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BBサーブ、「Dark Age of Camelot日本語版」発表会を開催
1月31日より正式サービス開始、クライアントは無料提供

1月13日開催

会場:帝国ホテル

 ビー・ビー・サーブ株式会社と、米Mythic Entertainmentは、1月13日、都内ホテルにて両社の業務提携に関する記者発表会を開催した。会場にはMythic EntertainmentのエグゼクティブプロデューサーMatt Firor氏をはじめ、「Dark Age of Camelot日本語版」の関係者が出席。業務提携の中心となる同作の日本展開についての発表を行なった。

挨拶を行なうMythic EntertainmentエグゼクティブプロデューサーMatt Firor氏。'95年から現職だという
業務提携の説明を行なったビー・ビー・サーブ代表取締役副社長国枝伸吾。同社お馴染みの顔である孫泰蔵氏は出席しなかった
発表会終了後は、オープンβサーバーに接続し、日本語版でのプレイを実践して見せてくれた
 今回の業務提携の内容は、Mythic Entertainmentが世界展開しているMMORPG「Dark Age of Camelot」の日本語版の日本展開を、ビー・ビー・サーブが独占的にバックアップするというもの。ローカライズをメインとした日本語版の開発そのものは、Mythic自らが行なっており、ビー・ビー・サーブは課金決済事業の代行やプロモーション、マーケティング、それから将来リリースされる拡張パックの販売を担当することになる。

 昨年発表が行なわれたハドソンの「Master of Epic」やコーエーの「真・三國無双 BB(仮称)」のケースのような開発協力や出資、インフラ提供等は行なわず、今回の業務提携は、純粋なオンラインコンテンツ拡充のためということになる。

 「Dark Age of Camelot」は、2001年に正式サービス開始以来、「EverQuest」に並ぶ人気を博している北米を代表するファンタジーMMORPG。3DMMORPGとしては第一次世代に属するが、数度に渡ってグラフィックスエンジンの拡張を行なっており、DirectX 9世代の美しいグラフィックスを実現している。

 現在は、北米に続き、ヨーロッパ、韓国でも正式サービスが行なわれており、ワールドワイドでの累計会員数は60万人に達し、アクティブユーザー数は24万人に及ぶ。日本にも熱心なファンを獲得しているハイファンタジータイトルである。

 よく知られているように、日本でも2002年よりカプコンが英語版パッケージの取り扱いを行なっていた。昨年のE3の時点では、日本語版は順当にカプコンが担当することになっていたが、いつのまにかカプコン内部でプロジェクトそのものがフェードアウトし、現在実施されているオープンβテストはMythic自らが行なっている。こうした事情に目を付けたのがビー・ビー・サーブで、同社にとっては非常にラッキーな提携と言えるだろう。

 さて、日本語版の展開内容については、ビー・ビー・サーブ代表取締役副社長国枝伸吾氏が行なった。まずクライアントについてはダウンロードによる無料配布とし、クライアントの内容については「Dark Age of Camelot」本体に加え、拡張パックの「Shrouded Isles」、「Trials of Atlantis」、「New Frontiers」、「Foundations」までが含まれる。もちろんすべて日本語仕様で、これらをすべて無料提供するのだから太っ腹である。この決断の背景には、ガマニア・デジタル・エンターテインメントが「EverQuest 日本語版」のクライアントを無料提供していることが少なからず影響を及ぼしていると見ていいだろう。

 サービススケジュールについては、1月31日より正式サービス開始と発表。次いで3月以降に、ソフトバンクの流通を通じて、上記の「DAoC基本パッケージ」と、2004年12月に欧米で発売された最新拡張パック「Catacoms 日本語版」を販売していく方針としている。

 最後に国枝伸吾氏は、「念のため補足させて頂きたい」と前置きし、「Dark Age of Camelot 日本語版」は、「プレイの際にBB Gamesへの登録は必要ですが、Yahoo! BBの会員でなくても遊べます」とコメント。Yahoo! BB独占配信が決定している「真・三國無双 BB(仮称)」とは異なるオープンなプロジェクトであることを強調した。ただし、ソフトバンクグループのシナジーを最大限に活かすことの一環として、Yahoo! BBの会員が「Dark Age of Camelot 日本語版」をプレイする際は、何らかの特典を与えるキャンペーンを検討しているとしている。

 ちなみに現在実施されているオープンβテストは、先述したように完全にMythicが仕切っているため、BB Gamesへの登録は不要となっている。不要でありながら、正式サービス以降後もキャラクタ引き継ぎを保証しているため、ユーザーにとっては非常に始めやすいオープンβテストとなっている。なお、1月15日には秋葉原でMythicの開発者を囲んでのユーザーイベントも開催される。DAoCの日本語化を待ち望んでいたMMORPGファンはこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。

「Dark Age of Camelot」のプレイ風景。同作の魅力はなんといっても現在のMMORPGトレンド要素のひとつであるRvR(Realm vs Realm)にあるが、それ以外にも広大なファンタジー世界での冒険が待ち受けている。魔界、水中などユニークなエリアが用意されているのも注目のひとつ

Copyright (C)2001-2004. Mythic Entertainment, Inc. All rights reserved.

□ビー・ビー・サーブのホームページ
http://www.bb-serve.com/
□Mythic Entertainmentのページ
http://www.mythicentertainment.com/
□「Dark Age of Camelot 日本語版」のページ
http://www.darkageofcamelot.com/japan/
□関連情報
【12月16日】ビー・ビー・サーブ、「Dark Age of Camelot 日本語版」
「BB Games」にてオープンβテストを開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041216/daoc.htm
【5月16日】Mythic Entertainmentブースレポート
「Dark Age of Camelot」の最新アドオン、日本語版の情報をチェック
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040516/e3myth.htm
【5月14日】カプコン、欧米で大人気のMMORPG
「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」日本語化決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040514/daoc.htm

(2005年1月13日)

[Reported by 中村聖司]


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