|
任天堂、街中でニンテンドーDSの体験会を実施 |
価格:15,000円
任天堂株式会社は、12月2日の発売を予定している新型携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」の体験会「DSストリート体験会」を、東京や大阪の中心部で行なった。
この体験会は、同じ体験会でも先日行なわれた「ニンテンドーワールド Touch! DS」とは意味合いが違うようだ。「ニンテンドーワールド Touch! DS」は大きな会場を借り、理由はどうあれゲームに興味のあるユーザーがわざわざ足を運んでくる場である。しかし、今回の体験会は街中で行なわれており、ゲームには全く無関心な人をも巻き込んで、ニンテンドーDSを体験してもらおうという催しだ。
任天堂はこれまでから何度も「ゲームをプレイしたことのない人でも同等に楽しめる」ことを前面に押し出してきた。そういった意味ではこういった場での街ゆく人の素直な反応は重要だろう。
まず前提条件としての「ニンテンドーDS」の認知度だが、宇多田ヒカルという知名度の高いアーティストを起用したCMをテレビで大規模に流していることからか、街ゆく人は通りかかると皆「あっ、DSだ」と立ち止まっていた。これは男性だけでなく女性……会場となった渋谷によく来ているであろう女子校生や女子中学生といった若い女性達にも抜群の認知度となっていた。
子供はもちろん、わざわざ近寄ってくる人も見受けられ、タッチペンを手渡されプレイしていた。もちろんゲームの操作方法を知っているコンパニオンさんが付きっきりとなるわけだが、どうやって遊んだらよいのか惑っている人も多く見受けられた。新しい操作方法であるという事かもしれないが、これまでのゲーム機に比べ、プレイすることに対してより想像力を必要とするゲーム機であるように感じた。
会場には試遊した人達のコメントが張り出されていたが、「Nintendogs (仮称)」へのコメントとして、「ワンちゃんが買いたいワン」と書いていた小さな女の子のコメントや、「犬カワイイっす」という男性のコメントもみられた。「Nintendogs (仮称)」はニンテンドーDSというハードの楽しさをわかりやすく伝えるソフトなだけに、ここでも人気を集めていたようだった。
このほかの感想では、「かんたんだった!!」といったコメントがいくつか目に付いた。また「チャットが面白い。オススメ!」と書いていたカップルもいた。個人的には、日頃ゲームとは無縁そうな中学生くらいの女の子がプレイし終わって「なんかウケる~」と語尾を上げる独特の話し方で友達とおしゃべりしていたのが印象的。もちろんこれがそのまま購入に結びつくとは思えないが、任天堂のニンテンドーDSにおける第一歩は、ある意味成功したと言ってもいいかもしれない。
なお、同社の担当者によれば「Nintendogs (仮称)」はやはり女性の人気が高く、逆に男性から支持されていたのが「きみのためなら死ねる」だとか。もし、街中で同様のイベントがあったのなら、ちょっと立ち寄って手に取ってみてはいかがだろうか。
(2004年11月27日)
[Reported by 船津稔]
GAME Watchホームページ |
|