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ナムコ、往年の名作がPSPに登場
PSP「ナムコミュージアム」を2月24日に発売

2月24日 発売

価格:3,990円

オリジナル版の特徴として、縦画面でのプレイも可能(ラリーX、ニューラリーX以外)
 株式会社ナムコは、同社の往年のアーケード作品11タイトル(オリジナル7タイトル+アレンジ4タイトル)を1セットにしたPSP用「ナムコミュージアム」を2月24日に発売する。価格は3,990円。

 「ナムコミュージアム」は、これまでにPS、GBAで発売されているが、往年の作品を数タイトル収録した作品として、発売当時アーケードをリアルタイムで遊んだオールドユーザーから作品を知らないヤングユーザーまで、幅の広い世代に好評を博しているナムコの歴史ともいえる作品。

 本作は、これまでの「ナムコミュージアム」シリーズで人気の高かった「パックマン」、「ミズ・パックマン」、「ギャラガ」、「ギャラクシアン」、「ディグダグ」、「ラリーX」、「ニューラリーX」の7タイトルを収録。「パックマン」、「ギャラガ」、「ディグダグ」、「ニューラリーX」の4タイトルに関してはオリジナル版以外にも、PSPの性能を活かして大きく進化したアレンジ版も収録している。

 アレンジ版の特徴は、無線LANを使用することで多人数による対戦・協力プレイが楽しめること。ルールがシンプルなゲームに対戦や協力要素を追加することで、多くの人間が集まった場合などに、みんなで楽しむことができるのではないだろうか。

 また、グラフィックスも各ゲームごとに、カラフル(パックマン)、コミカル(ラリーX)、手描き調(ディグダグ)、メタリック(ギャラガ)といった感じに特徴を持たせ、ライトユーザーにも親しみ易いように工夫が施されている。


■ 【パックマン】

 '80年にアーケードに登場し、日本国内はもちろん世界中で大ブームを巻き起こしたタイトル。迷路に並んだクッキーを全て食べつくせばステージクリアとなる。主人公「パックマン」と敵キャラ「ゴースト」のグラフィックが愛らしく、男性ファンのみならず数多くの女性ファンをも魅了した。

 アレンジ版は、1人で楽しむ「とことん」、2人でプレイする「協力」が用意されている。

 「とことん」のルールはオリジナルと同様で、ステージ内に存在する全てのクッキーを食べればステージクリア。ステージには様々なギミックが登場し、ステージごとに特徴を持たせている。また、各ワールドには“ボス”も登場する。

 仲間と協力してステージクリアを目指す「協力」は、他のメンバーがゴーストにやられてしまっても、残ったメンバーがステージをクリアすれば、次のステージでは復活することができる。



【パックマン】
オリジナル版 アレンジ版
対ボス戦は1対1となる。画面を見た感じではパワークッキーがボス攻略のカギとなるのではないだろうか。ボスの登場以外にも、ステージ間に挿入されるコミカルな映像にも注目だ


■ 【ミズ・パックマン】

リボンがトレードマークである「ミズ・パックマン」
 「パックマン」の続編として'81年にアメリカでのみ登場した作品。基本となるルールは「パックマン」と同じであるが、ワープトンネルが1本から2本へと変化したことによって、戦術の幅が広がった。

 迷路の色も全体的に暗めであった「パックマン」に対して、「ミズ・パックマン」では明るめの色を使用しているのが特徴である。

■ 【ギャラガ】

 画面に配置された敵機を全て倒すことでステージクリアとなる、面クリアタイプのシューティングゲーム。敵機の捕虜となり、捕獲された自機を救いだすことで、2機合体の“デュアルファイター”へとパワーアップすることができる。今となってはよくあるシステムかもしれないが、本作品が発売された'81年には、このタイプのパワーアップシステムは存在していなかった。

 数面ごとにボーナスステージである「チャレンジングステージ」が登場するなど、プレーヤーを飽きさせない作りは現代でも十分に楽しむことができる。

 アレンジ版は「とことん」と「対戦」の2つを収録。「とことん」は、地球からギャラガ星までの死闘を背景にし、ストーリー性を強めた仕上がりとなっている。ステージを進めていくとボスキャラも出現する。

 「対戦」はクリアタイムを競い合うというシンプルなルール。ただし、お互いの足を引っ張る「オジャマムシステム」を搭載しているので、一発逆転の可能性もあるという。

【ギャラガ】
オリジナル版 アレンジ版


■ 【ギャラクシアン】

「スペースインベーダー」と同様に固定された画面でエイリアン(敵)を打ち倒す
 '79年に発売されたシューティングゲームの名作。プレーヤーは自機である「ギャラクシップ」を左右に移動させ、敵の攻撃を避けつつ、敵を全滅させステージクリアを目指す。

 本作が発売された'79年には「スペースインベーダー」をはじめ、数多くのシューティングゲームが発表されたが、(画面内の)背景が描かれた作品は「ギャラクシアン」が初めての作品となり、後に発売された多くの作品に影響を与えた。

■ 【ディグダグ】

 プレーヤーは主人公「ディグダグ」を操作し、地中に潜む2種類のモンスター「プーカァ」と「ファイガー」を退治する戦略性豊かな穴掘りゲーム。モンスターを退治する方法は、モンスターにポンプを打ち込んでパンクさせるか、岩を使ってモンスターを押し潰すかの2種類。'82年に発売され全世界で大ヒットとなった。

 アレンジ版は「とことん」と「協力」の2つを収録。「とことん」のルールはオリジナルと同じ。デザインの変更とアイテムの登場で、初心者でも気楽に楽しめるような配慮が施されている。

 「協力」のルールもオリジナルと同様であるが、プレーヤー同士でも岩などにあたってしまうので注意が必要。仲間を倒してしまうと減点となってしまう。また、プレーヤーごとに得点が得られるので、得点を競い合う対戦プレイとしても楽しむことができる。

【ディグダグ】
オリジナル版 アレンジ版


■ 【ラリーX】

ナムコの看板キャラ(?)である、スペシャルフラッグが初登場したのもこの作品からである
 ナムコ初の横画面ビデオゲームとして'80年に発売された本作は、当時としては画期的であった4方向スクロールを採用。迷路のように複雑なコースに配置されたフラッグを全て集めるとステージクリア。フラッグの位置や敵の位置を表示するレーダー(画面右に表示)も当時としては斬新なアイデアであった。

 常に追われる緊張感、煙幕を使い追ってくる敵を撒く爽快感、フラッグを集め終えた時の充実感が多くのプレーヤーを魅了した。

■ 【ニューラリーX】

 「ラリーX」の続編として'81年に発売された本作は、基本的なシステムは「ラリーX」と同様であった。大きな変更点としては、難易度を優しくたこと。1面で登場する敵が1台(「ラリーX」は3台)になり、面が進むことで最高で7台(「ラリーX」は6台)まで増えたほか、スペシャルフラッグの点滅、マシンデザインやBGM、背景の変更など細かい点での変更点が多かった。

 アレンジ版は「とことん」と「対戦」の2つを収録。全体のデザインを一新しており、背景が立体となり、立体交差点やジャンプ台など様々なギミックが配置されている。疾走感、爽快感が大幅にパワーアップし、クリア条件も多数用意されている。

 「対戦」はプレーヤー同士でフラッグを取り合い、一番多くフラッグを集めたプレーヤーが勝利となる。相手を煙幕でスピンさせると、所持しているフラッグを落とすので、煙幕の使いどころが勝敗のカギとなるのではないだろうか。

【ニューラリーX】
オリジナル版 アレンジ版


(C)2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコチャンネルのページ
http://namco-ch.net/

(2005年1月14日)

[Reported by 志賀康紀]


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