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コナミ、戦国時代とファンタジーの融合
PSP「Twelve ~戦国封神伝~」を8月25日に発売

8月25日 発売

価格:5,229円

綺麗なグラフィック、フルボイスなところも注目
 コナミ株式会社は、PSP用シミュレーションRPG「Twelve ~戦国封神伝~」を8月25日に発売する。価格は5,229円。

 「Twelve ~戦国封神伝~」は、日本の戦国時代をモチーフとしたファンタジーの世界“大和”を舞台に、十二支の精霊に守護された勇者達が魔神を封印するための戦いを描いたシミュレーションRPG。シナリオ・世界設定原案は川上稔氏、キャラクタデザインは成瀬ちさとさんが担当している。

 ゲームの流れは、キャラクタ同士の会話などでストーリーが進行する「アドベンチャーパート」と敵と戦闘を行なう「バトルパート」を交互に進めていくという、シミュレーションRPGのスタイルとしてはオーソドックスなもので、プレイに戸惑うということはないだろう。各章の始めには弁士によるストーリー説明で幕が開く。戦闘は敵味方のユニットを交互に動かすターン制を採用している。



【プロローグ】

 かつて 精霊と人々が共に住まう時代がありそれは神代と呼ばれた……。

 だが ある時現れた魔神との戦いにより大地は一度水に没して洗われ、魔神は地の底に封じられたものの精霊の多くは疲弊して野に隠れたという。

 これは、そんな昔の話が言い伝えとなった頃の人の時代のお話……。

日本の戦国時代に似つつも、異なる世界“大和”。かつて世界を滅ぼしかけたとされる魔神の力を借りる尾張・マサナガの生け贄とされかかったティエンを助け、葵家の復興をめざし行動するうち、 魔神に対抗できる12の神器とその護り手の存在を知る。そして主人公の持つ刀“鷹鏡”もその1つであった……





■ 本作ならではのシステムを紹介

【軍師】

 ゲームが進行すると、戦闘前に仲間の1人を「軍師」に選ぶことができる。軍師となったキャラクタは、そのキャラクタに応じた戦闘方針を決めることができ、他の仲間に軍師キャラクタの力が行き渡ることになる。この力を「軍師効果」と呼ぶ。軍師効果には意気の回復や獲得する経験値のアップなど、さまざまなタイプの効果があるので、状況に合わせて軍師を選ぶといいだろう。

 また、軍師に選んだキャラクタとの会話イベントが発生する。この会話によって各キャラクタの友好が深まり、物語の背景をより深く理解することができるという。

【軍師】
例えば、ヤマトを軍師に選択すると脱出用航空船を手配した話を聞くことができる


【応援】

 「応援」は仲間に力を与え、信頼関係を築くアクションである。応援には移動力のアップや1度だけ攻撃を回避することができるなどと言った、戦闘に直接役立つ効果を持っている。移動や攻撃といったコマンドとは別に、キャラクタを動かすことができるという便利なシステムである。しかし、応援は意気を消費することはないが、応援を使ったキャラクタは連続して応援を使うことはできない。応援の使い方が本作を攻略する上で重要なカギとなるだろう。

【応援】
応援は各キャラクタが複数持っている。また、メッセージはキャラクタの相性によって変化する


【コンボ】

 コンボとは意気を消費して行なう連続攻撃のこと。攻撃の演出に合わせてタイミング良く○ボタンを押すと、より大きなダメージを与えることができる。キャラクタとともに攻撃に参加している感覚を手軽に気持ちよく体感できるシステム。

【コンボ】
演出に合わせてタイミングよく○ボタンを押すことで威力がアップ



■ 多数登場するキャラクタを紹介

 登場人物の多さも敵味方を合わせるとかなりの人数になるが、本作は日本の戦国時代をモチーフにしているため、登場人物の名前を見て気がついた人もいるかもしれないが、実在した戦国武将などからキャラクタ名を考案している。そのあたりもチェックして、よく見てみるとおもしろいのではないだろうか。

【味方キャラクタ】
【ヒビキ】 【ミノリ】
ゲーム開始時にヒビキかミノリを選択。鷹の精霊の宿った鳥の神器「鷹鏡」を受け継いだ旅の剣士。ティエン達と同行することになる。接近戦が得意でバランスの良い前衛役
【ティエン】 【ムメイ】 【ヤマト】
人質として尾張家に捕らわれていたが、魔神復活の生贄にされるところを脱走。常に老白虎のシロマルを連れている。虎の神器を持つ。槍を使った広範囲攻撃と回復系の神術が使える 大刀を軽々と扱う正体不明の傭兵。京では自警団のまとめ役として 主人公達と出会う。接近戦のエキスパートで攻撃力が高い 神戸商人団の航空団の一隊を任されている商売青年。長銃の使い手で、京の街での亡霊騒ぎの際に仲間となる。猿の神器を持つ。 遠距離攻撃ができ、 初歩的な西洋神術を使うことができる
【セイショウ】 【ユキ】 【カシン】
ティエンの護衛役として付き従うことになる少年忍者。素直、素朴な性格のため、どうにも上の人間に頭が上がらない。兎の神器を持つ。防御力、体力はイマイチだが、移動力が高く、忍術が使える 異人にして御所の侍従長。帝の息子トウグウ付き。帝からのお目付役として主人公達と同行する。見た目以上にしっかりものだとか? 回避と反撃能力が高く、カウンター攻撃が得意 各地を放浪しつつ、見聞を広める老人。ティエンの父に頼まれてティエンの教育役をしていた。神術と忍術を使うことができる。攻撃は必殺率が高い
【クロウ】 【ベンケイ】 【ジュリー】
奥州の長寿族の隠れ里に居を構える女性武人。精霊の馬「静」に騎乗する。見た目とは裏腹に豪快な一面も。弓を使った遠距離攻撃と、馬に乗った高い移動力が魅力 クロウの供をする自動人形。喋ることは出来ないが、主人(クロウ)に仕える忠犬タイプ。回避は低いが、圧倒的な体力を誇る 西洋神術の使い手でこう見えても男性。堺の賢者サアキの元で主人公達と出会う。大罪を犯したと言う経歴の持ち主であるが、過去は謎に包まれている
【マサヒメ】 【バスク】
奥州の森の中で霞家の兵に追われていたところを、主人公達が助けて出会う青葉家の少女。優しく、命を大事に考える性格。 格闘司祭にして、WBT(世界バテレントーナメント)ヘビー級の前チャンピオン。右の腹を殴ったら左の腹を殴れという教えを実践している


【敵キャラクタ】
【マサナガ】 【フジヨシ】 【ランマル】
尾張家の当主。かつて世界を滅ぼしかけた魔神の力を借り、破竹の勢いで大和の統一を目指している。魔神の力を借りているところから“魔王”と呼ばれている マサナガ配下の女武将。マサナガ配下の六天魔軍の一人。常に面を着けている。マサナガの草履取り時代に機転が気に入られ、小姓を経て武将となる 非常に攻撃的な性格で、他人の弱みや嫌味をあからさまに仰々しく口にする。強力な術を使いこなし、たった一人で六天魔軍の一軍を担っている。マサナガと会話する口調からは単なる臣下にとどまらないなにかがあるようにも?
【ミナル】 【タケマス】
フジヨシ配下の軍師見習い。幼い頃にフジヨシの小姓として召し抱えられた。真面目で沈着冷静、計算力が高く、理屈っぽい一面も。信念を持って事に当たり、嫌われることも恐れない ミナルの直臣。武勇に優れ、知将であるミナルの補佐。恩あるものには最後まで付き従い、諫言も恐れない。ミナルの守り人兼兄役



■ 序盤のストーリーを紹介

 物語は、旅の剣士である主人公が葵家の姫、ティエンと出会うところから始まる。大和の各地を旅しながら十二支の精霊に守護された仲間と出会い、魔神の力を借りて大和の統一を目指す尾張軍の野望を阻止するのが最終的な目的となる。

 まず最初に、大和の地図画面から選択可能な拠点を選ぶことで、アドベンチャーパートへと突入していく。ストーリーを進めていくと特定の条件で追加マップ(挑戦状マップ)が出現する。この挑戦状マップと呼ばれるマップはストーリーとは直接は関係ないが、このマップでしか入手できない特殊武器があるという。

●序章

 主人公は、京に近い山中で何者かに追われている葵の姫“ティエン”に出会い、ティエンを助ける。ティエンを追ってきた尾張家の武将“フジヨシ”とトラブルに巻き込まれそうになるが、遅れて来たティエンの仲間“セイショウ”と”カシン”が到着。そこで、主人公の持つ精霊の転じた刀“鷹鏡”がティエン、セイショウの武器と反応し合い、神器という存在を知る。葵家の領地である江戸を目指したいが、その道は困難を極める。事情を知った主人公はティエンと行動を共にする。



●第一章 第一節 “大和の雨”

 マサナガ軍は一時期同盟を結んだ関係であった、小谷家を滅ぼすために攻撃を開始した。その頃、葵家代表としてマサナガ討伐令を受けようとしたティエンが京の御所で捕まってしまった。自分達の力量を証明するために、亡霊騒ぎの京で南大門の鬼(亡霊)退治をすることに。鬼退治にあたり、帝の子息である“トウグウ”とトウグウ付きの侍女長“ユキ”が仲間となる。航空船で京に来ていた商売青年で神器を持つ“ヤマト”も成り行きで仲間に。無事に亡霊を退治した一行であったが、亡霊の本隊は京へと向かっていた。



●第一章 第二節 “無明の火”

 禍々しい気配によって深い眠りから目覚めた亡霊達が京の街を襲い始める。燃え行く京の街で主人公達は謎が多い傭兵の“ムメイ”と出会い、共に亡霊を退治することになる。亡霊騒ぎの首謀者であり、フジヨシの配下“ミナル”と“タケマス”を見つけ、追いすがろうとした時、マサナガ軍の“ランマル”が現れる。ランマルの術で危機に陥る主人公達であったが、トウグウの不思議な力によりランマルは撤退。京に平和をもたらしたことでマサナガ討伐令を得ることができた。神器の謎、魔神復活阻止の方法を知るために、ティエン達は境へ向かう。



(C) 2005 KONAMI

□コナミのホームページ
http://www.konami.co.jp/
□「Twelve ~戦国封神伝~」のページ
http://www.konami.jp/gs/game/twelve/

(2005年7月12日)

[Reported by 志賀康紀]


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