガードし、より大きな隙を作ってから反撃をしようとするだろう。そうなってきたら、三宝龍・中段(66LKRK6RK)を出してみるといい。ヒットさせてもダメージは小さいが、本来ならば相手の反撃を受ける場面で、逆に相手に二択を迫れることになる。最後のひと削りとなった場面では、絶大な威力を発揮する。
もちろん読まれると大ダメージを取られてしまう派生技を出さず、ガードに徹するという選択肢を忘れてはいけない。相手にある程度派生技を警戒させておけば手を出してこない可能性もあり、もし読まれてしまっても最大で双飛天脚と同程度の反撃しか受けない。最終的に、ガードされて読み合いをせずに取られるダメージはしゃがみステータスのある投げクラスまでの打撃技のみ。この条件は厳しく、ほぼ全キャラシットジャブ(2LP)程度になる。シットジャブはしゃがみステータスを持っているので三宝龍が当たらず、三宝龍・下段に派生させても割り込まれてしまうので回避することができないが、ヒットさせれば4割のダメージが奪える打撃技をガードされて、確定のダメージがシットジャブ程度ならば十分に効率のいい打撃技だと言えるだろう。ぜひとも主力の中段打撃として使っていってもらいたい。
二択のリスクを抑える選択肢とはやや意味合いが違うが、垂直方向への双飛天脚1発止め(8LK)もリスクを軽減するという意味では効果的だ。鉄拳TAGまでの垂直方向へのライジングトゥーキックは技後キャラが前に出ないため、スカってしまった場合やガードされてしまった場合に反撃を受けづらく、かつヒットすればコンボにいけるため有効だった。ただ鉄拳4からは弱体化され、ノーマルヒットで相手を浮かせることができなくなってしまった。しかし、ポールの双飛天脚1発止めは垂直方向でもノーマルヒットで相手を浮かせることができ、浮きは低いもののジャブで拾ってそのままいつものコンボに繋げることができる。今作ではジャンプステータスも付与されており、さらに強力。双飛天脚での暴れとあわせて、垂直双飛天脚1発止めを使って行くのも有効だろう。
●【応用コンボ】
1.三宝龍2発止め→レバー前入れジャブ→ジャブ→レバー前入れジャブ→万聖龍砲拳 ダメージ 58
三宝龍2発止めからレバー前入れジャブで拾い、追い討ちしていくコンボ。最後は万聖龍砲拳ではなく、裏疾風(236LP)なども決まる。裏疾風にするとダメージは落ちるものの、起き攻めが強力になるためこちらにしてもいい。ただ難易度が高くなってしまうので、無理をせず万聖龍砲拳で確実にダメージを取ってもいいだろう。ジャブとジャブの間はしっかりステップインをして距離を詰めよう。
2.右アッパー(3RP)or右飛天脚(9RK)→閂剪み→レバー前入れジャブ×2→裏疾風→鉄騎 ダメージ 62(鉄騎がダウン中にヒットした場合)
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空中で裏疾風をヒットさせると、相手が裏返る特殊な浮きになる。その後横転受け身を取る相手に、鉄騎を重ねて行こう。読みが当たれば再度空中コンボへと持って行くことができる。 |
空中コンボを裏疾風で締めると、相手が空中で裏返る特殊なやられになり横転受け身が片側にしか取れなくなる。ここに鉄騎を重ね、受け身中のガード不能時間にヒットさせるのが狙い。相手が横転受け身を取れば鉄騎からさらにコンボを決めることができ、受け身を取らなかった場合でも寝ているところに追い討ちとして鉄騎がヒットする。横転受け身をした相手に鉄騎を当てたあとは竜王霹靂掌や旋桜崩激(214LKRPLP)で追い討ちをしておこう。
裏疾風からの鉄騎は、ほんの少しだけ崩拳ステップを引っ張ってから出す。後転受け身をされると回避されてしまうので、後転受け身をしてくる相手にはあびせ蹴りを当てていくか、ステップインで間合いを詰めてからボディーブロー(3LP)で浮かせなおすなどとして行く。
また、裏疾風でコンボを締めると高さが稼げるので、高い位置での壁ヒットが狙える。ここからならば三宝龍・下段での追い討ちがしやすい、というメリットもある。
3.ハイキック(RK)カウンター→ジャブ→レバー前入れジャブ→竜王霹靂掌 ダメージ 58
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ハイキックカウンターからジャブで拾えば、右飛天脚がヒットした場合に匹敵するほどのダメージが取れる。ジャブをヒットさせるのは少し難しいが、リターンも大きいのでどんどん狙って行こう。 |
ハイキックカウンターは、今作からステップインで間合いをつめてのジャブで拾えるようになった。そのためコンボのバリエーションも充実している。ステップインさえしっかり出ていれば特に難しいことはないが、最初のジャブはレバーニュートラルのものにすること。レバー前入れジャブにすると発生が遅くなり拾いにくくなってしまう。今回は基本となる2刻みからの竜王霹靂掌を紹介したが、他のコンボを入れる場合でも最後のジャブはレバー前入れにすることにより発生は遅くなるものの硬直が短くなり、次の技に繋ぎやすくなる。裏疾風で締めるコンボなどはこの入力にした方が決まりやすいので、覚えておこう。
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(2005年8月18日)
[Reported by 鉄拳攻略チーム]
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