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セガ、「タイピングマスター たぶん日本一決定戦 2005」を開催 |
会場:セガ 本社1号館中2階
株式会社セガは、2004年12月22日に発売されたプレイステーション 2用タイピングゲーム「ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド ゾンビパニック」のゲーム大会「タイピングマスター たぶん日本一決定戦 2005」を1月9日に開催した。
予選はドリルモードの「全力疾走」で行なわれた。予選時間中に何度でも挑戦でき、もっとも良かったタイムを申告し、ローマ字入力の上位32人、カナ入力の上位8人がそれぞれ予選通過となる。参考までに、このモードでは30ワードが出題され、1分20秒で平均的なセガ ワープロ3級、1分で最高ランクの1級となっている。
かな入力部門のトップは、MADRIGAL氏でタイムは38秒43。ローマ字部門は、あきうめ氏でタイムは38秒45。どちらも40秒を切るという驚異的なタイムをたたき出しての予選突破。そして予選通過ラインは、事前に記録集計スタッフの予想では1分20秒前後になるのではと話していたのだが、かな入力部門は1分4秒52、ローマ字入力部門は50秒98と、それぞれ大幅に上回るハイレベルな予選となった。
かな入力の予選結果 | ローマ字入力の予選結果 |
1回戦のトップは、くりまんず氏で、タイムは55秒10。予選トップのあきうめ氏は若干ミスが目立ちながらも8位で通過。そしてボーダーラインとなる16位のタイムは1分14秒82だった。
予選1位のあきうめ氏のプレイを見ようと、集まるギャラリー | 1回戦の結果。この上位16人が2回戦へと進出した |
2回戦からは2P対戦。対戦前のあいさつや対戦後にエールを送る姿なども見受けられた |
新モードということもあって、参加者の中には戸惑うプレーヤーも見受けられ、8組の対戦中半分はあっさりと勝敗が決していた。しかし、他の対戦が決着する中、激しい持久戦を繰り広げた対戦には、自然と注目が集まり、決着がついた瞬間にはギャラリーから歓声が上がるほどの盛り上がりを見せた。
2回戦終了時点のローマ字入力部門のトーナメント表 | かな入力部門のトーナメント表 |
準決勝はタイピングスピードとともに反射神経が問われる「光速の指」で、まずはローマ字入力部門から行なわれた。最初の対戦は、Tak氏と浅羽英隆氏であまりにも互角の勝負となり最終結果が出るまで勝敗がわからないほどの接戦となった。最終スコアは2,065対2,083という僅差の結果が表示されると、ギャラリーからも歓声や拍手が沸き起こるほどだった。2組目はhondyta氏とあきうめ氏の対戦で、こちらは予選1位のタイピング速度を存分に発揮したあきうめ氏が押し切って勝利した。続くかな入力部門は、康麺氏とA.Yuzo氏、国友泰之氏とMADRIGAL氏の組み合わせで行なわれ、予選上位のA.Yuzo氏とMADRIGAL氏がそれぞれ勝利を収めた。
決勝戦の前には、タレントの真白 (ましろ) さんが登場してのトークショウと大抽選会が行なわれた。真白さんは「ぷよぷよ」をよくプレイするそうで、CHAPTER2のボスから先に進めなくて、ギャラリーやスタッフからアドバイスを求めていた。そして、真白さんは俳句が趣味であることから、タイピング大会に合わせて即興で「タイピング 早い男に 股ガール」と、自身のDVDタイトルにかけた1句を披露してくれた。
トークショウに登場したタレントの真白さん。名前の通り白色が好きだそうで、この日も白い服で登場した。トークショウの後には抽選会やじゃんけん大会が行なわれ、USBキーボードやZIPPOライター、真白さんのDVD、写真集がプレゼントされた |
ローマ字入力部門は、浅羽英隆氏とあきうめ氏の対戦。かな入力と同じくこちらも予選トップが決勝まで勝ち残ってきた。先に浅羽氏がタイピングを始めるも、スピードに勝るあきうめ氏がタイピングで追い上げるといった展開でほぼ互角の勝負を繰り広げていた。終盤を迎えたところで、ともにダメージを受ける中、あきうめ氏が先にGAME OVERとなって、浅羽英隆氏の優勝が決まった。
表彰式では、かな入力の優勝者のMADRIGAL氏は、「嬉しいです。勝てるとは思っていなかった」とコメント。ローマ字入力の優勝者である浅羽英隆氏は、対戦前にコメントしていた通り「見せ場を作れてよかった」と嬉しそうに感想を語り、優勝を「真白さんに伝えたい」とコメントしていた。
最後に真白さんが、「こんなに早い、しかもめったに見ることのできないものを見れて嬉しかった。今度は私もできるように頑張ります」と語り、大会は閉幕した。
かな入力部門の決勝戦を戦った、MADRIGAL氏(手前)とA.Yuzo氏 | ローマ字入力部門の決勝戦のあきうめ氏(手前)と浅羽英隆氏 | 両部門の優勝者と準優勝者が並んで記念の1枚 |
(2005年1月11日)
[Reported by 滝沢修]
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