●今年の印象に残ったソフトは?
・PS2「michigan~ミシガン~」(スパイク)
「このクソ野郎!」と女性に罵られゲーム。正確には、プレーヤーは報道カメラマンとなり、レポーター&音声さんとともにシカゴで起きた会事件を調査する3Dアドベンチャーゲーム。口と足だけのモンスターが女性レポーターをモリモリと捕食するシーンが満載の、スプラッターホラーの様相を呈した一品です。モンスターがとてもハリボテ臭いため、昔のちょっとアレな米国モンスターパニックムービーを連想させるところがたまらなくオススメしたいポイントであります。
また、得点稼ぎのためにローアングルで女性レポーターのいわゆる1つの臀部などを撮影していると「……このオタ野郎!」と連呼し続けてくれたりします。実際問題あまり撮る気がしないタイプの女性キャラのグラフィックですが、この罵倒ループだけでかなりモチベーションがアップしました(するなよ)。須田剛一氏率いるグラスホッパー・マニファクチュアの作品だけあって、開発にしてやられた感(いい意味で)は存分に味わえます。詳細レビューを忘れてしまったことが悔やまれるほど、2004年遊びまくったゲームでした。
・PS2「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」(チュンソフト)
レビューでも書きましたが、武田鉄矢さんになるのではなく、あくまで新任教師としての「オリジナル金八」になれるところが良し。期待していたザッピングプレイのクロス感覚は本当にオマケなのですが、それを凌駕してシナリオ良し、キャラ良し、テンポ良しの三拍子揃ったアドベンチャー。「2004年はこれをやらずして終われないぞ、このバカチンがぁ」と小声で言いたい。生徒たち1人1人をフィーチャーした、追加シナリオディスクをお願いします!
・AC「SEGA GOLFCLUB Network ProTour」(セガ)
全国のプレーヤーが出したプレイデータと競い合うゴルフゲーム。残打制という珍しい形態、ゴルフクラブ型レバー「クラブスイッチ」の引いてパッチンという感覚が、やけに病み付きになります。バーディーパットの緊張感、そしてその解放からのカタルシス……これぞゴルフゲーム! コンティニューを前提としたスタンスも、腰を落ち着けて遊べていいと思います。
●年末年始遊びこむ予定のソフトは?
・PS2「信長の野望 Online~飛龍の章~」(コーエー)
「死亡時にレベルダウンしない」というだけで始めたMMORPG「信On」ですが、いつの間にかプレイ時間が3,000時間を越えていました。拡張パックの「信長の野望 Online~飛龍の章~」で、生産品や新ダンジョン、馬などが実装され、末永くつきあえるネットゲームとなりました。実際にプレイしていてユーザーが増えている感じはそれほどしませんが、減ってもいないと思います。コーエー様、鍛冶屋の特化生産限定目録をどの道に進んだ鍛冶屋でも生産できるようにしていただけないでしょうか……。
・AC「クイズマジックアカデミー2」(コナミ)
タレントの関根勤氏もハマッているという、オンライン対戦可能なクイズゲーム。おそらくライターの豊臣氏、鴫原氏とかぶると思うので面白さはそちらのお勧めレビューで知っていただくとして、年末やり込みます。憧れのガルーダ先生の寮に入れました! 体育教師然とした(実際体育教師っぽいん好けど)ボイス最高!
・PS2「テイルズ オブ シンフォニア」(ナムコ)
藤島康介先生が原画を描いているので押さえたゲーム。「michigan」ばかりやっている私を見かねて、我が弟が先にパッケージを開けてしまいました。後日弟に感想を聞いたところ、「最初はほのぼのしていたけど、いきなり『北●の拳』みたいなテイストになったよ……」とのコメント。どんなゲームだよ、それ!
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