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会場:横浜アリーナ
「WIRE05」の入場口をくぐると正面に多数のPSPをカプセルに入れ目立つように配置するなど、今回の「WIRE05」への出展には気合いが入っている。 「WIPEOUT PURE」は反重力で作動するクラフトと呼ばれるマシンに搭乗し、レースに参加し勝ち抜いていく。圧倒的スピード感とアクロバティックなコース、元はイギリスで制作されているにもかかわらず日本語を使ったデザインと最新のテクノを使用したBGMなど、シリーズ1作目からテクノ好きなユーザーとの親和性の高いソフトとして日本だけでなく世界中で親しまれていた。 そういった意味からも今回のようなイベントでは音楽のつながりだけでなく、認知度の高いソフトといえる。実際、各協賛企業が出展しているサードエリアと呼ばれるコーナーのど真ん中にSCEJのブースは設置され、時間帯によってはすべての試遊台が埋まり、多くの来場者が足を止めスピーディなゲーム展開に目を奪われていた。 ブースは円形に設置された垂れ幕内にそって、イスとヘッドフォンが設置された試遊台が12台置かれ、「WIPEOUT PURE」を遊ぶことができた。さらにその内側には4台の試遊台が置かれていたが、こちらはこの日「WIRE05」の会場限定で配布されたデータ「WIRE05スペシャルパック」を遊ぶことができる仕組みとなっていた。そしてブース中央にはコクピットにが置かれハンドル部分にPSPがセットされた特殊筐体が置かれ、時間によってプレイ可能となっていた。このコクピット型PSP試遊台のすごいところは映像が外部に出力できるようなっていて、ブースの垂れ幕に投影することができると言うこと。かなりド派手な演出となっていたため、人目を集める結果となっていた。 やはり音楽との相性がいいことも合ってか、来場者の男女問わずプレイする姿が見られ、それもかなりじっくりとプレイしているようだった。そして、今回、PSPの無線LAN機能を使ったデータ配信が行なわれたわけだが、こちらも人がとぎれることなくダウンロードする姿が見られた。さすがにPSPを使用してネットワーク接続を行なったことのあるユーザーは少ないようで、とまどう姿も見られたが、SCEJスタッフが常駐し、懇切丁寧に解説。ダウンロードの手助けを行なっていた。 会場のダウンロードはゲーム上からオンラインを選択。手動設定から自動検索を実行。1分もかからずに検索結果として「WIRE05スペシャルパック」のダウンロードサイトを検索し、後はなにも手を加えずに進めていくだけで接続。ここでメモリースティックDUOの容量が足らなければダウンロードする時点でメッセージが表示される。10MB近く必要となるわけだが、記者がダウンロードしたときは3人から4人でダウンロードを行ない、3分から4分程度かかり、結構かかるかなといった感じ。もちろんダウンロードが完了すれば、あとは心おきなく遊びまくることができる。その場で座り込んでプレイし始めるユーザーもいたほどだ。 「WIRE05スペシャルパック」には、石野卓球氏が「WIRE05」をイメージして作曲したオリジナルCM曲をBGMとして収録。告知CMでしか流されなかったという貴重な曲だ。そしてあちらこちらの看板に「WIRE05」があしらわれたスペシャルサーキット、スペシャルメニューグラフィックス、そして「WIRE05」をイメージしたハンドリングとスピードに優れたオリジナルクラフトも収録されていた。ちなみにこのオリジナルサーキットは、比較的カーブも少なくシンプルな高速サーキットとなっていた。
「親和性が高い」と一言で言っても、音楽を聴きに来たユーザーにどれほどアピールするのかわからなかったが、熱心に遊ぶユーザーが多かっただけでなく、PSPを持参しデータのダウンロードまで行なうユーザーがかなりのかずいたことは、それだけゲームとPSPが浸透していると言うことだろう。また、ゲームのデータ配信という点では、今回のケースはその試金石として成功したと言えるだろう。
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□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ (2005年7月16日) [Reported by 船津稔]
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