発売元 EA Sports
コンソール・PC含めてスポーツゲームの分野では世界最大のシェアを誇る、Electronic Artsのスポーツブランド“EA Sports”。誰でも手軽に遊べる作りのEA Sportsタイトルは、特に欧米においてライトユーザー層から絶大な支持を得ており、今回紹介する「Cricket 2005」もそれらの定番シリーズの中のひとつだ。
「Cricket 2005」は、その名の通りクリケットを題材としたスポーツゲーム。クリケットは日本においてはどちらかというとマイナーなスポーツだが、実は野球の原型となった英国生まれの伝統のあるスポーツである。しかもワールドカップやプロリーグも存在し、競技人口はサッカーに次いで世界第二位といわれているのだ。こう聞くと日本人である筆者は、国内外での知名度の差に少なからずのギャップを感じてしまう。
その点が大きな理由と思われるが、今回紹介するdemoはクリケットの知識が前提条件とされているのには参ってしまった。つまりルール説明が一切なく、いきなりゲームが始まるため、クリケットそのものに疎い筆者はどうすればいいのか戸惑ってしまった。そのため一度ゲームを終了し、しばらくの間クリケットのルールを調べねばならなかった。
基本的には一般的な野球ゲームに近い形式で進行する。ただし大きく異なるのがバッティング時のタイミング。クリケットは投球がワンバウンドしてからバッターに届くため、このタイミングを合わせるのが慣れるまで難しいのだ。この時のポイントとしては、バウンドする位置がその直前に地面にマーキングされるため、それを見ながら微調整するとよい。
ゲーム展開そのものは野球よりも地味ではあるものの、バッターを打ち取った瞬間にキャラクタが見せるオーバーアクション等、演出面でうまく盛り上げている。この辺りはスポーツゲームに手練れのEA Sportsの十八番といえるだろう。290MBというファイルサイズにしてはややボリュームは少ないものの、クリケットというスポーツに興味を持った読者はプレイしてみてはいかがだろうか。
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