CJインターネットジャパン、ゲームポータル 「ネットマーブル」を12月20日より運営開始
12月20日正式サービス開始
利用料金:無料
韓国CJ Internetの子会社CJインターネットジャパン株式会社は、韓国大手のゲームポータルサイト「Net Marble」を日本語化し、「ネットマーブル」として、ソフトバンクグループと共同で12月20日より運営を開始する。
CJ Internetは、2000年にスタートしたゲームポータルサイト「Net Marble」で一躍急成長を遂げたPlenus(プレナス)が、今年6月に社名変更して生まれた韓国大手ゲームポータルメーカー。「銀河英雄伝説 VII」の韓国での運営元といえば、記憶にある人もいるかもしれない。
CJインターネットジャパンには、CJ Internetのほか、ソフトバンクBBやベクター、テクノブラッドといったソフトバンクグループも出資しており、出資比率はCJ Internetとソフトバンクグループで50%ずつとなっている。代表取締役社長には、CJ Internetとテクノブラッドから1名ずつ名を連ねており、今後のグループ活動における同社の動向が注目されるところだ。
「ネットマーブル」のサービス内容は、基本的に韓国NetMarbleとほぼ同質のアバターチャットとカジュアルオンラインゲームの提供が中心となっている。現時点ではすべて無料で提供されているが、最終的には特定のアバターやポータル事業により収益を見込む。
なお、ゲームポータルとしての強さを表す提供ラインナップは、32本のカジュアルオンラインゲームに加え、ガンホーの「サバイバルプロジェクト」、「ポトリス」、「ゲットアンプド」の3タイトルが名を連ねているのが最大の特徴である。
現在、「ネットマーブル」の対抗馬としては、BB Serveが展開する「BB Games」やNHN Japanが展開する「ハンゲーム」などが存在し、いずれもコミュニティの核となるユーザーの大量囲い込みのために有力タイトルの獲得に意欲的だ。こうした中、大手オンラインゲームパブリッシャーのガンホーは、「ラグナロクオンライン」の正式サービス以来、独立的なスタンスを崩さなかったが、12月20日以降、「ネットマーブル」陣営に与するということになれば、ゲームポータルビジネスの勢力図は大きく動くことになる。
この件について、ガンホーに問い合わせてみたところ、「打診があったのは事実だが、ネットマーブルを通じてサービスを提供するかどうかは現在検討中の段階」、「打診の内容については回答できないが、(ガンホーがソフトバンク)グループ企業であるということとは一切関係がない」と慎重な回答が帰ってきた。事実関係は不明だが、韓国大手ゲームポータルが日本に本格参入することは厳然たる事実だけに、今後も注目していきたいところだ。
□CJインターネットジャパンのホームページ
http://www.cjinternet.jp/
□「ネットマーブル」のページ
http://www.netmarble.jp/
(2004年12月17日)
[Reported by 中村聖司]
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