発売元 Digital Jesters
フランスのデベロッパーNadeoの「Track Mania」シリーズ最新作「TrackMania Sunrise」のPlayable Demo。シングル、マルチの両方に対応し、基本4コース+コースエディット可能と、前作のDemoに続いてボリュームたっぷりの内容。詳しくは後述するとして、久々にゲラゲラ笑いながらプレイしてしまった。息抜きにはピッタリというより極上のゲームだ。
「Track Mania」は、一見リアル系のレースゲームを装いつつ、その実、100人に100人「なんだこれ(笑)」と言わしめる奇想天外なレースゲームだ。一応、レースゲームであるから、当然コースがあり、ライバルカーもいるわけだが、コースデザインそのものが非常にアクロバティックで、リアル系でありながら、ジャンプ台や加速エリアがあったり、コースが天空を向かって途切れていたりする(笑)。プレーヤーはこうした奇想天外なコースを舞台に、最高で500~600kmにも達するハイスピードレースを展開していくことになる。
Demoでプレイできるゲームモードは、RaceとPlatformの2種類があり、Raceは文字通りライバルカーやゴーストカーを相手にタイムレコードを伸ばし続けるタイプのゲーム。基本的に高速が出せるコース設計になっており、加速台やジャンプ台といったアトラクションを活用して爽快感抜群のレースが楽しめる。
そして今回新しく追加された「Platform」は、チャレンジングなコースを舞台に、いかに最小限のコースアウトでクリアできるかを競うゲームだ。最初からコースアウトが想定されていることからもわかるように、普通に走ったら普通に海中に転落するように設計されている。芸能人が制限時間内に困難な仕掛けを突破していくテレビの特番を、車でやってしまったようなゲームデザインだ。
「Air Control」は、空中での微妙な操作が要求されるステージで、普通に突っ込むとガンガン海に落ちる。踏切に斜めから進入したり、空中でブレーキを効かせたり、何のゲームだからわからなくなるぐらいハチャメチャなゲームデザインになっている。だが、それがおもしろい。
もうひとつのステージ「Gravity」は、地球の重力に抗って、空中ブランコのような曲芸にチャレンジするステージ。加速台を使って、ぐるりと回転しながら、隣の回転台に飛び移ったり、ジャンプ中にスピードをゆるめて落下地点を調整したりなど、いよいよなんだかわからないステージデザインがいい感じである。
(C) 2003 Nadeo.
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