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前回では、ケイノスでの住居を確保、害獣を退治してケイノスのために働き、最後には薄暗い地下墓地の一角で裏切り者たちを処罰するというケイノスという街の暗部に触れつつ市民権を獲得した。 今回はGoodの中心、象徴とも言うべき都市「ケイノス」の中枢である市内を巡りつつ、そこに住んでいるNPCたち、そして彼らを始め様々なポイントから取得できる仕事「クエスト」を紹介しつつ、より深くケイノスという街を見つめていこう。
住居を確保し、市民として自由にケイノスの市内を歩けるようになった私。ここからは冒険者としてケイノスのために、そして自分のために歩み始めることになる。とはいえ、まだ装備している武器や防具は「ないよりはまし」という程度のものばかりであり、肝心の所持金もほとんどの場合は心もとない額しか持っていないだろう。とにもかくにも仕事、つまり「クエスト」をしていき、その報酬で装備を整え、経験値を得てレベルを上げていくのが最善だろう。
一言でNPCと話してクエストをもらうと言ってみたものの、ケイノス内で取得できるクエストだけでもかなりの量がある。具体的に言うとこの時点(レベル6程度)で取得できるものだけでゆうに50個は超えるだろう。ひとつひとつをじっくりとこなしていくのももちろんよいのだが、今回私は、とりあえず片っ端からクエストを受けてまわり、20や30ほどのクエストがジャーナルに溜まってきたら一気に終わらせていくという方法を取ってみた。一人のNPCが複数のクエスト完了への対象者になっていることがあるのが大きな理由だ。
こちらの冒険に話を戻そう。ケイノスという街は、市内区の4エリアに加え、市外区の6エリアで構成されている都市だ。ちなみに市外区のあとにカッコで記載しているのは、そのエリアを拠点としている種族となっている。
・ケイノス市内区
上記のエリアを歩き回りNPCと次々に話して行く。各エリアにはそれぞれに30人程度、多いエリアでは4、50人程度のNPCが存在していて、その中から大体、3人に1人はなにかしらのクエストを所持しているという感触だ。クエストの内容は本当に千差万別。いくつかのクエストを紹介しよう。
この時点でのレベルに適したクエストを受けているということもあり、どれも簡単なお使いのような物が多い。内容はどれものんびりとした暮らしの中で生まれる悩みとも言えるような穏やかな困りごとだ。上では紹介していないが「コンサートの出演依頼」を言付けるという伝言クエストある。ケイノスという街に住む人々はとても文化的で精神的に豊かな生活を営んでいることが伺い知れる。 クエストを完了していくと、報酬の中にはお金だけでなく、装備品や食料、時には家具といったものももらえるだろう。ここで装備品や食料の名前の色について記していこう。敵のモンスターの名前が自分よりレベルの低い場合は灰色、緑色、水色に、自分と同程度で白色、自分より上のものがオレンジ色、赤色となっているのだが、この名前の色で自分に適しているかどうかがわかるというシステムは、装備品の武器や防具、そして食料、さらに呪文やコンバットアーツにも同じように存在しているのだ。 例えば、自分が今装備しているナイフの名前が緑色になっていたとする。それは自分のキャラクタのレベルにしては心もとない装備品である、ということを示しているのだ。これは防具なども同様。逆にオレンジ色の場合は今のレベルでは本来の性能を引き出しきれないというもの、赤色は装備できない装備品ということになるのだ。
次に食事。名前の色による判断はモンスターや装備品と同様で、白い名前の食料品が適したものということになる。食料を食べている状態ではヒットポイントの自然回復量が上昇する。適した食事の場合はより回復量が増すのだ。飲み物の場合は呪文やコンバットアーツを使用するときに消費するパワーの自然回復量が上昇するのである。適したものであれば回復量が上昇するのも同様である。
さて、街中を行き来するだけで完了できるクエストがあらかた片付いてきたら、次は指定されたモンスターを狩りに行くタイプのクエストをこなしに行く。レベル10未満のこの時点では市外に隣接している「オークミストフォレスト」、「ピートボグ」、「フォレスト・ルーインズ」といったエリア、さらにマリナーズベルで移動できる小規模なダンジョン「ザ・ケイブ」、さらに市内・市外を問わずケイノスの地下に広がっている地下道「ダウンビロウ」といったあたりだ。片っ端から受けていたクエストのおかげで、どのエリアでも適当に敵を倒してみると、なにかしらのクエストの対象であることが多かった。
この「クエストを受けておいて敵を倒した時にクエストジャーナルが反応したらクエストを進める」というスタイルは私のお気に入りの方法である。受けているクエストは多くの場合、その時のレベルに見合ったものなので対象となるモンスターにも自然と遭遇しやすい。何気なく敵を倒した時に「カチン!」というジャーナルがアップデートされた音が聞こえたならば、どのクエストの対象なのかを確認して、気が向けばクエストを進める、という具合である。
こうしてクエストを完了したり、対象のモンスターを倒したりしていると自然にレベルは8・9といったあたりになるだろう。お次はホールマークと呼ばれる重要なクエストのひとつ「クラス選択」である。これまで私はさまざまなクラスの源とも言えるアーキタイプのひとつ「ファイター」として冒険していたが、より専門的な能力を得られるクラスを選択する段階になったのだ。 ケイノスでファイターから派生するクラスを教授してくれるのはドワーフのMaster-at-Arms Dagorelだ。ファイターから派生するクラスは、頑丈な防具と武器で戦う「ウォーリアー」、近接戦闘(メレー)で戦う「ブロウラー」、鎧に身を包み神の力を借りて戦う「クルセイダー」の3つ。Dagorelはこの3つについてまずは理解していけという。選択はその後でも遅くはないということだろう。
ウォーリアーについて学ぶためにザ・ケイブに大量発生しているアイススパイダーを退治してこいという。ウォーリアーはこれまでに慣れ親しんできたファイターのスタイルに近いこともあり、さして特別なことでもないようだ。アイススパイダーはザ・ケイブの入り口近くに文字通り大量に発生している。レベル的にもかなり格下の敵なので軽く片付けることができるはずだ。
続いては近接戦闘を得意とするブロウラーについてだ。Dagorelから紹介されたスタークレスト・コミューンにいるLuvie、そしてグレイストーン・ヤードにいるHargenの2人から格闘のコツを教わりに行くこととなった。
すると彼女はすぐさま話を理解し、私に殴りかかってこいというのである。Luvieがこちらのパンチを避ける様子をよく見てコツをつかめということなのだ。では早速と殴りかかってみる。まずは顔面を狙ってパンチ! ヒラリとかわされて宙を舞う私のパンチ。続いては胸を狙ってパンチ! またしても避けられる。Luvieは「遅すぎる、もう一度。」とまだまだ余裕の指導である。さらにお腹を狙ってパンチ! まだ当たらない。わき腹を狙ってパンチ! ようやくLuvieに軽くだがヒット! 彼女は最後のパンチに合格点をくれた。確かにウォーリアーやクルセイダーのように重い鎧に身を包むわけではないブロウラーだが、これだけ攻撃を避けることができるのならば、充分にグループの最前線で活躍できるだろう。
まずは鼻を殴る! Luvieはひらりとかわしたが、Hargenはそのパンチをもろに受け止めた! 全く余裕のようで「いいぞ、その調子だ! 」等と言っている。ならばと、こちらはあばらにジャブ! それを食らってもまだ余裕の見えるHargen、ジャブに続いてはアッパーカット! まだHargenは「もうおしまいか? 」と余裕を見せている。ならば単発ではなくコンビネーションのワン・ツーパンチだ! と、その時! Hargenはうおおおっと突如反撃したきた! Hargenの一撃をまともにもらい、たまらずよろめく私。Hargenは謝りながら「これでよくわかったろう、ブロウラーは体のあらゆる場所を使うんだ」と話してくれた。体こそが防具であり、拳で語り合うというところだろうか。確かに荒っぽい稽古だったが、ブロウラーというクラスがわかった気がする。
Dagorelの元に戻ると、彼はHargenにやられたタンコブを笑いながら、3つ目の「クルセイダー」について学ぶため、まずクルセイダーの力の源について教えてくれた。クルセイダーと呼ばれる者は自分の信念を力の源としているという。このケイノスの街にいるガードはみなケイノスを信じており、ケイノスのために戦っている。それこそが彼らの力なのだという。その意思の強さを実感するために3人のガードと話してくるよう彼らの居場所と名前をDagorelは私のジャーナルに書いてくれた。
ケイノス市内の治安を守る彼らと話し、激励の言葉を贈る。彼らは3人ともそれぞれ自分のガードという仕事に誇りを持っているばかりか、強く強くケイノスという街が正しいことを信じていた。その平和を守るためには命も投げ出すというのだ。この意思の強さと信心深さがクルセイダーに備わる神の力の源なのだろう。だが、私には彼らが信じている物もケイノスという閉じられた世界にある幻想のように思えた。彼らの信じているケイノス=絶対的な正義という図式はあまりにも芝居がかった物のように感じてしまうのだ。
ほどなくノールを退治してDagorelの元に戻った私は、彼に選択を迫られた。ここまでに学んだ3つのクラス。この中からどの道に進むのかというものだ。私はしばらく悩んだ後にあえて「クルセイダー」を選んだ。話をしたガードたちのように強くケイノスの正義を信じる心を持てるようになるかもしれないと考えてのことだ。クルセイダーとして修練を積むと、その先には善と正義に身を捧げている気高い戦士「パラディン」の道が続いている。私はパラディンを目指すためにもクルセイダーになるとDagorelに告げた。
ケイノス港にあるというゴロツキどもの隠れ家は、普段入ることのできない建物に存在する。市民権獲得の最終段階で訪れたような、特殊なエリアへの入り口なのである。そのため最初に探すときには少し苦労するかもしれないが丹念に探してみよう。
ゴロツキどもが市民をさらっているという貯蔵庫に進入すると、中にはゴロツキどもと思われる姿が見える。そこまで大きな建物ではないので見つからないよう進むのも難しい。ゴロツキたちのレベルは8、1対1の状況にすれば苦労はないはずだ。入り口付近にいた見張りらしき者を倒すと、正面には壁、壁の右手には階段、左手には部屋がいくつかある。まずは左手の部屋に市民が捕まっていないかを確認しようと歩を進める。すると部屋の物陰にいたゴロツキが飛び出してきたではないか! 見る間に3人ほどに囲まれてしまいあっさり返り討ち。
これはグループでダンジョンを探索するような時にも重要になるのだが、ファイター系のクラスと言えば、グループの前線で先頭を進むことが多い。その時に物陰に隠れしまって見えない敵がいるかもしれないという警戒心を持って進むことが重要なのだ。というところを踏まえて、もう一度再チャレンジ。
壁の左手に続く部屋に近づかないように進み、角度を変えて中にいるゴロツキを確認する。視線に入ったら挑発のアーツで一人ひとりをおびき出して各個撃破! 今度は順調だ。1階で残るは隅の部屋のみ。だがここでまたもやアクシデントが! なんと隅の部屋にいたのは親玉なのか、レベル15の敵が待ち受けていたのだ。こちらのレベルは9、まったく歯が立たずにまたしても死亡。なんということだ。あの隅の部屋にいる親玉と思われる敵とはまともにやりあってはいけないようだ。
貯蔵庫に3度目の進入なのだが、そもそもここに進入している目的はさらわれたという市民の救出だ。ゴロツキどもを根絶やしにするのが目的でもない。2度目の進入で見る限り1階にはいなかったようなので、入り口にいるゴロツキを片付け今度は2階への階段を上がる。階段を上がるとまっすぐに伸びた通路の先にはさらわれた市民らしき人影が! しかし人影の前には見張りらしき人影も見える。1人ならばなんとでもなる。そう思っていた矢先、突如右側から攻撃を食らった。階段を登りきった右側にゴロツキが1人潜んでいたのだ。通路に走り出していたら2人のゴロツキを同時に相手することとなっていただろう。
私はケイノスの正義のために働くという部分には疑問を抱きながらも、自分の信じる道を進むという点には同調できるため「クルセイダー」を選択した。これからはクルセイダーとしてケイノスの外に広がる「アントニカ」、そしてアントニカに存在するダンジョンに足を踏み入れることとなるのだ。
フリーポートに着くやいなや、待ち受けていた民生官に「あんたはこれからフリーポートの所有物となるんだ」と言われ、あてがわれた下宿屋では嫌味と愚痴にまみれた大家と話し、銀行の口座を作りに行くと怪しげな質問をされた。市民権を得るために申請所へ足を運んでみると、フリーポートを裏切ろうとしている者たちを「覇王様が望むように」処罰することを求められた。 かくして私はフリーポートの市内を歩く権利である「市民権」を獲得したのだが、さすがの私もここまででフリーポートという街がどのような街なのかはわかったつもりだ。フリーポートに住むということは、つまり覇王様のために存在するということであり、ゆえに住人は「フリーポートの所有物」なのである。ひいては「覇王様の所有物」と言っても差し支えはないだろう。フリーポートで暮らす上で大事なのは「覇王様に逆らわないこと」、「騙されないこと」、そして「生きのびる事」だろう。 私はこれまでの体験で上記のようにフリーポートという街を解釈したのだが、そこに住む住人、NPCたちはどのように暮らしているのだろうかと気になるところだろう。今回はフリーポート内を歩き回り、仕事、つまりクエストを進めていこう。
と、その前に。これは前回でもお伝えしたが、フリーポートという街はとても薄暗く汚い。汚いのはある意味味のある世界として実は私的には好きなのだが(綺麗な街並みより何かリアルを感じるのだ)、暗いのはとても良くない。昼間であればそれなりには明るいものの、夜の暗さはどうにかせねばならぬ。というわけで、冒険を始める前に「たいまつ」を購入した。たいまつを装備していれば自分の周りが明るく照らされるのだ。
灯りを確保できたところで、早速街を歩き回ってみよう。ちなみにフリーポートは、市内区が4エリア、市外区が6エリアで構成されている都市だ。市外区のあとにカッコで記載しているのは、そのエリアを拠点としている種族だ。
・フリーポート市内区 上記の市外区にある種族を見てもらうとわかるが、フリーポートには亜人種が非常に多い。彼らの中には、言葉が不自由な者もいる。上記の中だとビッグベンドにいるオーガやトロルたちは、ギリギリ意思の疎通が取れるといった有り様である。だがそれだけに普通ではありえない面白さというものもあるのである。 それでは早速仕事がないか話しかけてみよう。「おーい、そこの武器商さん。なにか仕事はないかね。」声をかけてみると武器商は「冒険の道具を探しているのかね。なんでもここで揃うぞ」と自信ありげな返答である。そこで私は「こんなにたくさんの品をどうやって手に入れた?」と聞いてみると、「商売の秘訣をお前に教えると思うか? 失せろ、商売の邪魔だ」と返してくる有り様である。ここはひとつ褒めておだてる事にした私は「あなたのような素晴らしい武器商にぜひなりたい」とめげずに食い下がる。するとやっと武器商は気を良くしてメイスを集めてくるという仕事をくれた。 上記のようなやり取りはフリーポートではさして珍しいものではない。むしろまだまだ優しい口調なほうなのである。仕事を求めて住人と話しても、すんなりとはクエストをくれない場合が多いのだ。上記の武器商との会話も選択を誤ると会話は途端に終了してしまう。もっとタチの悪いものはまだまだある。
街中で立っている女性に話しかけてみる。すると「わらわのような高貴なる血筋のものが低俗な者の相手をしなければならぬとは不愉快だこと」などと言うではないか。なぜか偉そうな人物だが、私はこんな市外区の街中に高貴な血筋の人がいないことを知っている。この人は一体なんなのだろうか。とりあえず話を続けてみると驚くことに彼女は自分のことをアントニア・ベイルだなどと言い出すではないか。アントニア・ベイルといえばケイノスを統治する女王の名前である。しかも我らが覇王ルーカン様を夫だなどと言っている。どうやら彼女には私たちとは違う世界が見えているようだ。そんな彼女からも仕事はもらえるのである。
お次はトロルの商人に話しかけてみよう。彼は店に掲げる看板が欲しいようだ。看板を書いてくれる人を探してトロルのSkaggaからの注文で看板を頼む。文句を言いながらも看板ができあがった。看板の代金を要求されるものの、「支払いはSkaggaがあなたを食べないことだと言っていた」と伝えて私は立ち去った。
そもそもこの街には様々な種族がそれぞれのエリアに住んでいるのだが、歩き回ってみると、どの種族も他の種族のことを嫌っている。同種族であっても騙し騙されの毎日なのだから、他の種族と手を取り合っている場合ではないのだろう。
他にもいくつかのクエストを紹介しよう。どれもこれもフリーポートのテイストに満ち溢れているクエストばかりだ。
Soniusは、まずソーサラーの技能を学ぶ一環として、まずは媒介用のスライムを手に入れて来いと言う。スライムはフリーポートの地下にあるシーブズウェイという下水道にいるということだ。スライムは打撃に強く魔法に弱いという特性がある生き物である。そのため、比較的楽に媒介用のスライムを集めることができるだろう。だが、シーブズウェイには巨大なナメクジや、はぐれラトンガといった敵も徘徊している。この時点で奥に進むのは止めておくのが得策だ。
問題のインクを値上げした店に入り、店主にSoniusがインクの値上がりを憂いていることを伝える。すると、店主は家族7人を養っていくのに必死なのだから、インクひとビン10ゴールドの価格は譲れないという。ここからがエンチャンターのように相手を惑わす訓練である。まずは値段を半分にして倍の量を買ってもらえばいいのでは? と提案してみる。さすがにこれは簡単すぎたのか、儲けが半分になることにあっさり気づかれてしまった。
続いて、値段を1/4にして、8倍の量を買うのはどうかと提案する。店主は少し考えた後、やはり損をするのに変わりないことに気づいてしまった。ならばと、値段を1/10にして20倍の量を買ってもらえばいいとさらに提案する。店主はだんだんとわからなくなってきたようで、「やっぱりこちらが損をすることにならないかね?」と言葉の語尾が疑問形になってきた。ここで一押し、「契約を交わせばいい、量を売ればそれだけ利益も増える」と押し込んだ。すると店主は「なーるほど、そいつは巧いやり方だ。……ならばいっそ、値段を1/20にして、40本買わせよう! 大儲けだ!」と大喜びしだした。これがエンチャンターが使う惑わしの術なのだろうか。どうにもこの店主だけにしか通用がしなさそうな予感もするところだ。とにもかくにも店主は10ゴールドに値上げしたインクを5シルバーで40本も売ってくれる契約をしてくれた。ちなみにこの契約は未来永劫なのだそうだ。
Soniusにインクの価格を伝えると大変喜んでもらえた。いよいよ最後はサモナーの訓練である。話によるとSoniusの元の教え子が独学でモンスターを召還したらしく、Soniusはその教え子が誰なのかを突き止めたいらしい。どんなモンスターが召還されたのかを目撃者に聞いて回り特定できれば教え子が誰かわかるということだ。Soniusは彼女の免状も無しに独学でモンスターを召還した罪をその教え子の命で償ってもらうつもりということだ。
エレベーターを操作し、地下の闘技場に進む。中に入ると天井が高い場所に出た。こちらから見て逆側の隅に人影が見える。慎重に近づいていき、魔法をかける。相手ももちろんメイジのようで魔法で応戦してくる。すると、突如横からラトンガが2人、武器を振り上げて私に襲い掛かってきたではないか。どうやら決闘の相手であるT'Lysは助っ人を頼んでいたようだ。なんとも卑怯ではあるが勝った方が正しいのがフリーポートだろう。私はまずT'Lysを集中的に攻撃して彼を倒したあと、ラトンガたちを個別に撃破した。
かくして闘技場での決闘に勝利した私はその旨をSoniusに伝えた。すると「ギャリーン!」という音と共にリングとソーサリー・ローブ、そしてなぜかおいしい食事も頂くことができた。これで私はレベル10に到達した時点からソーサラーとして新たな道を歩むこととなる。
今回の冒険記は、ケイノスとフリーポートそれぞれに住むHPCと彼らから受けれるクエストを軸にGoodとEvilの姿を見て頂いた。ケイノスのクエストが穏やかな生活の中にある悩みであったのに対し、フリーポートのそれは殺伐とした生きるか死ぬかのやりとりである。フリーポート側は心中穏やかではないかもしれないが、刺激的なやりとりが好みの人にはぜひオススメしたいところだ。次回は、Goodはアントニカ、Evilはコモンランドに冒険の足を広げ、ダンジョンを紹介しつつグループでのプレイ模様を紹介していこうと思う。Goodはクルセイダー視点の、Evilはソーサラー視点のものとなる。それでは次回またお会いしましょう。
□スクウェア・エニックスのホームページ (2005年7月27日) [Reported by 山村智美/Pomm]
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