|
コーエー、PS2「真・三國無双4」 |
価格:7,140円
描画エンジンが改良され、遠方の兵士が戦っている様子も細かく描かれている |
PS2用「真・三國無双4」は、同社のタクティカルアクション「真・三國無双」シリーズの最新作。三国志に登場する武将を操り、多数の敵兵を一気に吹きとばす爽快感が人気で、「2」、「3」ではミリオンセールスも達成。同社を代表するタイトルに成長している。
今作では、描画エンジンに改良が加えられ、これまでで最も多数の敵兵を表示できるようになった。また遠景の描画も改善されており、遠くの兵士や戦闘の様子が見えるなど、戦場の臨場感が増している。
またゲームの新システムとして、「拠点」が導入された。従来の作品でも、敵兵が進入してくる「進入拠点」が存在したが、新たに「攻撃拠点」や「防御拠点」、「補給拠点」などを追加。それぞれに役割や特徴があり、これらの扱いがステージを攻略する上で重要な位置を占めることになる。
このほか、新たなアクションの追加や、新たな武将の追加が行なわれる。これまでも新作が発売されるたびに数人の武将が追加されているが、今作では曹丕が登場することが明らかになった。ほかにも新たな武将が登場するものと思われるが、現時点では明らかにされていない。また従来作品に登場している武将に関しても、デザインが一新されている。
ここからは、登場武将の紹介とともに、スクリーンショットを掲載する。各武将のアクションだけでなく、改良された描画エンジンによる敵兵の数や、遠方の描画、エフェクトなどにも注目していただきたい。
本作で新登場(正確にはこれまでも一般武将として登場しているが、プレーヤーキャラクタではなかった)となった曹丕。曹操の息子で、魏の世継ぎとして育てられた、史実でも重要な位置にいる人物。これまで登場していなかったことが不思議な武将だが、三国志の物語の中では、あまり目立った活躍が見られない人物でもある。
本作では、父である曹操の覇業を越えていくストーリーが描かれる。使用する武器は自在に分離・連結が可能な双刃剣を使用する。見た目にも珍しい武器で、これまでにないアクションを見せてくれそうだ。
【スクリーンショット】 | |
---|---|
本シリーズ中、また三国志の物語でも、常に高い人気を誇る武将。眉目秀麗で穏やかな性格ながら、戦場では数々の武勲を挙げた猛将。劉備の臣下として蜀を支え、後に五虎大将に数えられる。
ストーリーは各地の群雄の下で歴戦した後に劉備と出会い、蜀の武将として戦い抜く様が描かれる。武器はこれまでと同じ直槍。突くだけでなく、振り回して広範囲の敵をなぎ倒すことも可能で、初心者でも非常に扱いやすい。
【スクリーンショット】 | ||
---|---|---|
戦場で目に受けた矢をその場で引き抜き、その目玉を食ったという逸話を持つ武将。本作中では眼帯をしていることから、一見して夏侯惇とわかる。ちなみに曹操とは従兄弟の関係で、主従を超えた信頼を築いている。
三国志の物語では、蜀の武将である関羽との因縁が描かれる武将だが、ゲームのストーリーでもその話が軸となって展開される。使用する武器は両手持ちの大刀。攻撃範囲と振りの早さのバランスが取れた攻撃を見せる。
【スクリーンショット】 | |
---|---|
「小覇王」の異名を持つ武将。孫堅の長男、孫権の兄にあたる。孫堅の死後に後を継ぎ、周瑜などの優秀な人材を得ることで江東を平定した名将である。しかし史実では早世し、その後を継いだ孫権が呉を建国することになる。
本作中でも、孫堅の後継者となり、孫権に後を託すストーリーが描かれる。使用する武器は両手のトンファーで、回転の早い攻撃を得意とする。その動きは独特だが、攻撃範囲は意外に広めで動きも早く、操作感はなかなか良好だ。
【スクリーンショット】 | |
---|---|
【その他のスクリーンショット】 | ||
---|---|---|
画面分割による2人同時プレイは今作でも可能。新登場の各種拠点はどのように機能するのだろうか? |
【ムービーシーン】 | ||
---|---|---|
敵軍の中を突破していく趙雲と、それを悠然と迎え撃つ曹丕。孫策が登場するカットもあるようだ |
□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□「真・三國無双4」のページ
http://www.gamecity.ne.jp/smusou4/
□関連情報
【2004年12月14日】コーエー、PS2「真・三國無双4」を2005年2月に発売!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041214/koei.htm
(2005年1月13日)
[Reported by 石田賀津男]
GAME Watchホームページ |