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【Julia Chang(ジュリア・チャン)】


 小さい体に似合わず非常にパワーのあるキャラであるジュリア。ジャブの発生もはやく相手の攻撃に対して割り込む技を多く持っている反面、前作までは崩し要素に欠けるため警戒されると苦しかった。今作でも立ちガードを崩す手段はあまり変わっていないが、そこに行き着くまでの選択肢が豊富になったため、対応されにくくなっている感はある。性能の良い新技とリニューアルされた旧技を絡め、バリエーションを増やして相手に的を絞らせないように立ち回っていこう。


●【基本戦術】

 発生が早く強力な浮かせ技を持つジュリアは、少し不利な状況からでも連拳大纏崩捶(LPRPLP)や通天砲(LPLPLP)といった浮かせ技で大ダメージを狙う事ができる。これらの打撃技を警戒して固まりがちになった相手を、ゲーム中最速の投げであるマッドアックス(2146RP)を主軸に崩していくのが主な狙い。

 ただ今作ではしゃがみステータスが導入されたため、前述の上段攻撃だけでは相手の打撃に対応しきれない。ジャブ始動の連係に加えて、紅蘭妃崩肘(3RKRP46LP)や疾歩連肘(23_LPRP)と言った打撃技で相手のしゃがみステータスを潰して行こう。


●【近距離での立ち回り】

 近距離での主軸となる技は連拳大纏崩捶と通天砲。 この2つはジャブ始動の連係技で、ジャブがカウンターヒットすると連続ヒットしその後のコンボで大ダメージが奪える。ジュリアのジャブは発生が早くカウンターを取りやすいので、近距離では常にこの2つを意識しながら立ち回ろう。連拳大纏崩捶の方はダメージが高いが、カウンターを確認してから3発目を出すことが難しい。通天砲はダメージが少し落ちるが、ある程度カウンターを確認してから3発目を入力できることが強み。ガードやノーマルヒットした場合は槍弓腿(LPLPRKLK)や通天烈破(LPLPRP)に派生させよう。

連拳大纏崩捶は大ダメージが奪えるジュリアの代名詞的な技だ。


 ただし、これら2つは1発目が上段攻撃であることと、ノーマルヒットではジャブしかヒットしないことが弱点。相手がガードに徹している時や、しゃがみステータスのある技を出してきた時はダメージを取ることができない。これを崩していくのが近距離戦におけるジュリア側の課題だろう。

 まず相手がガードに徹している場合だが、ここではリスクの低い虎身肘(66_LP)、疾歩掌拳(23_LP)と言った技を使って攻め込んでいこう。これらの技はヒットさせてもさほど大きいリターンは望めないが、その後にディレイのかかる派生技があるためガードされても主導権を握り続けられると言う利点がある。ガードさせるつもりで出していけば、自然と相手もしゃがみにくくなってくるだろう。

 虎身肘の派生技は虎身連攻(66LPRK)。虎身肘はヒットすると相手がダウンするので、虎身連攻に派生させる場合は虎身肘がガードされていることになるだろう。そのためガードされてしまう可能性も高いが、ヒットさせれば紅蘭妃崩肘1発止め(3RK)でバウンドを拾いコンボに持って行くことができるので、リターンも大きい。疾歩掌拳の派生技は疾歩連肘。こちらは1発目がカウンターヒットした場合に、ディレイ幅を短めにすれば連続ヒットさせることができる。1発目をカウンター狙いで出す場合は、あまりディレイをかけすぎないようにしよう。

 これらの派生技を警戒させれば相手は最速で動くことができず、結果として1発止めからの強引な攻めが有効となる。ここでは発生の早い投げ技であるマッドアックスを狙っていくのが強力。この場面でのマッドアックスは派生技が来ないことを確認して攻めようとしたところを掴まれることと、掴みモーションが短いことが相まって、非常に投げ抜けがしづらい。

 しゃがみステータスを持っているシットジャブなどで暴れてくる相手には、カウンターを取ると連続ヒットしリターンの大きい紅蘭妃崩肘を使ってカウンターを狙っていくのがおすすめ。紅蘭妃崩肘は2発目までを入力しておき、相手が動いていたら3発目を出していこう。ディレイをかけると連続ヒットしないため早い段階で判断する必要があるが、もし出し切ってガードされてしまってもやや距離が離れるため反撃されづらい。2発目までがガードされたら、上述の虎身肘や疾歩掌拳と同様、派生技と投げで選択を迫っていくといい。

 他には新技の止寸腿(2LK)を使っていくのも悪くない。見た目はただのローキックだが、発生は紅蘭妃崩肘の1発目よりもわずかに早く、ガードされてもまず反撃を受けない。下段攻撃であるためガードされにくく、カウンターヒットすればわずかながらジュリア側が有利な状況になれる。ノーマルヒット時はやや不利だが、ジャブを出せば相手はジャブクラスの技でしか割り込むことができないため連拳大纏崩捶や通天砲でのカウンターも狙いやすく、さほど悪い状況ではないだろう。

 シットジャブをはじめとする下段攻撃に対しては、上述の打撃技でカウンターを狙う他に下段さばきもあわせて狙っていきたい。ジュリアは下段さばきが成功すれば、一部の技を除くほぼ全ての技に対し安定して大纏崩捶を決めることができるため、非常にリターンが大きいからだ。リターンの大きさを考えると、ガードするよりもメリットが大きいので多少強引に狙ってしまってもいい。

 相手のしゃがみガードに対して直接大ダメージを狙っていく選択肢としては、新技の双起脚(9RKLK)と大纏崩捶(3RPLP)がある。 双起脚の方はジャンプステータスを持っているため、相手の早い下段攻撃に対しても対応できる。一応2段技なのでガードされた場合1発で止めれば多少は反撃を受けにくくすることができるが、どちらで止めてもロングレンジクラスの反撃が確定する上に2発目は強制ガードなため、相手が慣れてきたら大きな反撃を受けてしまう。大纏崩捶の方もヒットすればリターンは大きいが、こちらもガードされると最大級の反撃を受けてしまう。これらの選択肢はリターンも大きいが、リスクも最大級と言うことを覚えておこう。

双起脚はジャンプステータスを持っている。リスクは高いがヒットさせやすい技だ。


 そこでリスクを抑えたいなら新技のサーフボードブランディング(2LP+LK)とフェイスクラッシャー(2RP+RK)のしゃがみ投げを使っていくと言う手もある。 今作ではシットジャブなどのしゃがみステータス中もしゃがみ投げで掴めるため、受けもやや広い。読み違えて立ちガードされた場合でも、硬直が短いので大きな反撃は受けにくいだろう。

今作からジュリアにもしゃがみ投げが追加された。読みが当たれば大ダメージが取れる。


 ジュリア側が不利になってしまった場合には、不利が小さければ相手の大技に対してジャブ始動の連係技で大ダメージを狙っていけばいい。むしろ有利な場面で相手を崩していくよりも、やや不利な場面でジャブをカウンターで当てていく方がジュリアはダメージが取りやすいほど。このジャブを発生の早い上段攻撃で潰してくる相手に対しては、新技の膝弾連進(2RPLK)を狙っていくのがオススメ。 しゃがみステータスを持っているため相手の上段攻撃には無条件で打ち勝てるほか、初段の発生が早いため遅い打撃技にも対応できる。カウンターで連続ヒットし有利な状態になれるので、相手の攻めを切り返したい時に重宝する。

膝弾連進はシットストレート始動の連係技。カウンターを取れば連続ヒットする。連係キャラの割り込みに使っていこう。



●【中距離での立ち回り】

 近距離の主力でもある虎身肘、疾歩掌拳は大きく前進する技で中距離戦でも主力となってくる。ここにリーチがある下段攻撃として閃身後掃連腿(4LKRK)を1発止めで使いガードを揺さぶっていこう。閃身後掃連腿は2発目をガードされた場合の隙が非常に小さいので、もし1発目をスカされてしまった場合でも、2発目を出すか出さないかで選択を迫ればスカり確定も受けづらい。また、しゃがみステータスを持っているため牽制の上段攻撃を潜りつつ攻撃することができる。中段攻撃の崩撃(6LPRP)もあわせて使っていけば、上段攻撃を無効化しつつ二択を迫ることができる。

 新技の浮かせ技である連環転腿(横移動中にLK+RK)はガードされると大幅に不利な状況になるが、ジュリアが後退するのでやや反撃しづらい。 出掛かりにしゃがみステータスを持っているので、横移動で様子見し、相手が動いていれば出すなどとすると相手の上段連係を潜りつつ当てることができる。

連環転腿はしゃがみステータスを持っているため、上段攻撃を完全に無効化できる。


 里合天腿(4RK)は前作からリニューアルされ、非常に使いやすくなった。上段攻撃だが横方向に強く、前作よりもリーチが長くなりガードされたときの状況も五分になった。全体のモーションが短いことと、体が前に乗り出さないことがありスカされた時に反撃されにくい。カウンターヒットすればコンボにいけるため、中間距離から牽制する技としては頼れる性能だ。


●【遠距離での立ち回り】

 遠距離では相手の技スカりに疾歩崩肘(しゃがんだ状態で3_RP)で確実にダメージを奪いたい。前作まではしゃがんだ状態からではないと出せなかった技だが、今作では23_RPで立ちからスムーズに出す事ができるようになった。スカり確定にはダウンも奪えるこれを使っていこう。

 また、今作から新たに加わった特殊移動技の瞬歩(6LK)を使えば、遠距離からでも強力な攻めを展開する事ができる。 瞬歩からは瞬歩発勁(6LKRP)と虚蹴(6LKRK)、それに箭疾歩(【6LKLP】)を使い分ける事により遠距離から上中下段攻撃で相手を揺さぶる事が可能になってくる。

 まず瞬歩発勁は中段攻撃でガードされても距離が離れるためリスクが少ない。コンボの後など距離が離れた状態での起き攻めとして使ってみても面白いだろう。

 下段攻撃の虚蹴はガードされても大きな反撃はなく、ヒットさせると大きく有利になれる。しかも相手をしゃがみ状態にさせるので、出せる技が限定され硬直差以上に攻めやすい状況になる。ここで紅蘭妃崩肘を出すと相手は割り込むことができないので、ヒット確認をしながら使っていくと非常に強力な連係となる。虚蹴がカウンターヒットした場合も紅蘭妃崩肘ならばバウンドを拾ってコンボに行けるので、そういった意味でもフォローする幅が広く、オススメの連係だ。

リーチの長い箭疾歩はヒット後のリターンも大きく、使いやすい技だ。距離が離れた時は常にこの技を意識して立ち回りたい。
 最後に箭疾歩はガードされても反撃を受けない上段攻撃で、ヒットすると相手を受け身の取れるダウンにさせることができる。 この技は異様にリーチが長いので、リーチを活かしてバックダッシュや相手の技スカりに当てていこう。

 当てたあとの追い討ちは驚天衝腿(66_LK)がオススメ。受け身を取る相手は浮かせる事ができ、受け身を取らない相手にも追い討ちとして入る。他に距離によっては相手のクイック受身につぶされてしまうが、突双掌(4LP+RP)で大ダメージを狙っていくのも悪くない。



 ただしこれらの技は全て横移動に弱く、相手が横移動を混ぜつつ待っている時にはスカされる事が多くなる。そういった場面では、派生を出さずに瞬歩のみで近づいて、相手の行動を見るといった使い方も面白いだろう。


●【基本コンボ】

 1.浮かせ→虎身肘→虎身肘→虎身肘→疾歩連肘 ダメージ 65(連環転腿始動)

 2.浮かせ→箭疾歩(6LKLP)→紅蘭妃崩肘(3RKRP46_RP) ダメージ 64(大纏崩捶始動)

大纏崩捶で浮かせた相手に、箭疾歩を当てつつ接近し紅蘭妃崩肘へとつなぐ大ダメージコンボ。箭疾歩を入力するタイミングさえ掴んでしまえば、あとは特別難しいところはないだろう。連拳大纏崩捶後も同様のコンボを決めておこう。


 3.虎身連攻2発目ヒット→紅蘭妃崩肘 ダメージ 41

 1のコンボはジュリアの持つ浮かせ技のほとんどから入れる事ができる汎用性の高いコンボ。虎身肘でかなり距離を運んでしまうので、壁のあるステージでは浮かせた場所によってはコンボの途中で壁にぶつかってしまう事がある。そういった場合は、虎身肘の数を減らして距離を調節すると良いだろう。また、双起脚で浮かせた場合は虎身肘を2回にしないと疾歩連肘がスカってしまう。

 2のコンボは大纏崩捶、連拳大纏崩捶から安定して減らせるコンボ。箭疾歩の後に虎身肘を挟んでステップイン紅蘭妃崩肘とすればダメージが上がるが、難易度も上がるので無理せずまとまったダメージを奪っていきたい。

 3のコンボは虎身連攻の2発目に引っかかった相手に入れる事ができる。直接紅蘭妃崩肘を入れるコンボは最後に少しディレイをかけよう。ここで紅蘭妃崩肘を1発で止め、虎身肘2回から疾歩連肘に繋ぐと少しダメージアップできる。慣れてきたら狙ってみてもいいだろう。


●【確定反撃に使う打撃技】

・ジャブクラス 逆ワンツー(6RPLP)、背面取り(RPヒット後4)

・投げクラス 逆ワンツー、背面取り

・ロングレンジクラス 双起脚

・下段さばき後 大纏崩捶

 ジャブクラス、投げクラスではまとまったダメージが取れないので、新技である逆ワンツーをしっかりと入れていきたい。逆ワンツーはヒット後有利な状況になるので、マッドアックスなどの投げと打撃でしっかりと二択を仕掛けていこう。

地味ながら逆ワンツーは非常に嬉しい新技。ジャブクラスの確定反撃ダメージがアップした。


 ジャブクラスの反撃として、発生の早いマッドアックスを入れていってもいい。抜けられる可能性はあるが、期待できるダメージ量は大きい。

 背面取り後は確定する打撃技こそ何もないものの、ジュリア有利の攻めが展開できる。ここで暴れる相手には通天砲と双起脚での二択が有効。ただしその場立ち振り向きされてしまうと通天砲は繋がらず、双起脚はガードされてしまうので、その場合は投げや下段攻撃などで相手を揺さぶっていこう。 一部のキャラにはしゃがみ下がり振り向きをされると双起脚をかわされてしまうので、選択肢に大纏崩捶を入れていく必要がある。シャオユウとクリスティのみしゃがみ下がり振り向きをされると双起脚と大纏崩捶が両方かわされてしまうので、この2キャラに対しては背面取り後のダメージ効率があまりよくないことを覚えておこう。

 ロングレンジクラス以上の硬直には双起脚を入れていくが、もう少し硬直差があれば大纏崩捶も入る。大纏崩捶の方がダメージが高いので、双起脚しか入らない技だけを憶えておき、それ以外の大きな硬直には主に大纏崩捶を狙っていこう。


●【確定反撃される打撃技】

・ジャブクラス 膝弾連進、膝弾(3LK)、虎身連攻、疾歩連肘、金剛魄腑肘(立ち途中にRPRPLP+RP)、止寸腿

・投げクラス 虚蹴、疾歩崩肘、斬捶槍弓腿(立ち途中にRPLPRKLK)、驚天衝腿

・ロングレンジクラス 双起脚、大纏崩捶、天砲、連環転腿、穿弓腿(しゃがみ前進始めにRKLK)、紅蘭妃崩肘、八門遁甲(LP+RPRK46LP+RP)

 浮かせ技のほとんどが大きな確定を受けてしまうので、状況に応じて使い分けが重要になってくる。ガード後に距離があまり離れない双起脚、大纏崩捶は簡単に反撃されてしまうので、出すときには注意が必要だ。相手の反撃能力も考慮して使っていこう。

 天砲や連環転腿はガードされた後に距離が離れ、確定が入れづらくなる技なのでややリスクが少ない。

 虎身連攻、疾歩連肘、膝弾連進といった近距離戦での主力技もガードされると反撃を受けるので注意して使おう。


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(2005年8月17日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]


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