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バンプレスト、「スーパーロボット大戦感謝祭2005」開催
PS2最新作やOVAの映像公開、ライブなど内容盛りだくさん

2月12日 開催

会場:新木場スタジオコースト

 株式会社バンプレストは、同社のシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦」シリーズの累計販売本数が1,000万本を突破したことを記念して、記念イベント「スーパーロボット大戦感謝祭2005 ~1,000万本の感謝をこめて」を2月12日に新木場スタジオコーストにて実施した。

 このイベントには、ゲームの登場キャラクタの声を担当した声優陣や、アニメの主題歌を歌う歌手たちがゲストとして参加。またプレイステーション 2用の最新作「第3次スーパーロボット大戦α ~終焉の銀河へ(α3)」や、OVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」の映像も公開された。会場に集まったファンは1,000人を超えるほどの数だったが、2時間半にも及ぶイベントは常に熱気に包まれていた。

イベント冒頭には、バンプレスト代表取締役社長の仲田隆司氏が挨拶 プロデューサーの寺田氏と水木一郎氏のトークショー。水木氏は自身も相当なファンのようだ



■ PS2「第3次スーパーロボット大戦α」制作発表

トークショーには寺田プロデューサーや声優陣のほか、GBA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION 2」のCMに出演した加藤夏希さんも登場
 今回のイベントの目玉となったのは、シリーズの最新作、また「α」シリーズ3部作の締めとなる、PS2用「α3」の制作発表だろう。会場では最新の映像が公開されたが、残念ながら会場のみの限定公開ということで、こちらではお見せできない。

 映像の内容は、前半がプリレンダリングによる3DCGムービー、後半がゲームのバトルシーンが次々と流れるというもの。合わせて10分以上あったのではないかという長い映像だったが、間断なく歓声が聞こえるほど見ごたえ十分な内容。特に今回初めて登場する「機動戦士ガンダムSEED」や「電脳戦機バーチャロン」のキャラクタが登場するシーンでは大きなどよめきが起こった。

 その後、寺田貴信プロデューサーによる詳細な発表が行なわれた。まず「α」シリーズは構想10年、制作も8年に及ぶもので、「行くところまで行こう」というコンセプトでスタートしているという。今回「α3」を制作するにあたり、「当初大きく広げた風呂敷をどう畳むかが今後の課題」などとジョークを交えながらも、「シリーズ最大の規模になる」と自信をうかがわせた。

 「シリーズ最大規模」の根拠として挙げられたのが、出演している声優の数。今回だけで既に120人の声優を起用しているという。1人で複数の役を担当している声優もいるため、これまでとは比較にならないほどのキャラクタが登場することは間違いない。声優の神谷明氏などを交えてのトークでは、「頑張れば『神谷さん小隊』(神谷氏が声を担当しているキャラクタだけで構成)も作れるかな?」といった話題が持ち上がるほどだった。

 発売日や価格については、会場でも発表されなかった。公開された映像は十分なクオリティだと感じられたが、まだまだ制作途中で、今後もさらに作りこみがなされていくようだ。



■ OVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」制作発表

 ロボットアニメ作品のキャラクタを集めたゲームが、オリジナルアニメとしてアニメに戻るという、何ともユニークな作品となるのが、「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」。全3巻構成で、第1巻が5月27日に3,990円で発売される。

 会場では、第1巻のダイジェスト映像が流された。こちらも会場限定公開で、残念ながら映像はお見せできない。内容は特に奇をてらった部分はなく、映像的にも3DCGを多用したような部分は見られなかった。いわば「ロボットアニメの王道」ともいえる作りで、年齢層を問わず楽しめそうな印象を受けた。

 こちらも寺田氏が登場して内容を解説。ストーリーはゲームボーイアドバンス用「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION 2」の後を描いたもの。寺田氏は、「アニメになったことで、ゲームでは見られなかった部分が見える。私も『こうやって発進するんだ』とか、『このロボットはこんな大きさなんだ』と驚かされた」と冗談交じりに解説。だがゲームで見られなかった部分が明かされるということも、このOVAの見所といえるだろう。

声優の置鮎龍太郎氏と水谷優子さんが登場。その後、JAM Projectによるテーマソングも披露された



■ 水木一郎氏やJAM Project、飯島真理さんによるライブ

 「スーパーロボット大戦」のイベントで欠かせないのが、水木一郎氏やJAM Projectによるライブ。今回は既存の楽曲のほかに、新曲の「α3」やOVAのテーマソングも披露された。

 「α3」のテーマソングは、「ゴング」という仮題が付けられたもの。曲自体も「プロトタイプ中のプロトタイプ」ということで、内容は1コーラスのみ。メロディや歌詞は今後書き換えられるかもしれないということで、二度と聞けないレアな1曲になるかもしれない。

 OVAのテーマソング「迷宮のプリズナー」は、影山ヒロノブ氏が作曲したもの。「いつものスパロボよりミステリアスな感じ」という影山氏だったが、サビの部分の盛り上がりはいつもどおりのパワフルさ。こちらもまだプロトタイプということだが、OVAで聞けるであろう完成版への期待が高まる。

 その他の楽曲は、水木氏やJAM Projectの面々が熱唱する、シリーズのファンにはおなじみのアニメソングの連続。会場の掛け声もぴったりで、出演者とファンが一体になったライブだった。

 そんな中、特別ゲストとしていきなり登場したのが飯島真理さん。普段はロサンゼルスで活動しているが、この日のために帰国してイベントに参加したという。飯島さんの2曲だけが急にゆったりとした曲調で、その瞬間だけ会場が穏やかな雰囲気に包まれたのが印象的だった。

【ライブ演奏曲目】
・戦友よ。~SUPER ROBOT WARS α~ (水木)
・迷宮のプリズナー(OVAテーマソング) (JAM Project)
・マジンガーメドレー (水木)
・勇者王誕生! -神話(マイソロジー)- (遠藤)
・SEVENTH MOON (福山)
・PLANET DANCE (福山)
・私の彼はパイロット (飯島)
・愛・おぼえていますか (飯島)
・我ニ敵ナシ (水木)
・ゴング(仮題、「α3」テーマソング) (JAM Project)
・SKILL (JAM Project)
・鋼の救世主 (水木、JAM Project)
・鋼の魂 (水木、影山)
※ ()内は歌手名。敬称略

ライブはとにかく熱い歌の連続。ロボットアニメのファンには、「聴き慣れたあの音楽」の連続だっただけに、ステージとの息もぴったり。特に水木氏は出番が多く、鬼気迫る表情で熱唱を続けた

サプライズゲストとして登場したのは飯島真理さん。彼女が歌う2曲の間だけは、会場の雰囲気が一変していた。ちなみに神谷明氏と会うのは、「超時空要塞マクロス」で競演した時以来だったそうだ

会場の外には、歴代のゲームソフト36本がズラリと並べて展示された。また関連商品のフィギュアの展示や、イベント限定Tシャツの販売、OVAの予約受付なども行なわれていた


□バンプレストのホームページ
http://www.banpresto.co.jp/
□「スーパーロボット大戦」シリーズのページ
http://www.suparobo.jp/

(2005年2月14日)

[Reported by 石田賀津男]


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