【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】
記事TOPへ

【馮 威(フェン・ウェイ)】


 新キャラのフェン・ウェイは他の中国拳法キャラと違い、筋肉質な肉体から繰り出される強力な打撃技で相手をねじ伏せていける豪腕キャラクター。四肢だけでなく肩や背中なども己の武器として用いるその格闘スタイルと一撃に秘めた破壊力は、八極拳を彷彿とさせる。他にも相手の攻撃をかわす技、返し技にさばき技などが揃っており、単に攻撃力を生かした攻めだけでなくトリッキーな闘い方や防御的な闘い方などもすることができるはずだ。プレーヤーの技術がそのまま反映されるやり込み度の高いキャラだと言える。


●【基本戦術】

 まず通常の立ち合いで常に意識しておきたいのが嶽寸靠(4LP+RP)だ。この技は攻撃発生が非常に早く、相手の技が空振りしたところに決めやすく攻撃力も高い。この技を意識させ相手が技を出しにくくなったところで掌杷(3LP)、入環嶽寸杷(6RPLPRP)、挿捶(66RP)、発剄掌(3RPRP)などの強力な中段攻撃で攻めていこう。中段攻撃と対となる下段攻撃も豊富で、旋風連捶(1RPRPRP)、跌釵(1LK)、剛掃腿(1RK)、前掃腿(横移動中にRK)など強力なものばかりで目移りしてしまうが、ヒット後の見返りが最も大きく、ガードされても下段攻撃にしてはスキの小さい前掃腿をまず狙っていこう。

発生とリーチに優れる嶽寸靠(写真左)、大ダメージが奪えるわりには隙の小さい前掃腿(写真右)など、フェンは性能の良い打撃技を多く持っている。



●【近距離での立ち回り】

 近距離戦の基本となるのは掌杷。相手のしゃがみ状態にヒットさせれば尻もちを誘発でき、相手が尻もち受け身を取らなければ浮かせ技などで追撃して大ダメージを与えることができる。また掌杷はガードされてもわずかだがこちらの方が早く動くことができるので、相手がしゃがみステータスを持たない技で手を出してきたときには全て撲面掌(4LP)でカウンターを取ることができるのだ。掌杷~撲面掌という連係は非常に強力なので、近距離戦での要となるだろう。掌杷をガードしても手を出してこない相手には再び掌杷を出して固めていくか、投げや前掃腿といった立ちガードを崩せる技を使おう。この場面での前掃腿は、もし相手がジャブなどで手を出してきてもコマンド入力に含まれる横移動と技自体のしゃがみステータスを利用して攻撃を潜りつつ攻撃できる狙いもある。

しゃがみガードをしている相手に掌把を当てると(写真左)尻餅をつかせ、回復されなければさまざまな打撃技で追い打ちすることができる(写真中央)。掌把をガードされた後は、撲面掌でしゃがみステータスを持たない打撃技全てにカウンターを取れる(写真右)。


 他に相手を固める手段として入環嶽寸杷もいい。入環嶽寸杷は2、3発目がノーマルヒットでも連続でつながり、初段カウンターヒットならば3発全て連続ヒットする強力な中段攻撃だ。普段は隙が小さい2発止めを基本とし、2発目がヒットしたのを確認してから3発目を出せるようになろう。

 近距離戦で不利になった場合にはフェンはガードに徹するだけでなく、雲手(6LK+RK)や拐肘(LP+RP)などのさばきき技、後ろに下がって相手の攻撃をかわす単鞭(46LP)や潜りつつ攻撃する旋陣小擒打(1LPRP)などの便利な技が揃っているので、状況に応じて活用すればその真価を発揮することができる。他にもカズヤのダブルアッパーの2発目やキングのブルータルサイクロンの2発目を虚歩(4LK+RK)でかわすといったトリッキーな動きも防御手段に取り入れることができるぞ。


●【中距離での立ち回り】

跌釵はリーチが長くしゃがみステータスを持っている下段攻撃。中間距離で攻めの起点となる技だ。
 お互いが相手の様子を見ることの多い中間距離ではリーチの長い中段攻撃である挿捶を軸に連係を組み立てよう。この技を意識させてから、残影(236)ステップで相手に近づき七寸靠(236LP)と崩打(236RP)での二択をかけていく。

 他にもリーチの長い跌釵(1LK)も役に立つ。しゃがみステータスを持つ下段攻撃でカウンターヒットすればダウンを奪え、ノーマルヒットでもこちらがわずかに有利となるので相手の立ちガードを崩すための攻めの起点となる技だ。


●【遠距離での立ち回り】

 相手が離れているときは無理に攻めずに、相手の技をスカしてその硬直に嶽寸靠を確定で入れていく戦法が強い。コマンドが簡単で攻撃発生も早いので技が届かないのを確認してからでも十分間に合うだろう。奇襲技の旋風地背脚(【LKRK】LK)を2発目ヒットを狙って1発目が届かない間合いから出していくのも面白いだろう。

 遠距離から走って近づくときに注意したいのがスラッシュキック。フェンは他キャラのスラッシュキックと同じコマンドの烈蹴脚(666LK)が、発生が遅いうえに上段攻撃なのであまり使い勝手がよくないのだ。ガードさせれば有利になる技なのだが、無理に狙う必要はないだろう。


●【基本コンボ】

 1.撲面掌(カウンターヒット)→嶽寸靠 ダメージ 44

 2.浮かせ技→掌杷→掌杷→右脚爪蹴破(6RKLK) ダメージ 51(穿弓腿始動)

穿弓腿始動だと安定しやすい。飛天脚始動の場合は2回目の掌把をジャブに変えれば安定する。最後が叩き付けになっているため、起き攻めしやすいのが特徴だ。


 3.浮かせ技→掌把→入環嶽寸杷2発止め→交牙落襲(1LP+RPRP)→シットスピンキック(2LK) ダメージ 57(飛天脚始動)

 1は僕面掌カウンターヒット時に相手の吹っ飛び受け身の成否に関わらず決まるコンボ。嶽寸靠はステップインで間合いを詰めてから出そう。少々ダメージは落ちるが嶽寸靠の代わりに挿捶で追い討ちすることもできる。

 2のコンボは相手を叩きつけたあとに挿捶と倒震脚(相手がダウン中に2RK)での二択攻撃による強力な起き攻めが展開できる。2回目の掌杷の代わりにジャブを入れると安定度が増すだろう。

 3はダメージ重視のコンボ。相手の体力や状況によって、2のコンボと使い分けるといい。


●【確定反撃に使う打撃技】

・ジャブクラス 疾火蓮弾(LPRPRP)

・投げクラス 疾火蓮弾、側腹腿(4RK)

・ロングレンジクラス 嶽寸靠、飛天脚(9RK)

・下段さばき後 飛天脚

ジャブクラスの隙でも疾火蓮弾が決まるため、ダメージは大きい。嶽寸靠が入らない隙には疾火蓮弾を確実に決めていこう。


 ジャブクラスの反撃には疾火蓮弾を確実に決めよう。技後にレバー4入れで背向け状態に移行し、継続して攻めていくこともできるぞ。他には反撃技では嶽寸靠が役に立つ。投げよりも少し遅いくらいの発生速度で、リーチも長く、様々な技に確定反撃として決めることができる。相手の技をガードしたら、嶽寸靠を決めることができる技なのかどうかを判断するのが反撃の目安になっていいのではないだろうか。下段さばき成功後には飛天脚からの空中コンボを決めよう。


●【確定反撃される打撃技】

・ジャブクラス 連環腿

・投げクラス 金剛搗捶(立ち途中にRP)、穿弓腿(立ち途中にLK)、疾歩蓮弾(立ち途中にLPRPLP)、崩打、前掃腿、旋風地背脚

・ロングレンジクラス 嶽寸靠、入環嶽寸杷、単鞭、跌釵、剛掃腿

 浮かせ技のほとんどがガードされたときに投げクラスの硬直ができてしまうが、フェンの強力な空中コンボを考えれば妥当といったところか。他にも優秀な中段攻撃が揃っているので確実に確定反撃を入れてくる相手には無理に浮かせ技を狙わなくても闘っていけるはずだ。嶽寸靠、入環嶽寸杷はかなり長い硬直を伴なうので確実にヒットする場面でのみ使っていきたい。跌釵がガードされると意外に隙が多いことにも注意が必要だ。


(C)1994 1995 1996 1999 2001 2004 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「鉄拳」のページ
http://www.tekken-official.jp/

(2005年8月17日)

[Reported by 鉄拳攻略チーム]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.