今年のネタは、超高性能次世代ゲーム機。「EXIDNA(エキドナ)」と名づけられたこのゲーム機は、むき出しのハードディスクのような本体と、ステルス戦闘機を思わせるコントローラを持つ独特のデザイン。CPUには独自開発による886PHz(Pは“ペタ”の略で、ギガの100万倍)のプロセッサを搭載するモンスターマシン。

　また同時発売タイトルとして、「絶体絶命横丁」、「R-TYPE FINAL2 グランドフィナーレの野望」、「時空消防隊SAKURAZAKA」、「はれ ときどきすいこでん」などが挙げられており、それぞれに詳細情報ページが用意されている。ハードは性能からして完全にジョークだが、ソフトは本物を見てみたいものも多い。是非とも本気で発売を検討していただきたいところだ。

　50枚のスクリーンを持つため、本体の全長は約4.7メートル、重量は5.5kgとかなり巨大で、携帯ゲーム機とは言いづらいサイズになっている。単三アルカリ電池6本で3～4分使用可能。発売日は2050年11月27日で、価格は980円。「全ての製造過程をセガダイレクトスタッフのみで行うことで究極の価格を実現」したという。

　これらの仕様はもちろんジョークだが、必要以上に細かい仕様や発売日、価格などを掲載するあたりに、通販サイトらしさが出ていて面白い。

　記事中には、「ジャンボ犬福 予約受付中!」と書かれた欄があり、クリックすると同社のオンライン通販サイトが開く。価格は200万円。品番は「USO-800」……ということで、こちらもジョーク。イベントで見かけるジャンボ犬福だけに、欲しいと思っているファンも多いはず。いっそ本当に販売してみても面白いのではないだろうか。

　また下の広告欄と思しき場所には、「四月一日創刊嘘八百新聞 終刊ハムスポ」と書かれている。終刊などといわず、是非とも来年も掲載をお願いしたい。

(2005年4月1日)

[Reported by 石田賀津男]

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