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コナミ、「pop'n musicプレミアムサマーイベント」を開催
スペシャルゲストも登場し盛り上がったライブステージとライブ

7月30日 開催

会場:青山 LOUNGE O

 コナミ株式会社は、音楽ゲーム「ポップンミュージック(以下ポップン)」シリーズ最新作のサウンドトラック「pop'n music 12いろは AC CS pop'n music 10」(4月13日発売)の発売を記念して、サントラの購入者を対象とした完全招待制のプレミアイベントを開催した。

 7月23日の大阪に続いて、7月30日に東京でも開催されたこのイベントは、サントラ「pop'n music 12いろは AC CS pop'n music 10」参加アーティストによるスペシャルライブステージやトークショーが行なわれ、「ポップンミュージック」ファンへのサービス満点の内容となった。サントラ購入者の中から抽選が行なわれ、東京と大阪でそれぞれ100組200名、合計400名が招待された。

 本稿では、東京で行なわれたイベントの様子をお届けしよう。


■ 期待のアーティストから重鎮までが一気に登場した前半戦

 トップに登場したのは、SAYA(さや)さんとEMI(えみ)さんの実の姉妹によるデュオ、秋桜と、世界のさまざまな音楽、イメージをモチーフとした曲作りを基軸とする村井聖夜さん単独のプロジェクト、WORLD SEQUENCE。演奏されたのは、現在アーケードで稼働中の「ポップン12いろは」に収録されている「home.」で、秋桜の息ぴったりのハーモニーを披露した。ゲーム内でヒーリングデュオというジャンルとなっている通り、心癒される歌声がデュオ(二重唱)で会場を包み込む。

 2曲目では、間もなく稼働する業務用「ポップン13カーニバル」に収録予定の新曲、「キボウノタネ」が初お披露目となった。「キボウノタネ」に関して、村井さんは、「秋桜のお2人に『飛んでいる感じ』を表すような歌詞をお願いしたところ、上がってきた歌詞がタンポポの種をモチーフにした中に人生を含ませた非常に良い詞だったため、思わずこみ上げるものがあった」とコメント。

 また秋桜のお2人は、歌を交えながら自己紹介を行ない、本当の姉妹というだけあって声も瓜二つだがタイミングもバッチリというところを会場にアピールした。

透明感溢れる癒し系のデュオで会場を包み込む秋桜 左からWORLD SEQUENCE村井聖夜氏と、妹のSAYAさん、姉のEMIさん


 2番手で登場した桜井零士氏は、2004年に行なわれたBEMANIアーティストオーディションに見事合格した、若干19歳の期待の新人アーティスト。本イベントには、大阪に続いて東京にも参加。最初の演奏は、「ポップン12いろは」に収録されている人気の楽曲「For Dear~」を、得意のギター演奏と歌で披露した。

 2曲目の演奏は「ポップン13カーニバル」のロケテスト版にも収録されていた、「Infinity Blue」で、「翼を広げ、飛び立とう」という歌詞が印象に残るとても爽やかな曲。演奏後のMCで、桜井氏自身の「Infinity Blue」のイメージとして、「土手に寝転がって空を見上げているイメージ」だと語った。また、この楽曲をこれからプレイするユーザーに向けて、「余裕があれば、手を広げて空を仰ぐ姿勢でプレイしてほしい」というコメントがあり、会場から笑いがこぼれた。

 さらに桜井氏は、自分で作ったオリジナルブランドの帽子をステージ上で紹介。これには会場から「欲しい!」の大合唱がわき起こり、オリジナルブランドの帽子は来場者にプレゼントされた。自身のブランドの話はホームページの日記でも紹介していたそうなので、桜井氏の最新の動向を掴みたい人は、ご本人の日記をチェックすると良さそうだ。

ギター演奏と共に熱唱する桜井氏。曲は「For Dear~」 桜井氏オリジナルブランドの帽子は、会場にプレゼントされた


 司会進行役の亀田氏の、「美少女、美男子の次に現れるのは、一体誰か?」というMCに促されて、次に登場したのは、Togo-chef fw.GUHROOVY&NO+CHIN。続々ステージに上がるメンバーの装いは、頭にタオルを巻いて黄色いヘルメットを被ったサウンドプロデューサーTogo氏、ネクタイを頭に巻いたボーカリストNO+CHIN氏、眼鏡とマスクで表情すら見えないK.C.B.H(内堀彰)氏と、それぞれかなり奇抜なファッション。バラバラなのだが3人そろうと不思議な統一感があって、ステージはそれまでとは異なる珍妙な雰囲気を醸し出した。ライブイベントで痛感するこのアーティストのごった煮具合が、いかにも「ポップン」と言った感じだ。

 ファッションだけでなく、演奏曲の「スーダラ節(平成ラガ&ジャングル MIX)」もインパクトが強く、会場をぐいぐい引き込んでいく。PS2「ポップン11」に収録されているこの楽曲は、「ハナ肇とクレイジーキャッツ」の「スーダラ節」をMIXした曲。有名なサビのところでは、ステージ上でスイスイ泳ぐような踊りが披露され、思わずつられて手が泳ぎ出しそうになりそうだ。

サウンドプロデューサーTogo氏。こんな姿だが、実は「BEATMANIA」、「ポップン」等コナミの音楽ゲームシリーズに欠かせない重鎮 左手、K.C.B.H(内堀)氏はプラカードで意思表示。右手のNO+CHIN氏は「本日の主役」のたすきを掛けて主役をアピール



■ スペシャルゲスト登場! ~質問コーナー

 スペシャルゲストとしてステージに招かれたwac氏により、「ポップン13カーニバル」に収録される楽曲の一部を会場に流すというファンサービスがあった。それぞれ約4秒ずつ、10数曲の楽曲を連続で収録したCDが流され、その中にはロケテスト版に収録されていた楽曲のほか、未収録の曲も含まれており、来場者は真剣に静聴していた。また、会場からのアンコールに応えて2回CDを流すという取り計らいもあり、新作に期待を寄せるファンの期待はより一層高まったのではないだろうか。

 さらにファンを喜ばせるハプニングが発生。「ポップン」シリーズの人気アーティスト、Des-ROW氏が登場し、会場から割れんばかりの拍手と歓声が飛んだ。演奏を乞う会場からの声が多かったが、残念ながら今回は演奏は無し。

 次に、参加アーティストが来場者からの質問に回答する質問コーナーに移り、ここで質問を読み上げられた来場者にはサイン入りポスターがプレゼントされた。

 秋桜に対する質問では、「『ポップン』に参加することになったきっかけは?」との問いに対して、村井氏の方から、秋桜結成の経緯が明かされた。「最初にSAYAさんを見つけて、デュオでやりたいと考えてもう1人を探していたところ、お姉さんも歌を歌えるということを知ってお願いすることが決まった」と村井氏。

 また、桜井氏に対する、「彼女はいますか? どんな人が好みですか?」という質問には、女性来場者の多い会場を沸かせた。回答は、「音楽活動が忙しいのでいません。一緒に居て楽しければいいと思う」とのこと。

 この質問コーナーの後、参加アーティストの私物が抽選でプレゼントされた。主にアーティスト自身が身につけているアクセサリーやサングラス、帽子などがプレゼントされる中、Togo氏からは、サイン入りV-レアサウンドトラックがプレゼントされ、至れり尽くせりといった感じとなった。


■ 女性アーティストを中心に華やかなステージとなった後半

ステージ後半は女性アーティスト中心で盛り上がった
 後半では、コナミの音楽ゲームのさまざまな楽曲にボーカリストとして参加する岡めぐみさんが登場。upper☆slopeとして共に活動中のメンバー、RYOさんと「いい人」をロングバージョンで披露した。

 この演奏に入るに当たり、2番の歌詞を口ずさんで確認していた岡さん。これに対して、演奏終了後RYOさんから「英語やポルトガル語は大丈夫なのに、日本語の歌詞を間違える」というツッコミがあった。また、かつて3番まである曲を全て1番の歌詞で歌ったこともある、などというネタが暴露され、会場の笑いを誘った。

 続いての演奏、「ポップン11」の「O-YA-GE de SAMBA」では、マラカスを手にしたキッズダンサーと、バックコーラスのバス・コナウィンディスが登場。この楽曲のために結成されたバス・コナウィンディスは、Togo氏、KMJ太郎氏、はやP氏というメンバーにより構成されるが、この日お休みだったはやP氏に代わって、司会進行役の亀田氏が代打で参加。メンバーの衣装は、ネクタイを頭に巻き付け、Yシャツが半分出ている、宴会中のような出で立ち。

 サンバのリズムに合わせて中年男性の悲哀を熱唱するupper☆slope、マラカスを振って愛嬌良くダンスするキッズダンサー、飲み会からステージに迷い込んだような3名のバックコーラスという、「ポップン」でしかなかなか見られないステージが展開した。

左からRYOさん、そして岡めぐみさん。お2人はupper☆slopeとして活動中 本日の衣装は、岡さんの楽曲に用意された「ポップン」キャラの雰囲気を採り入れたという


 最後のステージを飾ったのは、一般公募「BEMANIボーカリスト・オーディション」で誕生した女性ボーカルユニットBeForUのメンバー、Noriaさん、小坂りゆさん、南さやかさん。

 最初に、黒いワンピース姿で登場したNoriaさんが元気一杯飛び跳ねて「LOVE2 シュガ→」を熱唱。「Noriaと一緒にジャンプしてね!」という呼びかけに、会場も「GO、GO……」の歌詞に合わせて共に歌い、手拍子で大いに盛り上がった。続く演奏では、Noriaさんがパートナーの小坂りゆさんをステージに招き、2人のボーカリストによって「☆shining☆」が披露された。よりアップテンポなリズムに合わせて手拍子を打つ会場も、ヒートアップしていくのが感じられた。そしてライブイベントの最後を飾った曲目は、先の2曲とはうってかわって落ち着いた雰囲気の「GURADUATION」。ここで、Noriaさんとりゆさんが声をそろえて、南さやかさんをステージに呼び、3人で「GURADUATION」ライブバージョンを披露した。

 演奏終了後のMCでは、ステージで歌うのは2年ぶりのNoriaさんが、「久々だったので疲れた」とコメント。りゆさんは、「お客さんの迫力がすごい!」と感動した様子で興奮気味にコメントした。

 会場にはBeForUメンバーの小松代真さんと有沢みはるさんの2人も応援に来ており、ステージに登場。自身もポップンのファンだと語るさやかさんから、「『ポップン13カーニバル』の新曲を聴けて良かった、私も楽しくプレイしますので、みなさんも是非プレイして下さい」とのコメントがあった。最後のステージは、BeForUファンにとっても心に残る忘れがたいステージとなったのではないだろうか。

右端の写真、左から青いオリエンタルな衣装の南さやかさん、白いジャケットの小坂りゆさん、黒いワンピースのNoriaさん。3人で「GURADUATION」を歌うのは初めてだったとのこと


 全ての演奏プログラムを終えて、最後にステージ上に参加アーティストとwac氏、突然乱入したDes-ROW氏ら全員が登場して、来場者に向けてお礼の言葉があった。

 wac氏からは、発売目前の「ポップン13カーニバル」を待ち望むファンに対して、「制作の方は、頑張りますので、皆さんゲームセンターで会いましょう!」という言葉が聞けた。

 桜井零士さんからは、8月16日にavex主催のイベント、「GuitarFreaksV & DrumManiaV」vs「CHOKE SLEEPER」 Special Collaboration Live 2005に出演するという告知があった。ちなみにこのイベント、残念ながら20歳未満の人は参加できないが、参加する資格がある人はチェックしてみては如何だろうか。

 最後に亀井氏から、8月13日東京・原宿アストロホールで行なわれるパーキッツのワンマンライブ、8月20日東京・代々木で行なわれるSanaさんのファーストソロライブに関する告知があり、「ポップンの仲間として、応援よろしくお願いします」とのMCがあった。また、「これからもイベントや、ライブを行なっていきます」という嬉しい言葉も聞けたので、今回抽選でイベントに参加するチャンスを逃した人も、また別の機会に期待して良さそうだ。

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「ポップンワールド」のページ
http://www.konami.co.jp/am/popn/

(2005年8月1日)

[Reported by 河本茉澄]



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