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CESA、「第8回 CESA GAME AWARDS」受賞作発表
最優秀賞はカプコン「MONSTER HUNTER」

10月27日 発表

辻本憲三氏は、「CESA GAME AWARDS」をメインイベントのひとつとし、一般への認知度を上げ、制作者は励みにして欲しいとコメントしている
 社団法人コンピュータエンタテインメント協会 (CESA) は、2003年4月1日から2004年3月31日までに国内で発売されたゲームを対象とした「第8回 CESA GAME AWARDS」の発表を行なった。

 この賞はコンシューマゲーム機、PC、携帯アプリなどジャンルを問わず優れたコンピュータエンターテインメントソフトウェアを選考、表彰する。これに加え、東京ゲームショウ2004に出展された中から、期待作をファン投票で決する「GAME AWARDS FUTURE」、そして今回新設された、埋もれている作品や新たな才能の発掘を目指し、プロ・アマ問わず作品を募集する「GAME AWARDS INDIES」も発表された。

 まず最初に壇上に上がった会長の辻本憲三氏は「『CESA GAME AWARDS』はCESAにとってメインイベントのひとつ。ユーザーに対してはこの賞を広め、認知度の向上を図り、ゲームの制作者にとっては励みとなるようにしたい」と挨拶。

 今回、最優秀賞を受賞したのはカプコンのプレイステーション 2用オンライン対応アクション「MONSTER HUNTER」。独創的かつ完成度の高いグラフィックと、“狩り”という行為の中でプレーヤーに自由度を与えたゲームデザイン、ネットワークゲーム初心者でもプレイできる敷居の低さなどが評価対象となった。

 「MONSTER HUNTER」の制作を手掛けた田中氏と藤岡氏は壇上に上がりまずはガッチリと握手を交わした。プロデューサーの田中氏は「とにかくゲーム出すまで長かったということと、本当にいろんな人が関わって作ったタイトルとして記憶に残っている。オンラインで最高のグラフィックで、最高のアクションゲームをつくろうというコンセプトで立ち上げ、いろんなものを削ったり、逆に技術の進化で再度作り直したりして時間がかかったけど、本当に良かったなぁと思います」と振り返った。

 また、ディレクタをしていた藤岡氏は「でかいモンスターを狩りたい……というコンセプトで作り始めたんですが、ネットで遊ぶ以上制限ができてしまいます。クセのあるゲームだけど、そこも含めて面白いとユーザーには言ってもらって嬉しい。『MONSTER HUNTER』はようやく土台ができたかなという感じ。これから成長して進化させていきたい」と、現在制作されているモンスターハンターG」に向けて、今後の抱負も語った。

 優秀賞はプレイステーション 2「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」やゲームキューブ「テイルズ オブ シンフォニア」など10作品が選出された。ユーザーに指示されての受賞だが、壇上に上がった制作者達の多くが「大賞が欲しかった」と残念そうにコメントを残していたのが印象的だった。

 このほかベストセールス賞が、国内で219万本、全世界で600万本という驚異的なセールスを記録したポケモンの「ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン」が受賞。グローバル賞にはエレクトロニック・アーツの「ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド」とユークスの「エキサイティングプロレス5」がそれぞれ受賞した。

 また、特別賞にはソニー・コンピュータエンタテインメントの「EyeToy: Play」、スクウェア・エニックスの「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」、そして任天堂の「ファミコンミニ シリーズ」の受賞が決まった。「ファミコンミニ シリーズ」について同社は「正直言って、20年前にリリースしてまた今回発売して2度美味しい商売をさせてもらっている。ファミコンエミュレータの開発はこれまでも行なっており、技術的な改良を行なってきた。今回はおまけではなく、多くのファミコンメーカーの協力で“エミュレータ”というひとつの商品として発売できた。あたらしいゲームをリリースする傍らでちょっと変わった面白い企画をやっていきたい」とコメントした。

最優秀賞を受賞したカプコンの「MONSTER HUNTER」チーム。壇上に上がるとまずはガッチリと握手を交わした。受賞の喜びが伝わる瞬間だった。藤岡氏は「ネットで遊ぶ以上は制約ができてしまい、クセのあるゲームだが、そこも含めてユーザーには面白いと思ってもらった」とコメントした
優秀賞を受賞した各メーカーだが、多くのメーカーの担当者は「最優秀賞でなくて残念……」と口惜しそうにコメントしていた。 特別賞を受賞した「EyeToy :Play」、「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」、「ファミコンミニシリーズ」 グローバル賞。EAの「Need for Speed Underground」とユークスの「エキサイティングプロレス 5」が受賞
ベストセールス賞を受賞したのは「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」219万本、全世界で600万本のセールスを記録 最優秀賞、特別賞、グローバル賞などの受賞者を集めたフォトセッション 今後、小売店などにこのポスターが貼られ、受賞作品にはロゴシールが貼られ、「CESA GAME AWARDS」を広くアピールしていきたいという


【GAME AWARDS 2003-2004】
■ 最優秀賞
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
MONSTER HUNTER カプコン プレイステーション 2
■ 優秀賞
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
鬼武者 3 カプコン プレイステーション 2
塊魂 ナムコ プレイステーション 2
逆転裁判 3 カプコン ゲームボーイアドバンス
grand theft auto III カプコン プレイステーション 2
戦国無双 コーエー プレイステーション 2
テイルズ オブ シンフォニア ナムコ ニンテンドーゲームキューブ
ドラゴンクエストV 天空の花嫁 スクウェア・エニックス プレイステーション 2
ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン ポケモン ゲームボーイアドバンス
みんなのGOLF 4 ソニー・コンピュータエンタテインメント プレイステーション 2
ワールドサッカー ウイニングイレブン 7 コナミ プレイステーション 2
■ ベストセールス賞
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
ポケットモンスター ファイアレッド/リーフグリーン ポケモン ゲームボーイアドバンス
■ グローバル賞
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
エキサイティングプロレス 5 ユークス プレイステーション 2
ニード・フォー・スピード アンダーグラウンド エレクトロニック・アーツ プレイステーション 2/ニンテンドーゲームキューブ/Xbox/ゲームボーイアドバンス/PC
■ 特別賞
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
EyeToy: Play ソニー・コンピュータエンタテインメント プレイステーション 2
剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣 スクウェア・エニックス その他
ファミコンミニ シリーズ 任天堂 ゲームボーイアドバンス


 一方、これから発売されるソフトを対象とした「GAME AWARDS FUTURE」の授賞式にはトップクリエイターがズラリと勢揃いした。「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」の発売が控えている堀井雄二氏は「発売まであと1カ月、ここまできたら発売延期はありません」とコメントし笑いを誘った。

 「METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER」の発売が控えている小島秀夫氏は「昨年も頂いたので、2回目の受賞です来年は“FUTURE”じゃない賞をもらいたい」と意気込みを語った。

「GAME AWARDS FUTURE」の表彰風景。右写真は最後に行なわれたフォトセッション 「GAME AWARDS FUTURE」には有名クリエイタがズラリ勢揃い。写真はナムコの吉積 信氏、「ドラゴンクエスト」シリーズの堀井雄二氏、カプコンの小林裕幸氏
こちらも「GAME AWARDS FUTURE」受賞作で登壇したクリエイタ。「メタルギアソリッド」シリーズの小島秀夫監督、スクウェア・エニックスの山岸功典氏。カプコンの稲船敬二氏 「ワンダと巨像」で「GAME AWARDS FUTURE」を受賞した海道賢仁氏も登場


【GAME AWARDS FUTURE】
受賞タイトル 受賞社名 プラットフォーム
キングダム ハーツ II スクウェア・エニックス プレイステーション 2
グランツーリスモ 4 ソニー・コンピュータエンタテインメント プレイステーション 2
テイルズ オブ リバース ナムコ プレイステーション 2
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 スクウェア・エニックス プレイステーション 2
バイオハザード 4 カプコン ニンテンドーゲームキューブ
バーンアウト 3: テイクダウン エレクトロニック・アーツ プレイステーション 2
Halo 2 マイクロソフト Xbox
METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER コナミ プレイステーション 2
ラジアータ ストーリーズ スクウェア・エニックス プレイステーション 2
ロックマン エグゼ 5 チームオブブルース/チームオブカーネル カプコン ゲームボーイアドバンス
ワンダと巨像 ソニー・コンピュータエンタテインメント プレイステーション 2


 なお、「GAME AWARDS INDIES」の大賞を受賞したのは、講師をしている生島大氏。生島氏は、「生徒からアイディアを求められこのアイディアを出したのだが、ウケが悪かった。そこで、自分で作ることにしたのだが、ハンバーガーの具を考えるのが大変で、ハンバーガーを出している会社のホームページを見るなど苦労した」と制作秘話を披露した。

 優秀賞は「MANNEKENPIS」を制作した小沼雅嗣氏。小沼氏は「自分が作るのは独創的なゲームばかりで、このゲームもゲーム会社に持ち込んだが、全く取り合って貰えなかった。ずっと作る気にならなかったが、いま、独創的なゲームが求められているので、出してみようかなと思った」と制作する動機を語った。

【GAME AWARDS INDIES】
■ 大賞
受賞タイトル 受賞者 プラットフォーム
バーガーメーカー 生島 大 PC
■ 優秀賞
受賞タイトル 受賞者 プラットフォーム
MANNEKENPIS 小沼 雅嗣 PC


 今後、「CESA GAME AWARDS」の認知度向上を図るため、ゲームの小売店などに同賞のポスターを貼り、受賞作にはロゴシールが添付される。

□CESAのホームページ
http://www.cesa.or.jp/
□「CESA GAME AWARDS」のページ
http://awards.cesa.or.jp/
□「第8回 CESA GAME AWARDS」リリース
http://awards.cesa.or.jp/release/041027.html

(2004年10月27日)

[Reported by 船津稔]


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