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【クマ・パンダ】


 前作まではその巨躯による他キャラからの理不尽な追い討ちに悩んでいたクマだが、今作ではダウン時の食らい判定が薄くなったのか、そういった追い討ちの大部分が入らなくなっている。さらに他キャラからの空中コンボもその体格のせいか非常に入りにくくなっており、体が大きいことは不利と言うよりむしろ有利と言ってしまっても言い過ぎではないほど。相変わらず爆発力もあり、脅威のリーチも健在。新技もジャンプステータス、しゃがみステータス共に使いやすいものが追加されていて、上手く使いこなせば十分に戦えるキャラだ。前作でポールを倒したその実力がまぐれではなかったことを証明してやろう!


●【基本戦術】

 近距離では発生の早いべアヘブンキャノン(6LPLPLP)、しゃがみにノーマルヒットでも相手を浮かせることができる右アッパー、ジャンプステータス付きの熊三宝龍(9LKRKLP+RP)、中距離ではガードされても反撃を受けづらい熊鬼神拳と、使いやすい浮かせ技を多数持っている。まずは大ダメージが期待できるこれらの打撃技を狙っていくことになるだろう。

 そこからのコンボで、確実に決まるものはダメージがあまり高くない上に、起き攻めもしづらい。そこで、クマの高い起き攻め能力を活かして、ダメージは低めだが起き攻め重視のコンボを入れていくのがオススメだ。読み合いになってしまうので確実性は損なわれるが、上手く読み勝てば相手の体力を一気に奪う事ができる。


●【近距離での立ち回り】

 近い間合いでは発生の早いジャブと同等で発生するベアへブンキャノンを軸に組み立てていくことになる。

ベアヘブンキャノン1発止めは今作からガードされると不利だが、RPはガードさせればわずかに有利。うまく織り交ぜてカウンターを狙おう。


 この技はリーチの長いジャブから始まる連係で、カウンターヒット時は3発連続ヒットし、浮かせる事ができる便利な技。ノーマルヒットでは2発目以降が繋がらず、3発目をガードされると隙が大きいため、ヒット確認をしてカウンター時以外は反撃されにくい2発目で止めていくのが基本になる。

 またベアへブンキャノン1発止めは、その発生の早さとリーチを活かして牽制として非常に重要な役割を担う事になる。ガードされてもクマ側がわずかに不利になるだけなので、ここから再度ベアへブンキャノンに繋げば投げクラス以降の発生を持つ技にはカウンターが取れる。発生速度はやや遅くなるが、RPはガードさせればわずかにクマ側が有利。ここからならしゃがみステータスを持たない打撃技ほぼ全てにベアヘブンキャノンでカウンターを取れるので、この2つを織り交ぜて牽制していこう。

 これらの技を警戒して相手が固まり出したら、右アッパーや熊三宝龍などの中段攻撃の出番となる。熊三宝龍はジャンプステータスを持っていることに加え、1発止めならジャブクラスまでの反撃しか受けないのでリスクが低く、ヒットすれば空中コンボに持っていけることを考えると強力な技だ。派生があるため反撃されること自体も少なく、積極的に使っていっていい。ただリーチは短いので、その部分はリーチの長い右アッパーと使い分け上手く補っていこう。

 これら中段攻撃に、各種投げ、ベアラリアット(1RP)や熊不知火(1LK)といった下段攻撃を織り交ぜて揺さぶっていこう。

ベアラリアットはしゃがみステータスを持っているため、相手の牽制技をもぐりつつ攻撃できる。


 ベアラリアットはしゃがみステータスの付いた技で、ヒット時は五分。技後はしゃがみ状態になっているので、しゃがみからの技に連係させていこう。熊不知火はリーチが短くしゃがみステータスも付いていないが、ガードされても反撃を受けず、ヒット時には有利になる。状況に応じて上手く使い分けていこう。

 クマ側が不利になってしまった時は、ベアへブンキャノンの発生を活かして暴れるのを適度に見せておくといい。発生の早いこの技で暴れる事で、相手は大きな二択を仕掛けづらくなる。

 また、クマがダウンさせられてしまった時は、ベアバタフライ(うつ伏せダウン状態でLP+RP)、ベアバサロ(仰向けダウン状態でLP+RP)という固有技がある。どちらも技後はダウン状態となるため、普通の起き上がり蹴りに比べて、これらの技はガードされてもリスクは低いと言える。特に、投げ後に確定では無い追い討ちを狙ってくる相手に対して狙い易い。


●【前転について】

 低い姿勢で転がる前転(しゃがみ状態から3LP+RP)からは、多くの新技が出せるようになり、強力になったので今作では積極的に転がっていこう。  まず立ち合いで使っていくのに有効なのが、前転からの技で最も用途が多く、お世話になるであろう唯一の下段攻撃、ベアスライディング(前転中にLK)。

前転からの主力技、ベアスライディング。空中判定になるので、ガードされても大きな反撃は受けづらい。


 リーチが長く、ヒット時にはダウンを奪える。ガードされると硬直は長いが、ロウのスライディングなどのように空中判定になっているのであまり痛い反撃は受けづらい。また、ダウンしている相手に対してもヒットさせる事ができるため、起き攻めでも積極的に使っていこう。

 これと対にするように、中段攻撃のベアアッパーカット(前転中RP)を使っていこう、ノーマルヒットでも相手を浮かすことができる優秀な技だ。そして起き攻めに活躍する、中段攻撃のベアニールキック(前転中にRK)。相手のダウン状態にもヒットし、ガード時は相手がひるむためほぼ反撃を受けない優秀な技だ。ベアスライディングと上手く使い分けて相手のガードを揺さぶろう。

 立ち合いで転がっていく時は、シットジャブやベアラリアットから連係させたり、前転を見てからでは潰し辛いような若干離れた間合いから直接転がっていくといいだろう。


●【ハンティングスタイル】

 前転と同じく、低い姿勢で構えるハンティングスタイルから出せる新技で、注目すべきはベアスピアー(ハンティングスタイル中2LP+RP)。

ベアスピアーはジャンプステータス。ハンティングスタイルを潰しに来た下段攻撃をかわしつつ攻撃できる。


 中段攻撃でリーチが長く、ジャンプステータスになっているので、相手の下段攻撃をかわしながら一気に間合いを詰める事ができる。ハンティングスタイルに構えたら、この技を中心に攻めを組み立てていこう。

 ベアスピアーヒット時は有利になるので、再度ベアスピアーを出していったり、中段攻撃の熊ちゃぶ台返し(ハンティングスタイル中LP+RP)と、下段攻撃のベアクロウ(ハンティングスタイル中RP)二択を迫っていける。前者はヒット時浮かせる事ができ、後述のコンボ4を決める事ができる。後者はダウンを奪ったところにベアタックル(ハンティングスタイル中LK+RK)が追撃として入り、見返りも大きい。

 もしもベアスピアーをガードされてしまった時には不利になるもの、ハンティングスタイル~仰向けに寝る(ハンティングスタイル中LKorRK)とすれば相手の反撃をかわしやすいので、これでフォローしていこう。

ベアスピアーをガードされてしまうとかなり不利な状況になってしまうが、「仰向けに寝る」を使えば様々な打撃技をかわすことができる。写真はフェンの嶽寸靠。


 LKとRKはどちらを押すかで寝る方向を選択できる。相手が出してくる技によって右と左を使い分けたい。仰向けダウンからはベアバサロが出せるため、うまく相手の技をかわすことができれば逆に反撃するチャンスともなり得る。

 また、ベアスピアーガード後に相手がシットジャブや下段攻撃を出して来た時は、再度ベアスピアーを出せばジャンプステータスでかわしてヒットさせられる。上段攻撃には熊ちゃぶ台返しを狙ってみてもいいだろう。

 最後にハンティングスタイルに構えるポイントだが、しゃがみからLK+RKのコマンドで構えていくのがオススメだ。しゃがみ状態からはイマイチ攻め手に欠ける感がある熊だが、ここにハンティングスタイルを加える事で一気に選択肢が増える。立ちから直接構えるよりも相手に見切られにくいと言うメリットもある。主に前述のベアラリアットヒット時や、シットジャブ後に連係させていくといいだろう。


●【中距離での立ち回り】

 中距離では、浮かせ技の熊鬼神拳(66RP)が主力となる

熊鬼神拳は中間距離の生命線。ガード時は写真のように距離が離れるため、まず反撃を受けない。相手に届きさえすれば、積極的に使っていい。


 リーチが長い上、ガードされても距離がかなり離れるため、安定して喰らう反撃はほぼ無い。また相手の左横移動に対してもある程度強く、若干の潜り性能もある、という非常に優秀な技で、ダウン状態の相手にも当たるので起き攻めでも重宝する。

 この技を意識させれば相手はうかつに手を出したり、横移動できなくなるので、666LKで相手の懐に飛び込みやすくなる。666LKをガードさせた後は有利な状態で、ベアへブンキャノンがちょうど届く程度の間合いになる。ここからは相手の暴れに対して、ベアへブンキャノンでカウンターを取っていったり、ロングレンジスローやベアラリアット等の下段、右アッパーや熊三宝龍等の中段で揺さぶっていこう。


●【遠距離での立ち回り】

 クマはもともとリーチが長いので、中距離と遠距離での立ち回りに大きな差はない。中距離での立ち回りに加え、遠距離では相手の技スカりに対してリーチが長く、そこそこ発生の早いベアシザース(6LP+RP)を狙っていこう。ただ、ベアシザースはガードされると隙が非常に大きいことも覚悟しておくこと。

 さらに余裕があるときにはダメージの大きい熊鬼神拳も狙いたい。これらの技の間合いが広いので、相手もうかつに技を出すことができない。そのためこの距離はどちらかと言えばクマの得意とする間合いになるので、焦らずゆっくりと攻めることを心がけよう。


●【基本コンボ】

 1.ベアシザース→熊不知火 ダメージ 32

 2.熊三宝龍1発止め→6RP→熊三宝龍 ダメージ 44

 3.熊鬼神拳→大ジャンプRK→熊三宝龍 ダメージ 62

熊鬼神拳から大ジャンプRKを決める、他キャラでもおなじみのコンボ。ジャンプをする前に、少し右横移動をしておくと安定する。横移動の入力は早めでも大丈夫なので、練習して決められるようになっておこう。大ジャンプRKから熊三宝龍への繋ぎは最速で構わない。


 4.熊ちゃぶ台返し→振り向き→ベアシザース ダメージ 39

 1は、追い討ちとして決める技をベアラリアットに変えてもいい。ベアラリアットならしゃがみ状態になるため、前転等にスムーズに繋げて熊不知火とは違った起き攻めができる。

 2のコンボは、右アッパーからも決める事ができるが、その時は距離が離れている時が多いため、わずかに歩いてから6RPを入れていこう。

 3のコンボは、大ジャンプRKを入れる前に右横移動をする事で安定して決める事ができるようになる。右横移動したのを目視できるくらいのところから、大ジャンプRKを入れていこう。そうすることで高く拾う事ができ、続く熊三宝龍が安定する。

 4はハンティングスタイルから出せる熊ちゃぶ台返しから決められるコンボ。相手を高く浮かせることができるがクマの後ろに吹き飛ぶため、レバーを相手方向に入れ振り向いてから、ベアシザースで追い討ちしよう。


●【確定反撃に使う打撃技】

・ジャブクラス ベアへブンキャノン1発止め

・投げクラス ベアへブンキャノン1発止め、RP

・ロングレンジクラス 右アッパー、ライジングトゥーキック、バイオレンスクロー(立ち途中LPRP)

・下段さばき後 右アッパー

 ジャブクラスのベアへブンキャノン1発止め、RPはリーチが長いため、威力は低いものの安定して反撃しやすい。崩拳などのガードして距離が離れる技に対しては、リーチの長いベアシザースで反撃していこう。右アッパーのリーチも長いので、反撃性能はそこそこと言ったところではないだろうか。

崩拳など間合いの離れる技でも、ベアシザースなら安定して反撃可能。毎回きっちり反撃できるようになりたい。



●【確定反撃される打撃技】

・ジャブクラス 熊三宝龍1発止め、熊三宝龍2発止め

・投げクラス 右アッパー、ライジングトゥーキック、ベアへブンキャノン、バイオレンスクロー

・ロングレンジクラス 熊三宝龍、ベアへブンキャノン2発止め、ベアシザース

 ロングレンジクラスのベアシザースは、ジャックのパワーシザースとは違って膨大な硬直になっている。ガードされると飛鳥の禊ぎ払いなどですら安定して反撃されてしまうため、多用は禁物だ。

 ベアへブンキャノン2発止めもガード時はロングレンジスローが確定しまう程の硬直があるが、3発目を出すか出さないかで読み合いにする事ができるため、さほどリスクは無いと言える。ヒット確認してガード時に毎回2発止めしてしまうと手痛い反撃を喰らうので、時折出し切りも混ぜていこう。


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(2005年8月17日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]


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