会場：幕張メッセ 9ホール
開場時間：9：00～16：30（入場は16：00まで）

ステージイベントでバンプレストの寺田氏による「第3次スーパーロボット大戦α」の解説が行われた

　7月16日、17日の2日間行なわれる「講談社スーパーキャラクターフェスティバル(Kフェス) 2005」が幕張メッセ 9ホールにて開幕した。講談社の人気漫画雑誌11誌で扱うキャラクタをメインとしたこのイベント、朝早くから物販などを目当てにした行列ができ、好天も手伝って昨年以上の人手となっていたようだ。

　講談社版権タイトルが一堂に会する「Kフェス」だけあり、コナミ、セガ、ソニー・コンピュータエンタテインメント、タイトー、トミー、ナムコ、任天堂、バンダイ、バンプレスト、マーベラスエンタテインメント(50音順)などのビデオゲームメーカーも出展。事前にも情報が提供されていたが、7月～8月発売タイトルを中心に試遊台が多数設置されていた。

　さて、最も人を集めていたと思われるのが、バンプレストが7月28日に発売するPS2「第3次スーパーロボット大戦α」の試遊台。ゲームの冒頭部分がプレイできる特別バージョンが出展されており、その頭上には巨大なスクリーンを設置。プロモーション映像や登場作品解説映像などが上映されていた。合間には、10月発売予定のPS2用アクション「ウルトラマンFighting Evolution Rebirth」の映像も流されており、注目を集めていた。

　また、「ネギま!」ブースにはコナミが7月28日に発売するPS2「魔法先生ネギま! 2時間目 戦う乙女たち! 麻帆良大運動会SP!」の試遊台が設置され、その横ではオリジナルデータの配布が行なわれていた。クラスメイト以外の270人全員に、「魔法使い」属性が付いたものをPS2のメモリーカードにコピーできるサービスで、その裏にあったコナミ物販ブースでの「魔法先生ネギま! フィギュメイト イベント限定ver」購入のための長大な列が形成されていることもあってか、「ネギま!」ブースは会場1番の混雑ぶりとなっていた。

　ちなみに「魔法先生ネギま! フィギュメイト イベント限定ver」は、会場限定500個の販売だが、1日目はほぼ瞬殺というべき売れっぷり(開場前から並んでいても買えない人も多かったようだ)。2日目も怒涛の売れ行きが予想されている。会場に訪れても購入できなかった人のために、「Kフェス」公式HPに何らかの代替手段が後日告知される予定だという。詳細はまだ確定していないとのことだが、会場でもらったレシートや、会員カードなどは大切に取っておいてほしいとの告知があった。

　また、コナミは自社ブースにおいて9月15日に発売予定のPLAY-POEMSシリーズ初の音楽ゲーム「マリンバ天国」を「熱血パワプロチャンプ」、「爽快ゴルフチャンプ」とともに出展。マーカーのデザインなどから「ポップンミュージック」を想起させるが、マリンバを叩く機会がそうないからか、チビッコにはウケていた。

　7月7日にPSP「スクールランブル 姉さん事件です!」が発売されたこともあり、バンダイブースに試遊台が設置されていたが、マーベラスエンタテインメントブースでは各種声優イベントなどが行なわれて盛り上がっていた。

・任天堂ブース

　発売直前タイトルといえば、これまた7月28日に発売される任天堂のリズムアクションゲーム、DS「押忍! 闘え! 応援団」も出展。ガイドバーが左右に動く独特のシステム、そしてタッチペンのみを使う操作などに来場者は興味津々。対戦プレイとフリープレイの2つのコーナーに6台の試遊台を並べてアピールしていた。

　7月21日に発売されるGC用「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」も試遊台を出展。対戦に勝利するとオリジナルグッズがもらえることもあって、熱心に遊びこんでいるユーザーが見受けられた。

　そのそばには、「大合奏! バンドブラザーズ」のバーバラ様による同作の専用追加曲カートリッジの発売に向けてのリクエストを受け付けていた。公式サイトで受け付けているものの会場版だ。また、6月30日に発売されたDS「やわらかあたま塾」の試遊台も設置されていた。

・ソニー・コンピュータエンタテインメントブース

　6月16日に発売済みのPS2「怪盗スライ・クーパー」(『コミックボンボン』で漫画が連載中)、そして「Eye Toy : Play2」を出展。どちらもゆったりとしたスペースでプレイが堪能できるように配慮されていた。

・タイトーブース

　ブース内に座って遊べる試遊台を設置していたのが、7月28日に発売される「タイトーメモリーズ 上巻」そして8月25日に発売される「タイトーメモリーズ 下巻」。上巻は発売直前だが、下巻は初の試遊イベントということで、興味深い出展となっていた。

　また、「恐竜対戦ダイノチャンプ最強DNA発掘大作戦」もプレイアブルで出展。多数の試遊台を出展していたのが6月28日に発売されたDS「アスファルト アーバン GT」。ゲーム大会もひっきりなしに行なわれていた。

・セガブース

　7月7日に発売された「サクラ対戦V ～さらば愛しき人よ～」がメインの出展となったセガブース。体験版がプレイできたが、映像出展でPS2、GC、Xboxで今冬発売予定の「SHADOW THE HEADGEHOG」も出展されていた。

・ナムコブース

　7月7日に発売されたPS2「みんな大好き塊魂」、そして8月4日に発売される予定のPS2「太鼓の達人 とびっきり! アニメスペシャル」、DS「ディグダグ ディギング ストライク」の3作が出展となった。

　「みんな大好き塊魂」は、以前からイベントにて使用されていた教室ブースでの試遊のほか、ステージでもゲーム大会を開催。勝利チームには「あやつり王子」がプレゼントされるとあって、なかなか人気を集めていたようだ。

　また、「太鼓の達人 とびっきり! アニメスペシャル」のほうは、発売前ということもあって収録曲のチェックを行なっているユーザーが多かった。



　各所でイベントが行なわれているのも「Kフェス」の大きな特徴。連載作家によるサイン会、ヒーローたちの握手会はもちろん、メインとなる「Kステージ」でもかなりの頻度でイベントが行なわれている。初日特に集客を誇っていたのが、「第3次スーパーロボット大戦α」のイベント。そして、「ネギま!」、「スクールランブル」、「涼風」の声優陣が一同に集まる「週刊少年マガジン」ステージだった。2日目も多数のイベントが企画されている。このイベントを目当てに会場に足を運ぶのもありだろう。

□「講談社スーパーキャラクターフェスティバル」のホームページ
http://www.k-fes.com/
□関連情報
【7月14日】バンプレスト、「Kフェス2005」に出展
PS2「第3次スーパーロボット大戦α」のイベントを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050714/supa.htm
【7月14日】タイトー、「Kフェス2005」に出展 PS2「タイトーメモリーズ」など22台の試遊台を設置
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050714/taito.htm
【6月29日】コナミ、PS2「魔法先生ネギま! 2時間目」、
Kフェス2005にてオリジナルデータのプレゼントを実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050629/negi.htm
【2004年7月17日】「講談社スーパーキャラクターフェスティバル2004」開催
新作タイトルがたっぷり試遊できる
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040717/kf.htm

(2005年7月16日)

[Reported by 佐伯憲司]