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ズー、「メディーバルローズ~中世都市建国~」を7月22日に発売
中世を舞台にした都市建設シミュレーションゲーム

7月22日発売予定

価格:8,190円

 株式会社ズーは、仏Monte Cristoのリアルタイムストラテジー「Medievall Lords」を日本語化し、7月22日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,190円。

大いに発展した都市の姿。向きが一定ではなく、重なり合うようにして各種建物が林立しているのがおもしろい
都市発展には欠かせない農地の様子。こちらも規模が一定ではない。わずかな隙間を有効に活かせるというのは嬉しいシステムだ
 「メディーバルローズ~中世都市建国~」は、いわゆる中世ヨーロッパをモチーフにした3Dリアルタイムストラテジー。RTSの宝庫であるヨーロッパのタイトルで、プログラマブルシェーダによるフル3Dグラフィックスを採用し、MMORPGのような美しいビジュアルや自由度の高いインターフェイスだけでなく、ゲーム性の面でも新たな試みを取り入れた意欲作である。

 基本路線は、他の中世モノと同じようにコンクエスト型のRTSとなっているが、都市を建設し、確かな都市計画のもとにそれを発展、成長させていくというコンストラクション要素をきわめて重視しており、コンセプトとしてはFireFly Studiosの「Stronghold」シリーズに近い。膨大なバリエーションが用意された各種建物についても、ただ建てるだけでは意味がなく、個々の建物の役割をしっかり把握した戦略的な思考が必要になる。

 中でも同作のユニークな要素としては、地形が高度情報をデータとして備えており、風車(製粉所)などの建物は、その影響を受け、成果に反映されるというもの。高度情報を成果に繁栄させるというギミックは、これまでありそうでなかった要素で、箱庭好きには大歓迎のシステムといえる。

 時代の進化といった概念はなく、その代わり都市を発展させるためには、住民の満足度を高い状態で維持し続ける必要がある。これは「Stronghold」でもおなじみのシステムだが、あらゆる面に気を配りつつ、敵の侵攻を退け、そして領土拡張に乗り出す。このプロセスが非常に楽しいゲームだ。

 同作はヨーロッパではすでに2004年10月に発売されており、E3が過ぎた現在では必ずしも先端のRTSというわけではないが、システムの奥深さや自由度に関しては、RTSとしての高いポテンシャルを伺わせる。内政好きのRTSファンにお勧めしたい作品だ。

御覧のようにゲーム視点は自由に変えられる。いっぱいまでズームインするとさすがに荒くなるが、銅像や市場といった小物の存在により雰囲気のあるビジュアルに仕上がっている

(c) 2004 Monte Cristo Games. All rights reserved. Monte Cristo and its logo are registered trademarks of Monte Cristo Multimedia. All other trademarks and logos are properties of their respective owners.

□ズーの公式ページ
http://www.zoo.co.jp/
□「メディーバル ローズ ~中世都市建国~」の公式ページ
http://gamezone.zoo.co.jp/release_medieval_lords.html

(2005年6月24日)

[Reported by 中村聖司]



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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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