【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

ナムコ、PS2「鉄拳5」
オリジナルモード「鉄拳ADV(仮称)」を公開

2005年春 発売予定

価格:未定

 株式会社ナムコは、2005年春に発売を予定しているプレイステーション 2用対戦格闘アクション「鉄拳5」の最新情報を公開した。

■ オリジナルモード「鉄拳ADV」

 家庭用「鉄拳」シリーズのお約束といえば、オリジナルモードの存在。「鉄拳3」と「鉄拳4」には「TEKKEN FORCE」が収録されていたが、今作では「鉄拳ADV(仮称)」を収録している。

 「鉄拳ADV(仮称)」は、主人公となる“風間仁”にまつわるストーリーが繰り広げられていく。1対1での対戦格闘を主体とした形とは異なり、ステージ(建築物内部など)を進みながら、迫り来る大勢の敵を相手にバトルを行なう格闘アクションとなっている。もちろん「鉄拳」ならではの敵をぶっ飛ばす、壮快感はそのままだ。

 単純に相手を倒していくだけでなく、柱や壁を破壊することもでき、ジャンプで高所に移動したり、壁にぶらさがるなど、本編にはない独自のアクションも多数用意されている。また、2段ジャンプも可能のようだ。

【「鉄拳ADV(仮称)」】
ステージには敵以外のほかに多くの仕掛けが仕掛けられていると予想され、ステージを攻略する要素も盛り込まれている。操作も一新され、「鉄拳」シリーズのバックボーンを生かしたオリジナルの「鉄拳」を楽しむことができる。ストーリー的にも本編のストーリーが絡んでくるのか、デビル仁の姿も



■ デフォルトキャラクタ12キャラを紹介

【ジャック5】

 格闘スタイル:力まかせ、国籍:なし。

 愛されし心持たぬ重機兵、JACK-5。

 2年前、GUNJACKと共に三島重工への潜入を試みた女性物理学者ジェーンは、警備中の鉄拳衆の機銃掃射に被弾。GUNJACKはジェーンをかばい盾となり、そして……動かなくなった。

 翌日、G社の貨物運搬船に発見され一命を取りとめたジェーンは、そのままG社ロボット工学研究所に身を寄せて量産型戦闘兵器“JACK-4”を完成。その行動データを元に“JACK-5”の開発に着手した。そして、最新鋭機の性能テストの場に選ばれたのは、 開催が告知されたばかりのThe King of Iron Fist Tournament 5だった。



【ジュリア・チャン】

 格闘スタイル:心意六合拳、 八極拳を基本とした各種拳法、国籍:アメリカ。

 失われた森林を取り戻すため研究を続ける、ジュリア・チャン。

 The King of Iron Fist Tournament 4で研究データを奪い返すことができなかったジュリアは、失意のうちに本国に戻り、再び新たな方向性を模索し始める。しかし、研究が行き詰まる度にジュリアの脳裏には奪われたデータのことがよぎるのだった。

 そんな折、『Dear Julia』と記され、異国の文字で書かれた謎の手紙とともに、The King of Iron Fist Tournament 5開催の告知がジュリアの元に届く。森林再生の望みを賭けて、ジュリアは再び大会への参加を決意する。



【三島一八(みしま かずや)】

 格闘スタイル:三島流喧嘩空手、国籍:なし。

 三島平八の息子にしてデビルの血を継ぐ男、三島一八。

 The King of Iron Fist Tournament 4 決勝では三島平八に、更に本丸で風間 仁に敗れた一八。ようやく意識を取り戻した時、彼はJACK-4部隊によって包囲されていた。「G社め……俺も一緒に消すつもりか!」成り行きで平八と共闘することとなった一八であったが、敵の隙をついて本丸から脱出することに成功。

 デビル化を果たすと、爆発する本丸を背に飛び去った。一八は自分を裏切った全てに憎悪し、復讐を果たすため The King of Iron Fist Tournament 5に向かうのであった。



【凌 暁雨(リン・シャオユウ)】

 格闘スタイル:八卦掌、劈掛拳をベースとした各種中国拳法、国籍:中国。

 三島を救うために奔走する女子高生、凌 暁雨。

 前大会で義賊の頭領・吉光に三島平八の陰謀から救われ、三島の歴史を聞かされた。 その中で、平八が息子、三島一八を千尋の谷へ落とした事件こそが全ての災厄の始まりなのではないかと、暁雨には思えてならなかった。

 そして平八の死を聞いた時、暁雨の目は涙で溢れ、「時間を巻き戻せれば……」と、切ない想いと悲しみに染まるのだった。そんな折、開発資金さえあればタイムマシンを実用化できるという、天才博士を自称する老人に出会った。

 暁雨はタイムマシンに乗せて貰うことを条件に、捨てるつもりでポケットに丸めた 「第5回鉄拳大会出場招待状」を取り出し、何かを決意するのだった。



【花郎(ファラン)】

 格闘スタイル:テコンドー、国籍:韓国。

 風間 仁をライバル視する天才テコンドー使い、花郎。

 The King of Iron Fist Tournament 4終盤で花郎は韓国軍に身柄を拘束され、仁と対戦する望みは叶わなかった。その後、韓国大使館に連行された花郎は、大使と名乗る男から信じられない言葉を聞く事となった。「今回の件に関して、恩赦により不問となった。軍から君宛の文章を預かっている。読みたまえ」手紙に目を通した花郎は思わず立ち上がっていた。

 「まさか……おいっ、これは本当なんだろうな!?」翌日、渡された手紙を手に、花郎は急ぎ韓国へと戻った。それから2カ月。兵役を終え、気兼ねすることは何も無い。自由の翼を手に入れた花郎が目指すは、打倒風間 仁!



【マーシャル・ロウ】

 格闘スタイル:マーシャル・アーツ 、国籍:アメリカ(USA)。

 かつて伝説の龍と呼ばれ、闘う料理人の異名を持つ、マーシャル・ロウ。

 中華料理チェーンの展開に失敗し、再起をかけて出場したThe King of Iron Fist Tournament 4であったが、結局優勝する事は叶わなかった。そして、帰国する金も無いマーシャルは日本に残り、大型中華料理店で日払いの雑用として働いていた。

 1カ月が経ったある日、妻からの電話で家出中の息子フォレストが人身事故を起こしたことを知らされた。親友ポール・フェニックスのバイクを勝手に乗り回して、運転を誤ったのだという。

 一瞬にして莫大な損害賠償や治療費が必要になってしまったマーシャルは、 藁をも掴む思いで、再びThe King of Iron Fist Tournament 5に参戦する。



【ポール・フェニックス】

 格闘スタイル:柔道をベースとした総合格闘技 、国籍:アメリカ(USA)。

 自称・宇宙一の熱血格闘家、ポール・フェニックス。

 「今度こそ優勝してみせる!」そう意気込んでThe King of Iron Fist Tournament 4に出場したポールは、20年以上昔に対戦して以来、一度も拳を交えていないライバル、三島一八の出現に心躍らせた。しかし、そんなポールの前に、またもやクマが立ち塞がった。

 「またクマかよ!」

 ポールは優勢に試合を進めたが、クマの驚異的なタフさに焦ってしまい、逆転の一撃を食らってしまう。己の慢心が生んだ、一瞬の隙。「俺は格闘家として大事な何かを忘れていたようだ。……また一から出直しだな。」2カ月後、ポールはThe King of Iron Fist Tournament 5の舞台にいた。「今度こそ勝って、俺が宇宙一の格闘家である事を証明してやる!」



【李 超狼(リー・チャオラン)】

 格闘スタイル:マーシャル・アーツ、国籍:日本。

 三島平八の養子、そして三島一八のライバル、李 超狼。

 平八を倒すため、正体を偽ってThe King of Iron Fist Tournament 4に参加したが、死んだはずの一八が対戦相手として現れた事による動揺で、李は一八に敗れてしまう。

 その後、平八の死亡で混乱した三島財閥の乗っ取りを画策するが、何者かに財閥トップの座を奪われたことを知り、李は激昂する。「何だと? まさか一八か! 相変わらず私の邪魔ばかりしてくれる……」そして1カ月後、The King of Iron Fist Tournament 5の開催が告知されると、李はすぐさま大会への出場を決めた。

 「一八……積年の恨み、晴らさせてもらうぞ。そして今度こそ私が三島財閥の全てを手に入れて見せる」



【雷 武龍(レイ・ウーロン)】

 格闘スタイル:五形拳を主軸とする各種拳法、国籍:中国。

 スーパーポリスの異名で知られる香港国際警察の刑事、雷 武龍。

 The King of Iron Fist Tournament 4でシンジケートの大量検挙に成功した雷は、再びスーパーポリスとしての評判を取り戻していた。そんな中、中国各地で道場破り事件が発生する。雷はこれに興味を持ち、独自に捜査を開始した。被害を受けた者の中には、雷の知る達人も数多く含まれていた事から、雷は犯人逮捕に全力を傾けたが、ある時期を境に犯人が全く姿を現さなくなってしまい、捜査は行き詰まってしまう。

 そんな雷の下に、つい最近日本で同様の事件が発生したという連絡が入る。犯人の男が次に狙うのはThe King of Iron Fist Tournament 5に違い無いと確信した雷は、男を捕らえるため再び大会に出場するのであった。



【スティーブ・フォックス】

 格闘スタイル:ボクシング、国籍:イギリス。

 世界チャンピオンの座を欲しいままにする天才ボクサー、スティーブ・フォックス。

 己の存在を世界に示し、出生の謎を解くため、スティーブはThe King of Iron Fist Tournament 4に出場した。雷 武龍の協力によって自らの出生の秘密を知ったスティーブは、自分を生み出した三島財閥に激しい怒りを覚えると共に、自分のような人間を2度と作り出してはいけないと考えていた。

 そんな折にThe King of Iron Fist Tournament 5の開催が告知される。世界チャンピオンに返り咲いていたスティーブは、すぐさま大会への参加を決めるのだった。

 「今の俺を止められる奴はいない。待っていろ、三島財閥!」



【吉光(よしみつ)】

 格闘スタイル:卍忍術進化型、国籍:無し(元日本)。

 世界中の貧民救済を目的とする、義賊集団卍党の党首、吉光。

 The king of iron fist tournament 4において、三島財閥地下金庫襲撃作戦を発動させた吉光は、作戦の途中、ブライアン・フューリーが倒れているのを発見。ボスコノビッチの指示により、ブライアンを助け出すのであった。

 あれから1カ月が経ったある日、ボスコノビッチの研究所から発信されたSOSで、救援に向かった吉光が見た物は、破壊された施設と卍党員達の亡骸だった。最深部の研究室で倒れていたボスコノビッチの話によると、永久機関を埋め込まれたブライアンが暴れだしたのだという。

 「恩を仇で返すとは……許せぬ……」吉光の拳は、怒りに打ち震えていた。その後、The king of iron fist tournament 5にブライアンが参加する事を知った吉光は、死んでいった党員の仇を討つため、大会に出場する事を決意するのだった。



【ブライアン・フューリー(Bryan Fury)】

 格闘スタイル:キックボクシング、国籍:アメリカ。

 Dr.アベルに作り出されしレプリカント、ブライアン・フューリー。

 完全なる機械の体を手に入れるため、Dr.ボスコノビッチに全てを託し深い眠りに付いたブライアン。しかし彼が再び意識を取り戻した時、体は元の姿のままであった。ボスコノビッチによると、自分の体はブラックボックスがあまりにも多かったため、応急処置として永久機関を組み込んでみたのだという。

 「永久機関だと? ……ふはははははっ! 素晴らしい。素晴らしいぞ!」ブライアンは歓喜の声を上げると、ボスコノビッチを突き飛ばし外へ向かって歩き始めた。異変に気付いた卍党の党員が数人がかりでブライアンを止めにかかるが、そのすべてをなぎ倒し、ブライアンは卍の隠れ里を後にする。

 数日後、The king of iron fist tournament 5が開催されることを知ったブライアンは、永久機関の性能を試すため、大会への参加を決めるのであった。




■ 業務用からパワーアップしたオープニングムービーも注目

 家庭用のもうひとつの楽しみと言えば、綺麗なCGで描かれたオープニングムービー。業務用のオープニングムービーはそのままに、さらにストーリーを再現したパートが追加されていることがうかがえる。

【オープニングムービー】



【スクリーンショット】


(C)1994 1995 1996 1999 2001 2004 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.
※画面は開発中のものです。

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□「鉄拳」のページ
http://www.tekken-official.jp/
□関連情報
【11月19日】ナムコ、アーケードの興奮をそのままに
PS2「鉄拳5」来年春発売予定!!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041119/tk5.htm
【11月12日】ナムコ、AC「鉄拳5」11月16日より稼動開始
ゲームと連動する携帯サイト「TEKKEN-NET」も開設
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041112/tekken.htm
【9月2日】「第42回アミューズメントマシンショー」
ブースレポート ~ナムコ編~
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040902/namco.htm
【9月2日】ナムコ、AC「鉄拳5」プライベートショー開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040706/tk5.htm

(2004年12月17日)

[Reported by 志賀康紀]


Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の無許諾での転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.