開発/発売元 コーエー
コーエーが4月1日に発売したアクションゲーム「真・三國無双3 ハイパー」のデモプレイプログラム。3月25日に公開されたオフィシャルベンチマークのスペシャルバージョンといった位置づけで、パフォーマンスチェックをクリアしたユーザーを対象にしたリアルタイムデモになっている。
今回のデモプレイプログラムは、プログラムとしては、3月25日に公開されたオフィシャルベンチマークと同一のものが流用されており、ベンチマークとしての機能はない代わりに、グラフィックスオプションを高い水準に設定している。
具体的には、ゲーム解像度は1,024×768ドット、全オブジェクト、ユニットに対してダイナミックシャドー、フォグの深さは最大、人物表示数は15段階中8段階目、テクスチャフィルタはアンソトロピック レベル8、アンチエイリアス4サンプルとなっている。
要するに人物表示以外はほぼ最高の設定になっており、「ハイパー」の美麗グラフィックスが自前のPCで鑑賞でき、さらにある程度のパフォーマンスもチェックできるというプログラムだ。先述したように、ベンチマークとしての機能は省かれているため、具体的なスコアは明示されないが、アクションゲームの場合、快適かそうでないかは見ればわかる。デフォルト設定を高水準においているだけ、まだ先のベンチよりも有用性が高いと言える。
3月25日版と比較して一番違うのは、キャラクタのモデリングやテクスチャが高解像度になり、そして影が付け加えられたことで、グラフィックスがPCプラットフォーム水準のリアリティに達していることだろう。3月25日版はPS2版のデータがそのまま使われていたため、顔の表情は潰れ、ジャギーがひどく、PCモニタで見るには厳しいグラフィックスだった。“見違えるような”というと褒めすぎだが、感覚としてはそれに近い。
また、奥行きの描写もかなり深く行なわれるようになったため、戦場の乱戦感といったものが、より濃く描かれている。キャラクタの装いも、色鮮やかに表現され、鎧や絹の照りやツヤといったものまで確認できるようになっている。その分、パフォーマンスも前回のように“振り切っている”感じはなくなり、派手なエフェクトが連発されたりや、数多くのキャラクタが群れあう場面では重みを感じさせる。すでに購入済みのユーザーにとっては不要のプログラムだが、そうではないユーザーは、一度試してみてはいかがだろうか。
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