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ナムコ、PS2「ナムコ クロス カプコン(NAMCO×CAPCOM)」
メインシステムと最新スクリーンショットを多数公開

5月26日 発売

価格:7,140円

 株式会社ナムコは、同社と株式会社カプコンの新旧人気キャラを200以上集めたプレイステーション 2用シミュレーションRPG「ナムコ クロス カプコン(NAMCO×CAPCOM)」を5月26日に発売する。価格は7,140円。

 ナムコとカプコン、ゲーム業界を代表する大手メーカー同士のコラボレーションで実現した本作は、両社の人気キャラクタが合計200以上もの登場することで話題を集めているタイトルであるが、これまでに公開された情報といえば、ストーリー、登場キャラクタの一部、ジャンルがシミュレーションRPG、そして、簡単操作によって攻撃を繰り出すというアクション要素を含んだ戦闘シーンであるということぐらいのため、謎に包まれた部分が多かった。

 今回公開された情報には、システムなどのゲームの中枢と言える部分が多く含まれており、これによって本作品の全貌が明らかになるといえる内容である。それでは早速、システムなどの詳細についてスクリーンショットを交えながら紹介をしていきたい。

 マップ上に存在するユニット(キャラクタ)の行動は、敵も味方も含めて全てAP(アクティブポイント)と呼ばれる数値によって決定される。これにより、一般的なシュミレーションPRGで使用されている味方のターンが終了したら敵のターンというターン制とは異なる仕様を採用していることになる。本作のシステムは、APが10になったユニットから行動を開始することができるというリアルタイムバトル制。移動すると消費AP1、攻撃すると消費APは3、待機すると消費APは1といった感じとなる。

 ということは、移動だけ行なったユニットと移動後攻撃を行なったユニットでは、前者の方が次に動ける順番が早く回ってくると言うことになる。このAPの消費をいかに使いこなすかがゲーム攻略のカギとなることは間違いないとみていいだろう。

 APを増やす(増える)には次のような方法がある。APが10であるユニットがいなくなった場合には、敵ユニットを含めた全てのユニットのAPが1増える。敵をKOするとAPが1増える。敵の攻撃を防御する際に行なえる防御コマンド(「ディフェンスエクストラ」システム)の入力に成功した回数によってAPが増える。APを回復するというスキルを持っているユニットがいる場合、スキルを使用することでAPが増える。

 ユニットにはシングルユニットとペアユニットの2種類が存在している。シングルユニットは、リュウ、飛竜、ワルキューレなどのキャラクタがそれに該当。また、ゲーム開始直後はシングルユニットであったとしても、ゲームが進むことによってペアユニットへと変化することもあるという。もう一方のペアユニットは、ベラボーマン&ワンダーモモ、ブルース&レジーナなどが該当する。キャラクタは2人であるが、攻撃力が2倍という意味ではない。

 戦闘シーンでは使用条件を満たすことで、攻撃コマンドの中に「MA攻撃」が追加される。MA攻撃とはマルチプルアサルト(複数攻撃)の略。MA攻撃には、1ユニットが複数の敵に対して同時に攻撃を行なう「単体・複数同時攻撃」、味方2~3ユニットが協力をして敵1ユニットを攻撃する「協力・単体攻撃」、味方2~3ユニットが協力し複数の敵ユニットを攻撃する「協力・複数同時攻撃」の3タイプがある。味方ユニットが協力して攻撃するMA攻撃の場合、その技を出すのに必要な味方ユニットが近くにいることが条件。また、MA攻撃はコマンド入力はなく、キャラクタのイラストがカットインされるという派手な演出でプレーヤーを楽しませてくれる。

【システム】
ユニットの頭上に浮いてる番号が行動できる順番を表している 敵の攻撃は防御以外にもカウンターで切り返すこともできる。が、APを消費してしまう 零児と小牟のカウンター攻撃「祓の型」
黄色いマスは遠距離攻撃の攻撃範囲。そして、赤いマスで表示されている部分が近距離攻撃の攻撃範囲 ギルとカイのペアユニットは、近距離と遠距離の両方を攻撃できる便利なユニット。距離によって攻撃方法は異なる場合もあるが、ギル&カイの場合は近距離はギルが攻撃し遠距離はカイの攻撃といった感じだ
コンボを上手く繋ぐことで「HIT数」が増加していき、必殺値がたまりやすくなったり、ダメージ量が増加するなどの特典がつくので積極的に狙っていくといい 攻撃をし続けるけることで「気絶値」がたまり、気絶値が100%になってしまうとそのユニットは数ターン行動不可となる 規定のBRANCH回数分コマンドを入力するとバトルは終了となる。このときにKOとなると、そのユニットはマップ上から消える
防御時はただ画面を見ているだけではダメだ。防御コマンド(「ディフェンスエクストラ」)きちんと入力してAPをためることを忘れずに 「かばう」コマンドを持っている味方ユニットが近くにいれば、「かばう」が選択可能となる。シオン、モモの代わりに「かばう」コマンドを実行したKOS-MOS。その場合のダメージはKOS-MOSが受けることになる。「かばう」のほかにもAPを回復するスキルや味方の防御力を上げるスキルなど数多くのスキルが用意されている
MA攻撃は特定の条件を満たすことで使用可能となる強力な攻撃 攻撃や防御を繰り返すことで必殺値がたまり、必殺技を発動することが可能となる。画像は零児と小牟の必殺技「真羅万象」。小牟が放った術で敵の動きを封じ、零児が集中攻撃を仕掛けるという攻撃


【バトルシーン(MA攻撃)】
ハガーのMA攻撃「ダブルラリアット」。1人で複数の敵を攻撃するという攻撃で、使い勝手はかなりいい
KOS-MOS、シオン、モモのMA攻撃「DUO・BUSTER」。複数の敵を同時に攻撃できる攻撃力の高い技
零児と小牟のMA攻撃「銃の型」。小牟曰く「ほとんど大道芸じゃのう」というほど派手な立ち回りで、複数の敵を相手に銃を撃ちまくる
さくらとかりんはペアユニットとして登場する。そんな2人のMA攻撃は複数の敵を同時に攻撃する「真空波動拳&神月龍皇王拳」
シルフィーの命令シーンが印象的なMA攻撃「絶・対・合・体」
削岩機をもって参戦するホリ・タイゾウ。MA攻撃「風船抜き」は敵にホースを突き刺して膨らますという。キャラクタの特徴を活かしたコミカルな技だ
クリノ、サビーヌ、ワルキューレのMA攻撃「女神降臨」。他のMA攻撃に比べてもわかるが、その派手さは一目瞭然
ギル、カイ、アーサーのMA攻撃「ダブルヒートボディ」。灼熱の鎧を身にまとって敵を蹴散らすギルとアーサー。そして、カイが魔法でサポートするが、アーサーの鎧は熱くなりすぎて……パンツ一丁のおなじみの姿に


【バトルシーン(必殺技)】
シオンの必殺技「スペルブレード」。モモがバックアップに加わりより強力な攻撃に
普段はSD化された2機のモビちゃんがリアルな頭身(?)に変化する必殺技「ハイパーダイン・サイドアーム」。名無しの超戦士たちは「ハイパーダイン・サイドアーム」のα機とβ機をサテライトとして装備している
ケンの必殺技「神龍拳」。ケンはシングルユニット扱いであるがリュウとの協力技であるMA攻撃も使うことができる
強力な一撃をザベルにくらわせるのは、レイレイの必殺技「天雷破」
凱と翔は「武神流忍術」繋がりでペアユニットで行動する。これは2人の必殺技「武神無双連刈」 零児の所有する「護行」によく似た武器を持つ沙夜の通常技「居合三連」。2人の関係が気になるところではあるが……
数種類のキャラクタに変身しながら敵にダメージを与えることができるシルフィーの必殺技「フラッシュコンボ」。元ネタが全てわかる人はマニア?
敵も必殺値がたまれば必殺技を発動してくることがある。沙夜の必殺技「瞬華終刀」は投げキッスから始動する。投げキッスに油断していると……強烈な連激を受けてしまうことに


【イベントシーン】
カイは女神イシターの元で巫女として仕えてきたが、今回の事件をきっかけにギルとペアで参戦することを決意する さくらもモモに次いで「イケニエ」として敵に狙われることになってしまう サビーヌは以前に母と自分を助けてくれたクリノに恩義感じ、クリノとペアを組んで故郷を後にする
シルフィーが仲間になるということは……。買い物なども可能となるのだろうか タイゾウも古代遺跡から「ゆらぎ」に巻き込まれて移転してしまうことになる シャドルーの企みを察知したハガーは、スペンサーレイン号に密航していたが「ゆらぎ」に巻き込まれてしまう
リオンの行動によって「神の眼」は奪われてしまった。その後、3人は決別したままなのか…… 渋谷での「ゆらぎ」を察知し、密航したスペンサーレイン号でレイレイは鳳鈴たちと出会う 銃を突き付けあう零児と沙夜。10年前の因縁が原因なのだろうか、2人の関係は極めて最悪な状況のようだ
「ゆらぎ」を操るという沙夜の発言。渋谷の大規模な揺らぎも彼女の仕業なのか……。「あの男」とは零児の父親のことのようだが、沙夜と対峙する零児は冷静さを失いほどの興奮状態に。10年前……それは零児が額に傷を負ったときの出来事なのか。2人の因縁はかなり深い



 オープニングムービーの一部も新たに公開されたが、一部のシーンをみてもわかる通り、ナムコとカプコンのキャラクタが一緒に登場しているところが本作品の一番のポイントであり、楽しみな部分である。

【オープニングムービー】



【登場キャラクタ】
【名無しの超戦士1P&2P】 【ギルガメス&カイ】 【レイレイ&鳳鈴(フォンリン)】
CV:大塚明夫/玄田哲章。「ロストワールド」に登場 CV:石田彰/田中理恵。「ドルアーガの塔」に登場 CV:根谷美智子/荒木香恵。「ヴァンパイア」シリーズ、「ガンサバイバー4」に登場
【シオン・ウツキ&M.O.M.O.】【沙夜】
CV:前田愛/宍戸留美。「ゼノサーガ エピソードI」に登場 CV:折笠愛。オリジナルキャラクタ
【ホリ・タイゾウ】【ケン・マスターズ】
CV:古川登志夫。「ディグダグ」に登場 CV:岩永哲哉。「ストリートファイター」シリーズに登場


CHARACTER&SOUND:(C)CAPCOM STRIDER:(C)MOTO KIKAKU.
(C)いのまたむつみ (C)NAMCO
(C)2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
※ゲーム画面は開発中のものです

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.namco.co.jp/pr/release/50/50-061.pdf
□製品情報
http://namco-ch.net/namco_x_capcom/
□関連情報
【1月28日】ナムコ、PS2「NAMCO×CAPCOM(ナムコ クロス カプコン)」
発表会を都内で開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050128/n_c2.htm
【1月28日】ナムコ、カプコンの200以上のキャラクタが登場!
PS2「NAMCO×CAPCOM(ナムコ クロス カプコン)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050128/n_c.htm

(2005年3月7日)

[Reported by 志賀康紀]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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