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アイディアファクトリー、「ネバーランド」シリーズ最新作
PS2「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ II」

2005年1月20日 発売予定

価格:7,140円(通常版)
   9,240円(限定版)


 アイディアファクトリー株式会社は、プレイステーション 2用「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ II」を2005年1月20日に発売する。価格は、通常版が7,140円、限定版は9,240円。

 「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ II」は、2003年10月に発売された「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ」の続編となるシミュレーションRPG。舞台は同社が異なるシリーズで共有するファンタジー世界“ネバーランド”。時代背景は、前作の直後にあたる魔導世紀1053年となっている。

 ネバーランドは、第2次ネバーランド大戦より、魔族側に統治されていたが、魔導世紀1053年、魔族による大虐殺をきっかけに人間側の反撃が開始され、後に「七年戦争」と呼ばれる壮絶な争いの火蓋が切って落とされるところから、ストーリーは始まる。

【STORY】
 ネバーランドと呼ばれるこの世界とは別の次元に存在する世界。その世界には、魔族と呼ばれる種族、人間、有翼人種など様々な生き物が存在する。その中でも2大勢力である人間と魔族は覇権を巡り、長い年月争いを続けていた。
 魔族から人間へ、人間から魔族へと覇権は時の流れと共に移り行き、第1次ネバーランド大戦と呼ばれる世界全土を巻き込んだ大乱では、人間側が勝利を収めたが、その後に勃発した第2次ネバーランド大戦によって、世界の趨勢は再び魔族の手に帰するところとなった。

 そんな、魔族が世界を支配下に置いていたある時、魔導世紀1053年……

 深き緑に覆われたペトゥンと呼ばれる地方の小さな村で、悲劇は起きた。時の盟主となった魔族の大国ネバーランド皇国軍による虐殺と破壊。その悲劇はそこだけに留まらず、決まって人間だけが住む町や村で起こり、なおも続いた。ネバーランド皇国軍の横暴、魔族支配による抑圧、魔族への憎しみ、それらネバーランド皇国への憎悪は日に日に募り、抵抗勢力である人間のレジスタンスを生んだ。

 当初ささやかな反抗勢力でしかなかったレジスタンスは人心の拠り所となり、日に日にその勢力を増し、かつてネバーランドの大地を人の手に帰した一大帝国、シンバ帝国の名を復古させるに至る。

 地図にも載らない小さな村。だが、そこで起きた惨劇が、やがてネバーランド全土を巻き込む争乱へと発展していくことになる。

 後に、『七年戦争』と呼ばれることになるこの争いは、こうして静かにその幕を上げるのであった。



“ヒストリカル・ポイント”で歴史は分岐していき、自分だけの歴史が出来上がっていく
マップ上に表示されたいくつものポイントから、行きたい場所を選択する
 ゲームは、マップ移動とイベントおよび戦闘を繰り返して進行する。そして一定数のイベントをクリアすると、歴史の節目となる“ヒストリカル・ポイント”が発生し、歴史が変動していく。また、異なる勢力に属する3人の主人公を切り替えてプレイできる「クロスサイト」システムを採用しており、どのイベントをどのキャラクタで挑んだかによっても、その後の展開も変化していく。

 マップ移動では、マップ上に街などのポイントがあり、イベントがあるポイントには「Event Point」表示がされ、そこへ移動するとイベントが発生し、ストーリーが進行する。ここでイベントではなく戦闘のあるポイントへ移動することで、繰り返し戦闘を行なうことができ、経験値などを稼ぐことができる。

 戦闘システムは「シフトタイムバトル」を採用している。これは、各キャラクタにアクティブポイント(AP)が設定されており、これを消費することでさまざまな行動がとれる。「待機」を選択し、APを溜めておくと、行動順が早く回ってくるようになり、連続攻撃などで戦闘を有利に進めることができる。
「チャージ」攻撃にオリジナルスキルを組み合わせることで150ヒット超も可能
各キャラクタには最大2段階のクラスチェンジが用意されている
 攻撃方法には通常攻撃以外にも、複数キャラクタで連続攻撃をする「チャージ」に、今作では新たに1人で連続してスキルを使用できる「ホールド」があり、いずれも効果抜群。しかも、その中で各キャラクタのオリジナルスキルを使用することができ、組み合わせによっては、100ヒット以上の連続攻撃を叩き込むことも可能となっている。また、特定のオリジナルスキルをチャージで連携すると、より強力な「合体技」が発動する。

 戦闘などで得たアイテムは、街の「開発所」で合成や開発を行なえる。また、合成とは別にアイテムを消費することで、スキルを開発することもできる。

 キャラクタの成長は経験値によるレベルアップのほかに、ステージクリアやレベルアップ時に獲得できるポイントを使って、ステータスに自由に割り振ることができる。これによって、万能型からスペシャリストまで、自分好みのキャラクタに育てることが可能となる。さらに、レベルが上がっていくと、最大2段階のクラスチェンジをすることができ、スキルの最大スロット数の増加や、オリジナルスキルの取得などのメリットがある。

 パッケージは通常版と限定版の2種類で発売される予定だが、限定版の内容については現在のところ未定となっている。


【登場キャラクタ】

■ ナイヅ / CV : 菅沼久義

 新生シンバ帝国軍所属。
 強い正義感を持つ無口な青年。剣の腕は超一流で、独特の剣技を繰り出す。
 ネバーランドを旅していたが、ふとしたことがきっかけで、フィフティシア解放軍に組することになる。その後、新生シンバ帝国へと姿を変えてからも、将官として働いている。

■ レイリア / CV : 島本須美

 新生シンバ帝国の本隊唯一の女性将官。
 14歳の頃、賊に村を襲われて戦い負傷していたところを、剣士アンクロワイヤーに助けられる。その後、彼の下で育てられ、一軍を任されるほどの剣技や戦術を会得した。

■ アウル・ファルシオン / CV : 菅沼久義

 新生シンバ帝国軍所属。
 前新生シンバ帝国を名乗り挙兵したケイ・ファルオンの孫で、新生シンバ帝国軍の正統継承者は自分だと信じている。
 祖父と両親を魔族に殺されて以来、魔皇軍に対して強烈な憎しみを持っている。

■ コルウィン / CV : 笹田貴之

 新生シンバ帝国軍所属。
 魔法都市ガレーナで修練を積んだ魔術師。マークスと同じ孤児院の出身で、真面目で礼儀正しく冷静なことから、彼のお守役を務めることが多い。
 普段は真面目な彼も、ネバーランド皇国軍に対して強い敵対心を持っており、まれに暴走することがある。

■ マークス / CV : 笹田貴久

 新生シンバ帝国軍所属。
 コルウィンと同じ孤児院の出身で、英雄にあこがれている純朴な青年。
 フィフティシア解放軍の設立後、自分と同じような孤児をこれ以上増やさないために、真っ先に入隊した。

■ ヒロ / CV : 宮村優子

 ネバーランド皇国軍所属。
 1,000年以上昔に世界を制していた大魔王ジャネスの娘。“爆炎の申し子”と呼ばれるほどの強力な魔力を持つ。
 第1次ネバーランド大戦終結後は、その身を隠していたが、ネバーランドの異変に気付き目覚める。

■ アウドライド / CV : 西原翔吾

 ネバーランド皇国軍の幕僚シーグライド麾下の武将。第2次ネバーランド大戦では武勲を上げている。
 常に冷静沈着で、ヒロがネバーランド皇国軍に帰順してからは、彼女の参謀として活躍している。

■ ロゼ / CV : 金月真美

 ネバーランド皇国軍を立ち上げた人物で、現君主。魔族と人間のハーフで、魔王の血を引いているとも言われている。
 妹を人間に殺されたことから、一時は復讐を誓うが、今では人魔共存を目指している。

■ マックス / CV : 池田秀一

 ネバーランド皇国軍の諜報員。
 襲撃事件が多発していた時期に、ネバーランド皇国軍に雇われ、ヒロの部隊に配属される。
 お調子者で、ナンパな外見だが、高い射撃能力を持つ。いろいろと謎の多い人物。

■ ミュウ / CV : 野中藍

 ローゼス解放軍所属。
 明朗だが、天然系おっちょこちょいな少女。勇者になることを夢見ている。
 学園都市の勇者育成学部の卒業生。ネバーランド皇国軍が探し求めている武器「天魔剣」の持ち主。

【スクリーンショット】


(C)IDEA FACTORY

□アイディアファクトリーのホームページ
http://www.ideaf.co.jp/
□「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ II」のページ
http://www.ideaf.co.jp/spectral/souls2.html
□関連情報
【2003年7月25日】スペクトラルの名を冠した新作が登場
アイディアファクトリー、PS2「新紀幻想 スペクトラル ソウルズ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030725/ss.htm

(2004年10月8日)

[Reported by 滝沢修]


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