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価格:5,229円
「Twelve ~戦国封神伝~」は、日本の戦国時代をモチーフとしたファンタジーの世界“大和”を舞台に、十二支の精霊に守護された勇者達が魔神を封印するための戦いを描いたシミュレーションRPG。シナリオ・世界設定原案は川上稔氏、キャラクタデザインは成瀬ちさとさんが担当している。
ゲームの流れは、キャラクタ同士の会話などでストーリーが進行する「アドベンチャーパート」と敵と戦闘を行なう「バトルパート」を交互に進めていくという、シミュレーションRPGのスタイルとしてはオーソドックスなもので、プレイに戸惑うということはないだろう。各章の始めには弁士によるストーリー説明で幕が開く。戦闘は敵味方のユニットを交互に動かすターン制を採用している。 ■ 本作ならではのシステムを紹介 【軍師】 ゲームが進行すると、戦闘前に仲間の1人を「軍師」に選ぶことができる。軍師となったキャラクタは、そのキャラクタに応じた戦闘方針を決めることができ、他の仲間に軍師キャラクタの力が行き渡ることになる。この力を「軍師効果」と呼ぶ。軍師効果には意気の回復や獲得する経験値のアップなど、さまざまなタイプの効果があるので、状況に合わせて軍師を選ぶといいだろう。
また、軍師に選んだキャラクタとの会話イベントが発生する。この会話によって各キャラクタの友好が深まり、物語の背景をより深く理解することができるという。
【応援】
「応援」は仲間に力を与え、信頼関係を築くアクションである。応援には移動力のアップや1度だけ攻撃を回避することができるなどと言った、戦闘に直接役立つ効果を持っている。移動や攻撃といったコマンドとは別に、キャラクタを動かすことができるという便利なシステムである。しかし、応援は意気を消費することはないが、応援を使ったキャラクタは連続して応援を使うことはできない。応援の使い方が本作を攻略する上で重要なカギとなるだろう。
【コンボ】
コンボとは意気を消費して行なう連続攻撃のこと。攻撃の演出に合わせてタイミング良く○ボタンを押すと、より大きなダメージを与えることができる。キャラクタとともに攻撃に参加している感覚を手軽に気持ちよく体感できるシステム。
■ 多数登場するキャラクタを紹介
登場人物の多さも敵味方を合わせるとかなりの人数になるが、本作は日本の戦国時代をモチーフにしているため、登場人物の名前を見て気がついた人もいるかもしれないが、実在した戦国武将などからキャラクタ名を考案している。そのあたりもチェックして、よく見てみるとおもしろいのではないだろうか。
■ 序盤のストーリーを紹介 物語は、旅の剣士である主人公が葵家の姫、ティエンと出会うところから始まる。大和の各地を旅しながら十二支の精霊に守護された仲間と出会い、魔神の力を借りて大和の統一を目指す尾張軍の野望を阻止するのが最終的な目的となる。
まず最初に、大和の地図画面から選択可能な拠点を選ぶことで、アドベンチャーパートへと突入していく。ストーリーを進めていくと特定の条件で追加マップ(挑戦状マップ)が出現する。この挑戦状マップと呼ばれるマップはストーリーとは直接は関係ないが、このマップでしか入手できない特殊武器があるという。 主人公は、京に近い山中で何者かに追われている葵の姫“ティエン”に出会い、ティエンを助ける。ティエンを追ってきた尾張家の武将“フジヨシ”とトラブルに巻き込まれそうになるが、遅れて来たティエンの仲間“セイショウ”と”カシン”が到着。そこで、主人公の持つ精霊の転じた刀“鷹鏡”がティエン、セイショウの武器と反応し合い、神器という存在を知る。葵家の領地である江戸を目指したいが、その道は困難を極める。事情を知った主人公はティエンと行動を共にする。
●第一章 第一節 “大和の雨” マサナガ軍は一時期同盟を結んだ関係であった、小谷家を滅ぼすために攻撃を開始した。その頃、葵家代表としてマサナガ討伐令を受けようとしたティエンが京の御所で捕まってしまった。自分達の力量を証明するために、亡霊騒ぎの京で南大門の鬼(亡霊)退治をすることに。鬼退治にあたり、帝の子息である“トウグウ”とトウグウ付きの侍女長“ユキ”が仲間となる。航空船で京に来ていた商売青年で神器を持つ“ヤマト”も成り行きで仲間に。無事に亡霊を退治した一行であったが、亡霊の本隊は京へと向かっていた。
●第一章 第二節 “無明の火” 禍々しい気配によって深い眠りから目覚めた亡霊達が京の街を襲い始める。燃え行く京の街で主人公達は謎が多い傭兵の“ムメイ”と出会い、共に亡霊を退治することになる。亡霊騒ぎの首謀者であり、フジヨシの配下“ミナル”と“タケマス”を見つけ、追いすがろうとした時、マサナガ軍の“ランマル”が現れる。ランマルの術で危機に陥る主人公達であったが、トウグウの不思議な力によりランマルは撤退。京に平和をもたらしたことでマサナガ討伐令を得ることができた。神器の謎、魔神復活阻止の方法を知るために、ティエン達は境へ向かう。
(C) 2005 KONAMI
□コナミのホームページ (2005年7月12日) [Reported by 志賀康紀]
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