【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

CESA、修学旅行生を対象にした
ゲーム業界の体験学習講座を実施

4月14日 実施

開場:CESA事務局内

 社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、小学生から高校生までの学生・生徒を対象とした、ゲーム業界の体験学習講座を4月から開始した。その第1回となる講座が、4月14日にCESA事務局内で実施された。

 この講座に参加したのは、福島県郡山市立郡山第七中学校の生徒6人。CESA事務局の町谷太郎氏が講師を務め、ゲーム業界に関する小テストや、ゲームの開発や流通についての解説、CESAの活動紹介などを行なった。

 小テストでは、ゲーム業界の経済規模や、過去に発売されたソフトやハードに関する問題が出題された。今回参加した生徒たちが生まれる前の話題もあり、なかなか苦戦していたようだが、ゲーム業界の市場規模が年間1兆円を超えるという話題には一様に驚いた様子だった。そのほか、ゲームソフト制作の流れや、流通の仕組みの簡単な説明や、東京ゲームショウの様子を収めたビデオの鑑賞などが行なわれた。

 講座は全体的に、学校の特別講義といった雰囲気。聞いていてワクワクするような話ではなかったが、ゲームを遊んでいても見えない、作り手の真剣さが伝わる内容だった。また今回は先生は引率していなかったが、先生もこの講座で一緒にゲーム業界について学んでもらえば、進路指導などに役立つのではないかと思う。

 今回参加した郡山第七中学校の生徒は、修学旅行の自由行動時間を利用して参加したという。普段からゲームで遊んでいても、ゲームの制作側と接する機会は少ないので、とても勉強になったと話していた。ただ今回は、中学生向けにしてはやや難しい話も多かったようで、ときおり困惑したような表情も見られた。これについては町谷氏も、「第1回ということで、まだ参加者のレベルが掴みきれていない」と話しており、内容も再検討されるものと思われる。

 この講座は、今後も継続して実施される。参加申し込みはCESAのホームページにて、実施の2カ月前から受け付けている。

遊び手としてではなく、あくまで作り手側としてのゲーム業界を学習する。やや硬い雰囲気ではあるが、ゲーム業界に興味がある学生には、業界内を覗く貴重なチャンスといえるだろう


□社団法人コンピュータエンターテインメント協会のホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「学生・生徒向け体験学習講座」のページ
http://research.cesa.or.jp/taiken/
□関連情報
【4月1日】CESA、中高生の企業訪問・修学旅行受付窓口を開設
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050401/cesa.htm

(2005年4月14日)

[Reported by 石田賀津男]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.