価格：オープンプライス

ドリルを手に元気に戦っていく。ユニークで爽快なアクションゲーム

　日本ファルコム株式会社はWindows用ゲームソフトとして、「ぐるみん」を発売する。価格はオープンプライス(ファルコムでの発売記念予約特価：7,980円)。

　本作はコミカルな3Ｄグラフィックで描かれた世界を舞台に、主人公の少女パリンが伝説の武器「ドリル」を手に、大冒険を繰り広げるアクションゲーム。彼女は、友達となったオバケ・ピノたちを助けるために活躍することとなる。

　かわいい女の子のパリンがドリルというちょっと物騒な武器を自由自在に振り回すその楽しさが本作のウリ。攻撃のたびに、「ギュイーン」という音が鳴り、フィールド上のものをガンガン壊していくのは非常に爽快だ。

　静止画では大きめのポリゴンのグラフィックがちょっと古い印象を与えるかもしれないが、日本ファルコムならではのこだわったテクスチャが世界に独特の暖かみを与え、さらにスピーディーなアクション性も相まって、アクション性を思う存分楽しめることを予感させる。なにより、ドリルという新鮮な武器、壁や巨大な岩までも、パワーを溜めることでどんどん壊していく楽しさは、本作の独自性を実感させてくれる。

　回復アイテムはクッキー、装備にはネコミミバンドなどもあり、世界観は非常にかわいらしい。アクションゲームと聞くと苦手な人は構えてしまいかねないが、本作はビギナーモードを搭載。敵からのダメージが少なくなるだけではなく、ジャンプ補正もかかり、初心者も安心してプレイできる。

　マニュアルいらずのヘルプもあり、非常にとっつきやすい作品にしあがっている。キーボードでもプレイできるが、ジョイパッドを使いコンシューマゲーム感覚でプレイしたい作品だ。主人公のパリンに大河内雅子、ピノ役に有島モユと、声優を起用しているという点でも、ファルコムファンは注目する要素だろう。「声」が入ることで、他の作品との感触の違いを感じるかも?

　独特のグラフィックが生む暖かな世界観と、武器である“ドリル”の楽しさが生む新しいゲーム性。現在、下記日本ファルコムのホームページでは、2枚組のオリジナルサウンドトラックを同梱した初回特典版の予約を受け付け中だ。

【登場キャラクター】
パリン。鉱山の街ティースにおじいさんの家を訪ねてやってきた。両親の仕事のせいで引っ越しばかりしてきたので、友達を作りたがっている。ちょっと口達者なところもある元気な女の子	ピノ。オバケの女の子で、パリン以外の街の人達には見えない。パリンを「姉たま」と呼ぶ、オバケのアイドル的存在	プク。ピノの兄であり、オバケが住む街「ホーム」のリーダー的な役割を果たしている。冷静沈着で、パリンの良きアドバイザーにもなってくれる。

【イラスト】
左の2枚は鉱山の街ティース。イラストの暖かみのあるタッチはゲーム内でもうまく再現されている		こちらはオバケの住む街、ホーム。ハロウィンを思わせるユニークなデザインが特徴的だ

【スクリーンショット】
仕事で遠くに行ってしまった両親から離れ、おじいさんの家のあるティースで暮らすことになったパリン	ティースの街にはあまり同世代の子供がいない。街の中の建物の造りはひとつひとつ非常に凝っている	犬に追われて困っていたピノを助けたことで、オバケの住む街に招待してもらうことに
遺跡へ行かなくてはいけなくなってしまったパリン。伝説の武器ドリルを手に、彼女の冒険がはじまる	フィールド画面。さまざまなステージがあるようだ	ドリルの攻撃は連打しても、タメ撃ちを使っても良い。ビギナーモードも用意されていて、アクションが苦手な人も安心
鉄球にバリア。トラップを越えて行かなくてはならないことも。パズル要素も期待できそうだ	ジャンプして高いところに飛び移ることも。落ちそうになると、淵につかまって、踏ん張ることもできる	タメ撃ちを使うと、大きな岩や扉などを壊すこともできる。非常に爽快だ
ゲーム内メニューを開けばいつでもヘルプを見ることができる	くるくると表情を変えたり、キャラクタ表現はとても豊か	踊りを踊るオバケなど、暖かでユニークな世界観も楽しさの大きな要素だ

(C) 2004 Nihon Falcom Corp. All rights reserved.
画面は開発中のものです。

□日本ファルコムのホームページ
http://www.falcom.co.jp/
□「ぐるみん」の公式ページ
http://www.falcom.co.jp/gurumin/index.html

(2004年11月12日)

[Reported by 勝田哲也]

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