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~2005年6月15日~


    【リアルタイムストラテジー】
    「Warcraft III: The Frozen Throne」Bonus Map [192KB]
  • 開発/発売元 Blizzard Entertainment

     発売してから丸3年を経過しながらも、いまだ高い支持を集めているRTS「Warcraft III」。拡張版である「Warcraft III: The Frozen Throne」は2005年の“World Cyber Games”(WCG)でも採用が決定しており、その勢いは止まる所を知らない。しかし、そのような世界的な人気の一方で、日本国内においては様々な事情により「Warcraft III」、というよりもRTSというジャンルがいまひとつムーブメントに乗れずにいる。発売前から現在に至るまで「Warcraft III」を追い続けているファンの一人としては、残念なことこの上ない。

     「Warcraft III」の素晴らしい所を挙げていくときりがないのだが、大きなポイントの一つとして月額課金が無料でありながら、開発元であるBlizzardが対戦サーバー“Battle.net”のメンテナンスに心血を注いでくれる点がある。例えば、慎重さを要するユニット間のバランス調整、新ユニットやボーナスマップの追加などが、発売直後から現在に至るまでしっかりと行なわれているのだ。そのためプレーヤーはいつまでも新鮮さを失わずにプレイでき、これが「Warcraft III」人気の屋台骨を支えている。今回紹介するのは、新たに公開された無料配布マップのひとつ「Emerald Shores」だ。

     Emerald Shoresは、拡張版「The Frozen Throne」にて導入されたタイルセット“Sunken Ruins”を用いたボーナスマップ。名前からも想像できるように、熱帯地の森林や海岸をモチーフとしている。掲載画像左下のミニマップを見てもらうとわかるが、完全に左右対称の地形構造となっており、2対2または3対3のチーム戦の用途を推奨。また両陣営の通り道には確保が比較的容易な、補助用の金鉱も複数ある。プレイ時の大まかな感覚としては、現在Battl.netの公式対戦マップである“River of Souls”に近いだろう。

     本マップならではのユニークな点としては、12時方向にそびえ立つ遺跡の存在が挙げられる。ここにはレベル9を筆頭としたモンスターが複数陣取っており、中でも用いてくる範囲系の電撃アビリティがかなり手強い。そして無事に倒すことができれば、“Orb of Darkness”という見慣れないアイテムを入手できる。これを持ったヒーローユニットが敵を倒すと、死体からSkeletonを1体、自動的に召還してくれるという強力な効果があるのだ。そのため、この遺跡近辺での攻防が勝敗の鍵を握っている。例えば、あらかじめこの場所へ索敵ユニットを配置しておき、敵軍営がモンスターとの戦闘開始を確認してから後ろから挟み撃ちにする、という戦術は面白そうだ。

     「Warcraft III」で他プレーヤーとの純粋な対戦プレイを求める人のほとんどは、Battle.netの公式対戦(マッチメイキング)でプレイしている。よって対戦用マップの人気度は、マッチメイキング用として選ばれるかどうか、という点に大きく左右される。個人的な感想としては、今回のEmerald Shoresはマッチメイキング用としても十分通用するクオリティだが、おまけ的な扱いであるため人知れず埋もれてしまう可能性の方が高い。私としてはむしろ採用云々よりもこうした些細な取り組みにも手を抜かないメーカーの姿勢を評価したい。

    (c)2005 Blizzard Entertainment. All rights reserved.

    ダウンロードはこちら(Blizzard Entertainment)

仕事であることを忘れてついついのめり込んでしまった。しかし、仮にこのマップで他の人とチーム戦を行ないたいと思っても、日本国内では対戦相手を捜すだけで一苦労、というのが実情である。RTSが日本で盛り上がる日はいつか来るのだろうか

■■ 注意(編集部)■■

・GAME Watch編集部では、個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。

・使用環境などの情報はリンク先の情報を参照してください。

・各社が公開しているデモ版は、パッケージ版 ではないため使用環境などによっては正常に動作しない場合がありますが、GAME Watch編集部ではその責を負いません。ウィルスなどによる被害も同様です。デモ版、PATCHなどのインストールは自己の責任において行なってください。


(2005年6月15日)

[Reported by 川崎 政一郎]



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