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価格:9,240円 (限定版:10,290、10周年記念特別版:100,000円)
「プリンセスコンチェルト」は、ラグノア大陸が舞台。伝説の王により統一されていたが、王の死後6つに分裂。そんな中現われた魔王軍に襲われその大半を奪われた。難を逃れた王女たちは被害の少ないラウディア国に身を寄せる。ラウディア国王は3人の息子たち王子にそれぞれ命を出す。プレーヤーは第三王子アルフレッドとなり戦いに挑んでいくことになる。 ゲームには5人の王女が登場。プレーヤーはこの王女たちとコミュニケーションをとりながらストーリーを進めていくことになる。同作のテーマのひとつに「女の子には誰にもいえない秘密がある」というキーワードがある。仲がいいように見えていても誰しも秘密を持ち合わせており、それが明らかになったときにプレーヤーがどう受け止めて対処するのか? その王女の支えになることができるのか? といった展開が用意されている。 戦闘パートは同社初となるシミュレーションパートが採用されている。戦闘は敵・味方関わらずスピードの速い順に行動を起こすことができる。このため、スピードの速いキャラクタは遅いキャラクタに比べ何度も行動を起こすことができることになる。このほかにも自由度の高い成長要素など、戦略的な要素が数多く用意されている。 発表会に出席した同社の木谷高明ブロッコリー会長は「キャラクタデザインを担当するコゲどんぼさんに325枚もの原画を書いてもらい、制作を担当してもらったヘッドロックさんに丁寧に作ってもらった。声優もこれまでブロッコリーの作品に登場してもらった主だった声優さんのほとんどに出演していただいている。そういった意味では豪華な作品」と力強くアピール。 ヘッドロックの岡田信之代表取締役CEOは「木谷氏と別件で話をしている中で10周年記念作品としてお話をいただいた。『キャラクタに頼らずにゲームとして優れたものを』ということで見せていただいて、もうちょっと手を加えればと思い、直すところは直していった。ちょうどコンシューマのゲーム作品を作ろうと考えていた当時で、RPGなどを作り馴れたスタッフをそろえていたときで、そのスタッフたちに作ってもらった」と作品の出来には自信たっぷりといった感じだった。 キャラクタデザインを担当したコゲどんぼさんは「5年くらい前にお話をいただいて、やっと出ると言うことで感慨深くうれしく思う」とコメント。キャラクタのデザインなどについての苦労については「原画は連載などの合間に2年近くかかって描き上げました。5人のお姫様ということで、デザインがかぶらないようにデザインしなければならず難しかったですね。あらかじめ設定などを聞いていたので、それぞれの国の特徴であるとか王女たちの性格が表われるように気をつけました。また、民俗調との依頼があったので、野暮ったく見えないようにしました」と語った。 王女の一人、セルマ役の真田アサミさんは、「セルマは小さな人形を持ち腹話術で話したり、他のキャラクタとも腹話術で会話したりする。その使い分けが難しかった」と役を演じる難しさをコメント。ゲーム好きで知られる真田さんだが「私も今から楽しみ」と作品をアピールした。
「プリンセスコンチェルト」は、シナリオにして「ギャラクシーエンジェル」の1.5倍にも及ぶというそのボリュームからもその規模の大きさが伺える。90分ものラジオ特番も7月29日にラジオ関西で放送されることが決定しており (インターネットラジオ音泉でも後日放送予定)、同社としてもプロモーションなどに力が入っている。木谷会長は「全社一丸となって持てる力を振り絞って作り上げたので、広く広めていきたい。10周年と言っておきながら12年目に入っているが、この作品を節目としてがんばっていきたい」とこの作品にかける意気込みを語り、発表会を締めくくった。
(C)BROCCOLI
□ブロッコリーのホームページ (2005年7月6日) [Reported by 船津稔]
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