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「AOU2005 アミューズメント・エキスポ」ブースレポート ~サミー編~
対戦格闘を軸に新作をアピール

2月18日~19日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:1,000円(前売700円)
    小学生以下、60歳以上は無料


 サミーがブースの中心に持ってきたのは、「ネオジオ バトルコロシアム」、「ザ・ランブルフィッシュ2」、「ネットセレクト競馬 ビクトリーハロン」の3タイトル。このうち2タイトルが2D対戦格闘というあたり、実に“らしい”ラインナップといえる。プレイしているユーザーも、前者が10~20代前半、後者が20代後半~50代が中心とクッキリわかれている点が面白い。セガとサミーの合同ブースということもあり、以前にも増して幅広い年齢層が同一ブース内でごったがえしている様子は、きちんとした相乗効果のあらわれといえるのではないだろうか。


ネオジオ バトルコロシアム

 以前のプライベートショーでもレポートしたとおり、新キャラクタのほかに、過去の「ネオジオ」作品に登場する人気キャラクタが多数登場する2D対戦格闘ゲーム。2対2のタッグバトル、強烈なダメージを与える合体攻撃「ダブルアサルト」といった新システムが売りになっているが、それをはるかに上回る売り要素が“登場キャラクタの多彩さ”。現時点で30人以上の登場キャラクタがいるにも関わらず、同社広報氏によれば「出展バージョンよりも、さらに数名増える予定」というから驚きだ。基本キャラクタなのか、あるいは隠しキャラクタになるのかは不明だが、いずれにしても驚異的というほかはない。

 さて。登場キャラクタが増えると同時に気になるのが“対戦バランス”。制作チームもこれには相当苦労しているようで、現在も鋭意調整が行なわれている真っ最中だという。ブースでも目の当たりにしたが、昨今の対戦格闘ゲーマーの多くは“格下の相手をひっぱりあげる余裕”みたいなものが希薄で、新キャラを試している人でさえ容赦なく秒殺してしまう。これは調整とは関係なく“どうしようもない”事柄だからさておくとして、正直“お祭りゲーム”なのだから、ある程度のバラつきは必要悪と割り切ってしまえばいいような気もするが……やはり“程度の問題”ということになるのだろう。

 操作性については「SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS」や近年の「ザ・キング・オブ・ファイターズ」シリーズのそれに極めて近く、前述のシリーズをやりこんだ人なら、すぐに相応の立ち回りができるようになるはず。リアルタイムでプレイしている現役世代はもちろん、かつてネオジオ作品をプレイした人で「おぉ、懐かしいなぁ」といったキャラクタに出会った人は、この機会に改めてプレイしてみるというのはいかがだろうか。正式稼働日は未定。

(C)Sammy / (C)SNK PLAYMORE


ザ・ランブルフィッシュ2

 Flash動画を彷彿とさせる独特のグラフィック表現「S.M.A.(Smooth Model Animation)」と、複雑な攻防システムを多数盛り込んだことでコアな層にアピールした2D対戦格闘「ザ・ランブルフィッシュ」の続編。キャラクタごとに新しい強化形態を持たせる新システム「ブーストダイブ」により、さらに過激な戦いが楽しめる。

 新キャラクは「シェリル」、「ミト」、「バズウ」、「ラッド」の4人。このうち「シェリル」は3月17日発売予定のプレイステーション 2版ソフト「ザ・ランブルフィッシュ」に登場することが明らかにされているため、アーケード版の練習をかねてPS2版を購入するという手もある。

 前作よりもキャラクタの動きが若干スピーディになっているようだが、やはり“システムに関する習熟度”が反映しやすいゲーム性だけに、前述の「ネオジオ バトルコロシアム」以上にシビアなゲームに仕上がっている。やり込んだ人がそれだけ報われるシステムともいえるが、その一方で初心者に厳しい点も“前作以上”。既存の対戦格闘ゲームで満足できない人にはもってこいの作品といえる。今春稼動予定。

(C)Sammy


ネットセレクト競馬 ビクトリーハロン

 ネットセレクト筐体専用の競走馬育成シミュレーションゲーム。実名馬を配合して競走馬を生産し、愛馬の特徴を見極めながら適切な調教を施していく。レースはネットワークを介した店舗間対戦に対応しており、全国のライバルたちと愛馬を競わせることが可能。

 育成シーンは、調教、世話、餌、週末を1週間単位のセットで行なう。タッチパネルによる直感的な操作が可能で、誰でも手軽にプレイできるのが特徴。その一方で、レース中はかなり細かい指示が出せるなど、本格的なシミュレーションゲームとしても十分手ごたえがある作品。

 公式サイトのFAQやお得情報コンテンツを見ればわかるとおり、本作には細かいテクニックがたくさん存在する。お気楽にやりたい人は愛馬と戯れるように、高段位を目指す人は内部パラメーターに留意しながら綿密に計画を練るなど、さまざまなプレイスタイルに対応できるスグレモノ。正式稼働日は未定。

(C)Sammy

□サミーのホームページ
http://www.sammy.co.jp/
□全日本アミューズメント施設営業者協会連合会のホームページ
http://www.aou.or.jp/
□「AOU2005 アミューズメント・エキスポ」のページ
http://www.aou.or.jp/04/expo/expo2004.htm
□関連情報
【2月18日】ブースレポート ~ナムコ編~「マリオカート」と「アイドルマスター」の2枚看板で構成
http://watch.impress.co.jp/docs/20050218/aou_n.htm
【2月18日】A「AOU2005 アミューズメント・エキスポ」開催。ビデオゲームタイトルは依然減少傾向に
http://watch.impress.co.jp/docs/20050218/aou.htm

(2005年2月18日)

[Reported by 豊臣和孝]


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