●今年の印象に残ったソフトは?
・GC「ピクミン」/「ピクミン2」(任天堂)
隅々に渡って細やかに作られた、季節感あふれる舞台がとても好きです。立ち上げて、ピクミンの頭頂部の花で作られたタイトルロゴを見てるだけで幸せになれます。
わしゃわしゃ食われて死んでいくピクミンに感じる憐憫の情は、ゲームで悲しい感情を催した中では、突出していました。あんなに大勢が一気に死ぬことって、大抵のゲームの場合、映画でいうエキストラみたいな人たちだったりするからここまで悲しくないじゃないですか(そんなに死なせたのか!?)。
・PS2/Xbox/Win「グランドセフトオート・バイスシティ」(カプコン)
憎めないトミー・ベルセッティさんを操って、バイスシティで成り上がるのが本当に楽しく、エンディングではたまらない切なさがこみ上げました。
ゲームを始めた当初は、車で市民を轢くことに凄い罪悪感があってまめまめしく避けていたけど、終盤ではボウリングのピンを倒すがごとくパタパタとなぎ倒している自分に気づきました……。悪に染まっていく課程によってこそ、生々しくバイスシティに生きている実感を噛みしめられる……何かこう、熱い日々よ! って感じです。
若~い人には、他人の痛みが痛いとわかるとか、バイト代をコツコツ貯金したりするようになってからやって欲しいかな。でなきゃこのシリーズ真の醍醐味は、味わえないですよ。
・PS2「DDR FESTIVAL -Dance Dance Revolution-」(コナミ)
EyeToyカメラに向かって、足だけでなく手も動かす「DDR」。言葉で言うとその変化は簡単なものですが、そもそも足だけで判定を拾うゲームに、手の判定も加わるというのは、もの凄い変化でしょ? しかもコレが本当に面白いです。例えるなら、パネル4枚からパネル6枚(業務用「DDR Solo」シリーズ)を遊び始めたときに所見の譜面を踏んで感じた、新しいシナプスがつながっていくような感じが、もっとダイナミックに味わえます。
ただ、悲しいことに住宅事情が……。隣室の住人の、携帯電話のバイブ振動音が聞こえるくらい壁が薄いので、あまり派手には。とは言え、それでもやってましたけどね(笑)。
●年末年始遊びこむ予定のソフトは?
・NDS「直感ヒトフデ」(任天堂)
「パズループ」と、「パズループ2」がかなり好きなので、ミッチェルの新しいパズルものということで期待していました。発売日当日にDSをゲットし損ねたけど、暫くたって最近、本体と一緒に買ったソフトはこれです。
まだ体に馴染まないですよ。でもいい感じです。びっくりするくらい進めるレベルが安定しなくて、「アレ?」って急に頭が白紙になってアタフタ。今までに使ってない脳みそを使ってる感じで、どんなふうに体に定着していくのか楽しみです。これはもちろん帰省のお供。
あ、帰省ラッシュの駅や待合室では、「ピクトチャット」を試そうと思ってて、これも楽しみです。
・PS2「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」(スクウェア・エニックス)
今はまだ主人公のレベルが30ってところですが、振り返ればそこに仲間がいる、これ、意外に一番じんわりと嬉しいです。過去のシリーズで、ズラズラくっついて歩く仲間と話がしたい、と思うシチュエーションは何度もあって。「君たちさっき、一緒に村人の話を聞いてたでしょ、だったら教えてくれ~」と言いたくなる場面で、仲間がちゃんと答えてくれる。地味にありがたいことです。
シリーズであるが故の、あえて変えるか変えないかという点は、個人的ツボには結構合っています。音声でセリフを喋らないとか、人家の壺を住人の目の前で叩き割るとか、あえて変わっていない部分に英断だと拍手したいです。まぁ、お金の貯まりの遅さとかに多少疑問を感じなくもないですが、年末&お正月にはまったり楽しみたいなと思ってます。
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