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マイクロソフト、パイオニア、ドルビー
「Halo2」プレス先行体験会を開催

11月11日 発売予定

価格:7,140円(通常版、リミテッドエディション)
   9,975円(リミテッドエディション Xbox Live同梱版)


マイクロソフトのXbox事業部 シニアプロダクトマネージャ、井上倫明氏が挨拶。「Halo2」については「胸を張って最高のコンテンツ」と表現
 マイクロソフト株式会社、ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインク日本支社、パイオニア株式会社は、11月11日発売予定のXbox版FPS「Halo2」のプレス先行体験会をパイオニア本社の試聴室で開催した。

 今回の体験会ではネットワークプレイが4~5セッションほど行なわれただけで、意味合いとしては“パイオニアの試聴室”という最高の音響施設を使用して迫力あるゲーム体験が可能になるという点をアピールすることに重点が置かれている印象だった。会場の音響施設は巨大なスピーカーが並び、サブウーハーからは重低音が響き、200インチという映画館並みの迫力で「Halo2」を体験することができた。

 マイクロソフトのXbox事業部 シニアプロダクトマネージャ、井上倫明氏は「今回はソフトについての細かい説明は抜きにして体験して欲しい。我々は、胸を張って最高のコンテンツとしての『Halo2』を提供する」とコンテンツ自体の完成度の高さを語った。このあと、パイオニアがこの秋に発売を予定している5.1chサラウンドシステムの商品説明や、ドルビーによるXboxで5.1chサラウンドを楽しむための説明が行なわれた。

 ドルビーは5.1chサラウンドでゲームを楽しむことの意義について、迫力だけでなく「FPSの場合、背後に敵がいても見えないが、5.1chサラウンドであれば、敵の存在や位置がわかる」と説明し、ゲーム的にも導入する価値があると説明した。

 そしてここで「Halo2」のキャンペーンモードにおけるオープニングが公開された。ネタバレとなるので、詳しくはお伝えできないが、コブナント側のストーリーと地球側のストーリーを交合に絡めながら、新たなる戦いへと至る経緯をスピーディーに見せてくれる。とくにコブナント側のストーリーは、これからのドラマチックな展開を予感させるもので、なかなか見応えがあった。

 今回は時間が無く、ゲーム本編についてはそれほど詳しい解説はできないが、近日中にレビューを掲載するので、ぜひとも楽しみにして欲しい。ちなみに日本では「Halo2」についてはそれほど盛り上がっているように見受けられないのが残念なところだが、米国在住の知人によれば、ニューヨークの街中の電車の中で「『Halo2』もう予約した?」といった会話が聞かれるほどだという。米国ではXboxはすでに市民権を得ており、映画と同等のイメージとして「Halo2」は捉えられているようだ。発売3週前ですでに150万本の予約が突破しており、さながら日本における「ドラゴンクエスト」シリーズ的な盛り上がりだ。同社の井上氏が言うまでもなく「Halo2」の出来は保証付きと言っていいだろう。


■5.1chワイヤレスサラウンドシステムは、対戦相手に対する大きなアドバンテージに。

 パイオニアの5.1chワイヤレスサラウンドシステムの説明が終了後、「HALO2」の体験会が行なわれた。会場に用意された「HALO2」は全部で3台。この3台でスレイヤーモードを遊ぶ形だ。そのうち2台は、パイオニアのサラウンドシステム「HTP-S2」と「XW-HT1-S/K」をXboxに接続して5.1chのサラウンド環境で楽しめるようになっていた。

 やはり、5.1chによるサラウンドの威力は大きく、自分の周りに転がってきたグレネードの位置関係が、視覚ではなく聴覚だけで判断できるのは大きい。HALOシリーズにおけるグレネードは小さく、乱戦中に足下に向かってグレネードを投げ込まれると、それに気づかないまま爆発して、大ダメージを受けることが多かった。

 しかし、5.1chの環境では足下にグレネードが投げ込まれた際、ゴロンというグレネードが転がる音が聞こえるため、これを意識しておけば乱戦中にグレネードを投げ込まれても、即座に反応することができる。また、対戦相手がマップ上のどこかで撃ち合いを始めるとその位置を感覚的かつ確実に捕らえることができるのも大きい。筆者があたかもその場で撃ち合いをしているかのような、背後からこっそり忍び寄る敵も気配で感知できそうなぐらいな印象をもった。

 さて、気になるゲーム内容だが、前作からの変更点としてもっとも印象が強かったのは武器のリコイル(射撃時の反動)だろう。サブマシンガンなどに適応されており撃ち続けると銃口が上に上がっていく。これを押さえるように逆方向へスティックを押し込まなければ相手を捕らえつづけることが困難となっている。このリコイル、最初は面食らうであろうが1~2分ほど遊べばすぐに慣れると思われる。対戦ではこれをいかに抑えて相手に弾を当てるかという射撃能力が重要となってくる。

 また、近作で一番注目されているシステムの中でも筆者が気に入っているのが両手に銃を持てるようになった事だ。体験会では左手でプラズマガンといわれるタメ撃ちが可能な武器を使用し、バトルライフルを右手に装備して試してみた。効率的な攻め方としては、プラズマガンで最大までタメて敵に当てて体を守っているシールドを吹き飛ばし、右手に装備しているバトルライフルでとどめを刺すといった使い方があげられる。製品版では、どういった武器を組み合わせて、両手持ちのスタイルを確立するか研究するのも楽しそうだ。プレーヤーによって得意とする武器の組み合わせは違うだろうから、遊び方の幅は大きく広がったと言える。ただ、注意しなくてはならないのが、基本的に片手で持つことが可能な武器でしか両手持ちは不可能な点。ロケットランチャーを両手に装備といった、ある意味夢のようなスタイルは不可能なので、注意しておきたい。

 加えて今回の体験会では、前作では登場しなかったコヴナント側の武器を試すこともできた。特に、期待している人も多いであろう「コヴナントエナジーソード」の性能は非常に凶悪。名前からも推測できるとおり近距離用の武器なのだが、敵を一定距離内に捕らえ照準を合わせて攻撃すると、相手に対して一瞬で間合いを詰めて叩き切る事ができるのだ。前作で鬼のような強さを誇ったショットガンを所持した相手に対しても、近接距離までに近づいてしまえば一気に叩き切る事が可能なため、叩き切られる側はなんとか近接距離に近づかれる前にエナジーソードを持った敵を倒さないといけない。狭いマップにおける対戦では、勝つために真っ先に確保したい武器になりそうだ。

 今回の体験会ではあまり時間も無く、マルチプレイの部分しか触ることができなかったが、このマルチプレイの完成度の高さなら、シングルプレイの完成度も申し分なさそうだ。発売まであと2日、HALOファンの筆者としても待ち遠しくてたまらない。

会場となったパイオニア本社の試聴室。2000万もする最強の音響システムで「Halo2」をプレイできるという幸せ。3人対戦でひとりはこの写真にあるとおり200インチの大画面による映画並みの迫力となった 3人対戦のうちふたりは、プラズマディスプレイによるプレイとなった。音響設備としては、左側のシステムはプラズマディスプレイのスピーカーと、デジタルワイヤレスリアスピーカーを使ったシステムとなっている デジタルワイヤレスリアスピーカーはコードの接続が必要なく、手軽に使用できるため便利
共催として名を連ねているドルビーのプレゼンテーション資料から。Xboxで5.1chサラウンドシステムを実現するための接続方法の一例を解説 「Halo2」における5.1chの優位性は背後にいて見えない敵でも、音で位置情報を知ることができるとしている 5.1chサラウンドシステムの正確なスピーカーの設置場所を図解したもの。円周上に配置するイメージだ
【スクリーンショット】
日本での発売直前ということで、新しいスクリーンショットは公開されなかった。なので、これまでマイクロソフトから公開されたスクリーンショットを再度掲載しておく。発売まで、あと1日の辛抱だ……


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Dolby and the double-D symbol are trademarks of Dolby Laboratories.

□Xboxのホームページ
http://www.xbox.com/ja-jp/
□「Halo 2」のページ
http://www.xbox.com/ja-JP/games/halo2/
□パイオニアのホームページ
http://www.pioneer.co.jp/
□ドルビーラボラトリーズインターナショナルサービスインクのホームページ
http://www.dolby.co.jp/
□関連情報
【9月3日】マイクロソフト、Xbox「Halo 2」11月11日発売決定
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20040903/halo.htm
【10月14日】Microsoft、Xbox「Halo 2」マスターアップ!! 戦いは地球へ!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20041014/halo.htm

(2004年11月9日)

[Reported by 船津稔 / Tyokuta@ukeru.jp]


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