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KDDI、au携帯電話でゲームポータルサービス開始 |
KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社は、au携帯電話のBREW対応のWIN端末 (CDMA 1X WIN) 向けゲームポータルサービス「EZ Game Street!」を2月10日から開始する。「EZ Game Street!」の開発には株式会社スクウェア・エニックスが参加しており、都内で行なわれた記者会見にはKDDIの執行役員コンテンツ・メディア本部長・高橋誠氏とともにスクウェア・エニックスの和田洋一代表取締役社長も壇上に上がり開発の経緯を説明した。
「EZ Game Street!」はこれまでテキストベースで検索、表示されてきたゲームタイトル情報などを、グラフィカルなインターフェイスでわかりやすく表示。さらにゲームサイトを横断してタイトルやジャンルで一括検索できるため、ユーザーにとってはより目的のゲームを探しやすいシステムとなっている。
対応端末はEZアプリ (BREW) に対応する携帯電話「CDMA 1X WIN (Wシリーズ) 」。「EZ Game Street!」はアプリで提供されるため、W21CA、W22Hではダウンロードしなければならない。今後発売されるW31SA、W31Kにはプリセットされ、他の既存機種についても順次対応していくという。情報料は無料。
利用方法は、「アプリキー → EZアプリカタログ → メニューから探す → ゲーム」へと進むと「EZ Game Street!」が表示されるので、選択すると起動する。もしくは「EZトップメニュー → ホビー&カルチャー → オススメ/EZトップメニュー → EZサービスで探す → EZアプリ (BREWR)」でも同様に「EZ Game Street!」が表示されるので、こちらから実行することも可能。
「EZ Game Street!」を選択すると、メニュー画面に“検索”、“オプション”などが表示される。“検索”を選択すると「タイトル」、「ジャンル」、「おまかせ」、「新着」、「メーカー」、「オススメ」などで検索できる。また、新着情報なども選択可能。検索結果はゲームキャラクタによってグラフィカルに表示され、ひとめでそのゲームがどのゲームなのかを知ることができる。これまでは検索結果がサイト毎に表示され、そのサイトにどういったゲームがあるのかわかりづらい状況もあったが、グラフィックで表示されることでゲームにアクセスするのがより手軽に行なえるようになった。
KDDIの高橋氏は携帯電話においてゲームコンテンツ流通が全体の15%にまで成長してきたデータを掲げ、「ゲームにどう取り組むか。どういったプラットフォームならばゲームを楽しんでもらえるのだろうか」と考えたのだという。そこでゲームを知っている人 (スクウェア・エニックス) とともにサービスの開発に着手。「コンテンツを“買ってもらう”事自体をゲームのようにしてはどうか?」ということからグラフィカルなユーザーインターフェイスを採用することが決定した。
グラフィックとサウンドで訴求し、探してすぐにダウンロードして遊べるだけでなく、ゆくゆくはゲーム攻略情報や、ゲームパッケージの販売にまで結びつけていきたい意向だという。
続いて壇上に登った和田洋一代表取締役社長は、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」をBREWでリリースする話がKDDIと出たとき「普通ですね」と答えたという。そこからKDDIとゲームを楽しむための方策を半年以上話し合うこととなり、インターフェイスについても、例えば「対戦ゲームのロビーのようなインターフェイス」など様々な案が出たのだという。結果的にはもっと上のレイヤーで、「ゲームを選ぶこと自体が楽しい」を実現することを目指すこととなった。よりゲーム的なインターフェイスも案としては出たというが「それ自体がゲームになるとウザイので、シンプルにした (和田氏) 」という。ただ今後も「選ぶ楽しさについては追求していく」とコメントしている。
合計43社の350を超えるキャラクタが登場する「EZ Game Street!」だが、今後各ユーザーの指向を解析し、それぞれオススメを表示するといったことも行なっていくという。高橋氏は「この指向解析エンジンはすでに他で実用化されているため、将来的には『EZ Game Street!』にも導入し、マッチングしていきたい」と抱負を述べた。
□KDDIのホームページ
http://www.kddi.com/
□auのホームページ
http://www.au.kddi.com/
□ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0209/
(2005年2月9日)
[Reported by 船津稔]
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