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タイトー、名作「ウィザードリィ」の世界にサマナーが登場
PS2「ウィザードリィ サマナー」3月31日発売

3月31日 発売

価格:7,140円

メインビジュアル
 株式会社タイトーは、プレイステーション 2用3DダンジョンRPG「ウィザードリィ サマナー」を3月31日に発売する。価格は7,140円。

 現在主流となっているRPGというゲームは、仲間と共に広い世界を探索し、モンスターと戦闘を繰り返して経験値を得ながら、お金やアイテムを集めてキャラクタを育てボスと戦うといったものではないだろうか。この大まかな一連の流れの基礎となった作品が'81年に登場した。それが本作の原点である「ウィザードリィ」である。

 その「ウィザードリィ」シリーズの最新作である「ウィザードリィ サマナー」は、従来のシリーズには登場していなかった「召喚師(サマナー)」の登場が特徴となっている。

 召喚師とはモンスターを召喚させることができる職業で、召喚師のレベルが高ければそれだけ強力なモンスターを召喚することができ、敵モンスターとの戦闘において、これまで以上に戦略性の高い戦闘を楽しむことができる。

 モンスターを召喚するには、迷宮内にある魔方陣に乗ってモンスターとの戦いに勝利する必要がある。モンスターを倒して、初めて召喚師の言うことを聞くようになるが、パーティーの中に召喚師がいないとモンスターを召喚することはできない。

 召喚されたモンスターは、パーティーの1人として扱われ、他のメンバーと同様に経験値を得ることでレベルアップをしていくようになる。

 「ウィザードリィ」シリーズの特徴でもある、ダンジョン(迷宮)の存在は本作でも健在。ゲームの舞台となる迷宮には、様々なモンスターとトラップが存在している。迷宮に存在している宝箱にも罠が仕掛けられている可能性があるので安易な行動は、即死に繋がるといった緊張感が迷宮には常に存在している。

【スクリーンショット】
迷宮には多くの謎が隠されている。そして不意に襲いかかってくるモンスターの群れ。常に危険と隣り合わせの緊張感が迷宮にはある


【ストーリー】

 それは神々が降臨する以前の物語……

 忘れられた大地があった。周囲は海と山と濃い霧で囲まれていた。その中で生き物は独自の進化を遂げ、ヒトも独自の文化、技術を発達させていた。その独自の技術の一つ ~狂王の時代には多くが失われてしまっていた~ を駆使する者がそこには生きていた。倒した異形を契約を結び、次元回廊を開いて召喚し使役させる者・サマナー。

 それは初め辺境を開拓するのに発達した技術だったが、戦争で発達した技術だったのか、起源については伝わっていない。だが、その大地では戦士や魔法使いと同様に、召喚師という職業がごく普通に生きていた。



 ……その大地の1つに「召喚の泉」と呼ばれる古の美しい国があった。

 その国の名はフォンス王国。そこには、手にすれば世界を変えることができるという禁書「オッサカフティス」が何処かに隠されていると言う伝説が語り継がれていた。

 封印を解くには、正当な証を持つ者が、他次元に隠された封印を解く鍵を召喚しなければならなかった。そして現在、国王アンゴルの愛娘である女王ウィオラこそが、その正当な証を持っている人物である……。

 これはその時代、その大地の物語。

 ある日、フォンス王国の女王がさらわれたと街中で騒がれていた。ある老女の話によると北の湿地に住んでいる悪魔が黒い穴に女王を吸い込ませたということだった。それを見ていた見物人は老人をからかい、罵声を浴びせる始末であった。程なく年寄りは王宮の騎士に連れて行かれてしまった。

 次の日、王宮から選りすぐりの騎士団がその黒い穴に向かった。だが帰ってきたのは騎士団長の首と、それに添えられた王に宛てての手紙だけであった。



 王がこの手紙を破り捨てるのを止めたのは宮廷魔法使いの面々であった。宮廷魔法使いの長老は王に冷静になるようにとなだめた。

 「オディウムという者は100年前、大魔法使いにして類稀なる召喚師として恐れられた男で、正体が吸血鬼との混血であったことと性格が忌まわしいことから、時の勇者によって地下に封印されてしまったと伝わっております。」

 その出来事から数日後、広場には王宮騎士の姿があった。騎士の後ろでは大工が掲示板を立てかける作業をしている。「禁書『オッサカフティス』を探している! これを探り出し王に献上した冒険者には、懸賞金が出る! 詳しい事情は今建て掛けている掲示板を参照せよ!」と……。




 登場モンスターは約300種類、アイテムは150種類にも及ぶという。その膨大な数のモンスターとアイテム情報は、街にあるギルドにモンスター図鑑として記録に残すことができる。モンスター図鑑を完成させることも本作の楽しみのひとつである。

【モンスターの一部】



【スクリーンショット】
地上の街にはお店があり、そこで情報や装備などを買い集め冒険へ旅立とう
迷宮内での視点は、「ウィザードりィ」シリーズではおなじみのアングルだ。このアングルがより一層の緊張感をかもしだす


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※画像は開発中のものです。

□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/

(2005年2月17日)

[Reported by 志賀康紀]


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