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株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 2/Windows用MMORPG「ファイナルファンタジー XI」のバージョンアップを、7月19日に実施した。 今回のバージョンアップでは、新たに「フェローシップクエスト」が導入されている。このクエストを達成すると、プレーヤーと同じく、戦闘による経験値を得て成長するNPCを呼び出せるようになる。獣使いや召喚士のペットに近い存在ではあるが、プレーヤーの強さとは無関係の、独自のレベルが設定されている点がユニーク。ただしNPCを呼び出している間は、プレーヤーの取得経験値が30%減少する。 また呼び出すにはいくつかの条件がある。まずパーティメンバーが5人以下の際に、プレーヤーキャラクタとNPCの数が6人になるまでしか呼び出せない。3人パーティならば、それぞれのプレーヤーがひとりずつ、合計3人のNPCを呼び出せるが、4人パーティではメンバーのうちのいずれか2人しか呼び出せない。またパーティメンバーとNPCの合計が7人以上になると、NPCは自動的に消滅する。 このほか、呼び出せるエリアに制限があること、護衛クエスト中は呼び出せないこと(獣使いなどのペットは同時に呼び出せる)、NPCのレベルがプレーヤーのレベルを超えていた場合、NPCの強さがプレーヤーに合わせて引き下げられる、などの条件がある。 具体的な用途としては、5人以下のパーティでプレイする際にNPCを呼び出せば、手間なく戦力の補強が図れるだろう。また、アイテム探しなどでひとりでプレイする際には、ペット代わりとして重宝しそうだ。 ゲームバランス面では、忍術「空蝉の術」に調整が入り、敵の攻撃で術が消された際に、敵対心が下がるようになった。「空蝉の術」によってパーティの盾役として活躍する忍者だが、敵をひきつけるのが難しくなってしまった。しかしアタッカーがサポートジョブとして使用する場合、敵対心の低下はプラスに働くため、単純に弱体化とはいえない。これまでとは異なる、新たな戦術が必要になるだろう。
他には、新たな「プロマシアの呪縛」ミッションの公開や、一部エリアでのモンスターの配置変更、バリスタの大幅なルール変更、チョコボを他国に届けるミニゲームの追加など、さまざまな仕様追加・変更が行なわれている。
□スクウェア・エニックスのホームページ (2005年7月19日) [Reported by 石田賀津男]
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