価格：オープンプライス

　ソフトバンクBB株式会社は、Windows用アクションRPG「RINNE」を6月30日に発売する。価格はオープンプライス。

　「RINNE」は、日本ファルコム株式会社が開発を担当する、完全新作のアクションRPG。クォータービューの2Dグラフィックスを採用したことで、比較的低スペックのPCでも動作する。マウスのみで全ての操作が可能ながら、トラップや戦闘ではパズル的な謎解き要素も多数加えられている。

　ゲームの舞台となるのは、機械が進化した「HEAVEN族」と、究極の肉体を求めた「HELL族」が支配していた星。この星に移住した人類は、闘争の末に滅亡した2つの種族の秘密を探るうち、彼らの持つあらゆる知識を収めた巨大コンピュータを起動させ、仮想世界を動かしてしまう。この仮想世界を探るため、「HELL」のDNAを継ぐ生物が作り出される。彼は精神体となり、他の生物に乗り移る特殊能力を有していることから、仮想世界の探索に最適な存在として送り込まれることになる。

キャラクタが文字通り変身する「トランスフォーム」

　プレーヤーは、この「特殊能力を有する彼」となって、仮想世界を行動する。この能力により、敵に乗り移って能力を習得する「ボディー・スナッチ」と、乗り移ったことのある体に変身する「トランスフォーム」という、ふたつのスキルが使用できる。「ボディー・スナッチ」できる対象は90体以上あり、全てを身に付けることがゲームの目標のひとつとなる。

　また場所や状況によっては、特定のキャラクタに「トランスフォーム」することで進める状況もある。例えば、体の小さなキャラクタになると小さな隙間を潜り抜けられたり、あるNPCと同種族のキャラクタになったときだけヒントがもらえるといった仕掛けがある。いずれにしても、「ボディー・スナッチ」がゲームの進行上、非常に大きなウェイトを占めることは間違いない。

【ボディー・スナッチ】
1枚目の画面中央にいる、白いモヤモヤとしたものがプレーヤーキャラクタのようだ。倒れているキャラクタに乗り移り、自分の体として動かしている

　またプレーヤーの行動によってエンディングが変化するマルチシナリオを採用している。公開されたスクリーンショットでは、「HEAVEN族」や「HELL族」と戦っている場面も見られるが、どのようなストーリーが待ち受けているのか楽しみなところだ。

　対応OSは、Windows 98/ME/2000/XP。動作環境は、Pentium III 400MHz以上のCPU、128MB以上のメインメモリ、2GB以上の空き容量を持つHDD、4MB以上のビデオメモリを搭載したビデオカードなどとなっている。

【スクリーンショット】
ふたつの種族の全てが記録された仮想世界。既に滅亡してしまった彼らも、仮想世界では変わらない姿で現われるようだ

□ソフトバンクBBのホームページ
http://www.softbankbb.co.jp/
□日本ファルコムのホームページ
http://www.falcom.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.softbankbb.co.jp/press/2005/p0428_01.html

(2005年4月28日)

[Reported by 石田賀津男]

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