価格：3,045円

　株式会社インターチャネルは、プレイステーション 2用ハートフルミニノベルゲーム「120円の春 \120Stories」を、2月24日に発売する。価格は3,045円。

　「120円の春 \120Stories」は、ゲームメーカー「ねこねこソフト」のWindows用ファンディスクに収録されていたショートノベル「120円の夏」と「120円の冬」に、新たに「120円の春」と「120円の秋」を加えた4本のストーリーを収録した作品。

　各季節には、主人公とヒロインが1人ずつ登場し、“120円”をキーワードにした出会いからストーリーは展開する。新シナリオの「春」と「秋」は、「夏」と「冬」と同じ片岡とも氏による書き下ろし。キャラクタデザインは、「夏」と「冬」はオダワラハコネ氏、「春」と「秋」は蜂矢氏が担当している。

■ 120円の春

　世の中にちょっと嫌気がさし、田舎に家を買って引っ越してきた主人公の青年と、その空き家に秘密基地を作っていた少女・葉月。そんな2人が出会い、現状で満足しようとする青年と、現実に対し不安を抱く少女が、1つの家を舞台に交流を重ねることによって、お互いに影響を受けていく様子を描いた作品。

　ヒロインの葉月は田舎の町の、さらに辺鄙な場所に住む小学4年生の少女。主人公の家の近くに両親と3人で暮らしているが、両親は仕事が忙しく留守がち。無邪気で明るい性格だが、人見知りが激しく、人と話すのが苦手。少し前に引っ越してきたばかりで、新しい学校になじめず不登校気味で、空き家にもぐりこんで遊んでいた。

■ 120円の夏

　夏休みのある暑い日、自動販売機が壊れてしまい、叩いてなんとかしようとしていた少女・なつみ、それを偶然見かけて手伝った主人公の少年。これをきっかけに知り合った2人の夏のストーリー。

　ヒロインのなつみは勉強がちょっと苦手な女子高生。引っ込み思案で内向的な性格で、憧れはあるがなかなか実行できないタイプ。主人公の通う高校の近くの私立のお嬢様学校に在学中。夏休み中にもかかわらず、補習を受けるために学校へ通っている。幼稚園からずっと女子校だったため、男性と話すことが少し苦手。お嬢様らしく、細やかな心遣いのできる優しい少女。

■ 120円の秋

　「人助けが幸運のカギです」というテレビの運勢占いから主人公の1日が始まった。久しぶりの休日ということもあって、いつも以上に楽しいことに期待を膨らませて出かけた街では、明らかに手助けを必要としているヒロインの姿が……。思わず危機を救い得意げな主人公だったが、彼女は反対に怒り出してしまう。こんな出会いから始まる2人の不思議なショートストーリー。

　ヒロインは、普段からいろんなことに挑戦する、とても行動的な女の子。大雑把な性格で、あまり周りの目を気にしないが、時には思い悩んだりすることもある。舞台となる街から、電車で3駅ほど離れた場所に住んでいる。

■ 120円の冬

　12月のある日、何年かぶりに田舎へと向かう電車に乗った主人公の青年は、1人の女の子・小雪と出会う。大人の一歩手前の主人公は、少女との出会いを通して、子供の頃に抱いていた思いを蘇らせ、「何でもできる」、「何にでもなれる」と思っていた子供の頃を思い出していく……。

　ヒロインの小雪は電車通学している小学5年生の少女。明るく無邪気な性格で、たまに思い切ったことをする。口調や行動はたどたどしいものの、自分の言いたいことややりたいことを持っている芯の通った面も見せる。人の言葉を信じやすくだまされやすいが、あまりの人の良さに、本当にだます人はあまりいない。

(C)2005 ねこねこソフト / Interchannel,Ltd./HuneX

□インターチャネルのホームページ
http://www.interchannel.co.jp/
□「120円の春」のページ
http://www.interchannel.co.jp/game/120/

(2005年2月2日)

[Reported by 滝沢修]

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