日本テレビゲーム商業組合理事長・新谷雄二氏

　日本テレビゲーム商業組合は、第3回通常総代会を5月27日に開催した。会場では同組合の理事長を務める新谷雄二氏が冒頭挨拶に立ったが、神奈川県が“残虐性”や“暴力性”表現のあるゲームソフト1作品を「有害図書類」に指定したことなど、世間の情勢を受け、CERO(コンピュータエンターテインメントレーティング機構)規定の18歳以上対象ソフトの販売について、販売店に対して19歳未満への販売自粛の呼びかけを徹底して実施していくことを最重要課題として報告した。

　また、毎年大阪で行なわれている「Games Japan Festa」の2005年度の開催概要も発表された。第4回を数える今年は、11月12、13日の両日、マイドームおおさか1Fホールで行なわれる。また、2006年には、春、夏、秋のいずれかに名古屋でも開催を予定していることが明らかになった。

　「年末にはXbox 360、来春にはプレイステーション 3、Revolutionの発売が予定されており、より一層の業界の活性化が予想される」と新谷氏。開催概要資料によれば、次世代機の特別ステージや、次世代機の特設ブースの設置なども予定されている。また、入口、受付付近で宣伝用の垂れ幕を設置したり、発売予定タイトルのムービー上映なども検討されている。

　2004年に開催された第3回のGames Japan Festa in OSAKAでは、ニンテンドーDSは試遊台が設置されたものの、同じく年末に発売されたPSPに関しては何も出展されず、来場者から不満の声が上がっていたこともあって(『GJF 2004 in OSAKA』開催報告書による)、今年の第4回には実際、どのような形で各次世代ハードのアピールが行なわれるか、非常に興味深いところだ。

□日本テレビゲーム商業組合のホームページ
http://www.games-j.or.jp/
□関連情報
【2004年5月26日】日本テレビゲーム商業組合、第3回通常総代会を開催
「GJF 2004」に向けPSPとDSに期待
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040526/games.htm

(2005年5月27日)

[Reported by 佐伯憲司]

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