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会場:恵比寿ガーデンプレイスタワー
3on3のストリートバスケットボールをテーマにしており、味付けとしては韓国産MMORPGのような可愛らしさや美麗さではなく、クールさを全面に押し出しているところが最大の特徴。ストリートバスケらしく、キャラクタたちはストリート系のファッションに身を包み、BGMにはHipHop系のサウンドを採用。あまり濃くなりすぎないように、トゥーンシェーディングで全体のイメージを柔らかく整えている。 基本的なゲーム内容は、選手の1人として試合に参加し、キャラクタのレベルと自分のプレイスキルに応じた各種リーグ戦で試合を積み重ねていく。リーグ戦は1カ月単位で実施され、総得点、得点成功率、リバウンド数といったデータが個人成績としてランキングされる仕組みだ。 試合形式は1対1、2対2、3対3の3種類で、最大6人同時プレイが可能。ストリートバスケは、本式のバスケットボールと異なり、コートの半分しか使用しない。めまぐるしく攻撃と守備を入れ替わりつつ、限定されたエリア内で同じゴールを目がけてボールを投げ込むような展開になるため、非常に展開が早い。鎌田氏によれば、1試合わずか5分程度で消化できるということで、極めて間口の広いゲームデザインになっている。 インターフェイスは、キーボードオンリーで、カーソルキーでキャラクタの移動を行ない、さらに4つのキーでシュート、パス、スティールといった様々なアクションを行なう。そのほか、挨拶や試合中の意志の疎通に使用するチャットマクロが計7種類用意されている。ゲームパッドへの対応は今のところ予定はないが、希望があれば検討するとしている。 課金対象となるアイテムは、シャツ、パンツ、靴、ヘアバンド、髪型といった定番アバターアイテムのほか、たとえば「ダンクシュート」といったバスケの上級技などが用意されている。気になる価格は、韓国版で100円(シンプルなシャツ)から3,800円(スキルアップ効果のあるシャツ)程度。ただし、伊藤氏によれば、こうした価格設定を日本サービスにそのまま持ち込むつもりはないという。 伊藤氏の構想では、メインターゲットはあくまで小中学生で、チームの名前に、学年とクラスが入れられるような拡張まで施すという。「週末、『ムシキング』コーナーに子供を連れて行って300円渡して遊ばせる」というお小遣いレベルの遊び方が十分に可能なビジネスモデルを考えているという。月当たりの平均単価が5,000円といわれるアイテム課金ビジネスに一石を投じる思い切ったプランだ。 また、NHNの最大の強味である国内最大手のゲームポータルであるHangameとの連携も行なう。コミュニティ上の分身であるアバターキャラクタに、「FREESTYLE」で得たトロフィーなどの一部データを送り、Hangame内でそれがわかるような仕組みを取り入れるという。さらに着物、浴衣といった日本オリジナルアイテムの実装も検討しているということだ。
サービススケジュールは、秋口にクローズドβテストを実施し、秋にオープンβテスト、年明け前に正式サービスへと移行する。年内の目標会員数は60万人。企業とのタイアップも企画中で、実現すれば有名ブランドのシャツやクツが実装されるといった展開もありえるという。今後の展開が楽しみな大型プロジェクトだ。
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□NHN Japanのホームページ (2005年8月5日) [Reported by 中村聖司]
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