神奈川県が「グランド・セフト・オート III」を「有害図書類」指定へ
5月30日
神奈川県は、株式会社カプコンから発売中の「グランド・セフト・オート III」を、県青少年保護育成条例に基づく「有害図書類」に指定することを決定した。
「グランド・セフト・オート III」は、米Rockstar Gamesが開発し、カプコンから2003年9月に発売されたバイオレンスアクション。プレーヤーは、マフィア組織の幹部の運転手兼用心棒として、ターゲットの暗殺や銀行強盗、要人の送迎、盗難車両の塗装など、表社会の法に囚われない犯罪任務に携わっていくことになる。過激なバイオレンス表現に注目が集まるが、自由度の高いゲームデザインなども魅力的で、全世界にファンの多い作品。
先日お伝えした通り、ゲームソフトの「有害図書類」指定について、神奈川県の県民部青少年課から児童福祉審議会社会環境部会へ諮問されていた。同審議会でも「有害図書類」に指定するという結論に達したことから、ゲームタイトルも明らかにされた。
今後は、近日中には「有害図書類」として正式に指定される見込みで、指定後は県青少年保護育成条例に従い、18歳未満への販売および貸し出しや店頭への陳列方法などが制限されることになる。神奈川県では、今後もゲームソフトを含めて、「有害図書類」を選定していくとしている。
□神奈川県のホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/
□関連情報
【5月26日】神奈川県が“残虐性”や“暴力性”表現のあるゲームソフト1作品を「有害図書類」に指定へ
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050526/kana.htm
(2005年5月30日)
[Reported by 滝沢修]
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